出版関係の話題が続きますが、今回は我が事務所の作品の登場です(笑)
雑誌 「WaSaBi 和・沙・美」11月号に、自由が丘の家が掲載されました。
「時を重ねる」という主題でつくっていった住宅と庭を、美しい文章と写真で構成していただくことができ、設計者としては嬉しい限りです。
建物ができあがると、通常「竣工写真」と呼ばれる無人の記録写真を撮ります。これは、建物の姿カタチに込められた意図を記録する上では有用なものですが、特に住宅においては、それだけではあまり魅力や良さが伝わりきらないことも多いものです。それはやはり、住宅は生活の器であり、住まい手の生活とともに味わいを出していくべきものだからだと思います。
今回とりあげていただいた「自由が丘の家」は竣工後5年が過ぎました。雑誌のなかの写真から、ゆっくりと時間を帯びた雰囲気が伝われば、これ以上の歓びはありません。
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