peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ノリウツギ(糊空木)の紅葉?

2005年10月11日 | Weblog
ノリウツギ(糊空木)ユキノシタ科 アジサイ属 Hydrangea paniculata

樹皮(内皮)からとった粘液を紙漉きのときの糊料にしたのでこの名があるという。別名の「サビタ」の名でも知られている。北海道では、茎の中空を利用してパイプが作られ、「サビタのパイプ」というとか。

 山野の日当たりの良いところに生える落葉低木。高さは2~4m。葉は有柄で対生、ときに3輪生し、長さ5~15cmの卵状楕円形で先は尖る。

 花期は7~8月。花は円錐状につくのが特徴で、小さな両性花多数と白い装飾花つける。装飾花には花弁状の萼片が4個ある。

 分布:北海道、本州、四国、九州、南千島、サハリン、中国、台湾

 画像は、美しく紅葉?した「ノリウツギ(糊空木)」の花。他のアジサイの仲間同様、いつまでも花を付けているので、このようなきれいな紅葉?が楽しめる。

フウセンカズラ(風船葛)の果実

2005年10月11日 | Weblog
フウセンカズラ(風船葛)ムクロジ科 フウセンカズラ属 Cardispermum halicacabum

北アメリカ南部原産のつる性の多年草。日本では1年草として扱う。春に種子まきして、夏の庭や鉢植えで楽しむ。日当たりを好み、高温になると生長する。茎は細くつるになって延び、巻きひげで外のものにからみつく。

 葉は3出複葉または2回3出複葉で互生する。7~8月、葉のつけ根から細い花柄をのばし、直径3~5mmの白い小さな花を開く。

 果実は3稜のある風船形で、中に3個の黒い種子が入っている。花は小さくて目立たないが、果実が面白いので人気がある。

 画像は、風船形の面白い形をしている「フウセンカズラ(風船葛)」の実。小さな花も咲いているのが見える。