「新しい住まいの設計」2007年11月号に、僕の師である村田靖夫の事務所で担当した住宅が掲載されました。市街地のなかに建つ小さなコートハウス(中庭型住宅)。
小さな敷地だからこそ、その明るい中庭や、遠くまで見渡せる屋上庭園が、かけがえのないユートピアのように感じれらたのを、今でもよく覚えています。
誌面からは、住まい手が大好きな植栽を愛でながら、楽しそうに暮らしている様がうかがい知れました。設計中や工事現場にかかりっきりになっていたときは、この住宅のすべてを僕が把握していると実感していました。竣工し引き渡してから、こうして住まい手によって大切にされている様を拝見するのはとても嬉しいことであると同時に、どこか僕の掌中から遠ざかっていってしまうような寂しさも、心のどこかに覚えました。
誌面にあった、下の写真のような言葉。
いつか、ひとりでも多くの人にそのように言ってもらえるように、日々努力あるのみですね。
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