印西にて

2015-01-17 20:17:47 | 印西爽居

 千葉県に建てた「印西爽居」に、点検のために訪れました。

 竣工してから6年が経ちました。ピカピカだったところが落ち着き、素材は経年変化の味わいを出すようになり、庭木は大きく成長しました。
独特の存在感を出すようになり、腑に落ちました。じんわりといいなあと思うことができ、このようなときに、この住宅をつくってよかったと実感します。
それもこれも、施主のKさんが愛着をもって手入れをしてくださり、大切にして暮らしていただいているから。

 工務店の工事監督さんと見廻りながらチェックをして、一部、手直しをした方がよいところもありました。これから修繕の段取りにはいります。

 オーダーを受けて住宅をつくることのよいところは、誰のためにつくっているかがはっきりわかっていることなのだと思います。
敷地の状況や、その人の生活に合わせてつくる。
当たりまえのことのようでありながら、建物というモノばかりに意識がいくと、根本の部分でおかしなことになってしまいます。
建物というモノをつくることを通して、最終的には、施主にとっての「居場所」をつくることが大切なのですから。ぼくはそのように思います。



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