10月21日、一関市大東町大原の山吹城本丸跡に生えているイチョウの巨樹の下で、果実のように見えるオオバジャノヒゲ(大葉蛇の髭)の種子を見つけた。
オオバジャノヒゲ(大葉蛇の髭)ユリ科 ジャノヒゲ属 Ophiopogon planiscapus
山野の林内に群生する常緑の多年草。地中に長い走出枝(ランナー)をのばして増える。葉はジャノヒゲより厚くて幅が広く、長さ15~30cm。幅4~7mm。
7~8月、高さ20~30cmの花茎の上部に淡紫色または白色の花をまばらな総状につける。花は長さ6~7mmで、横向きまたは下向きに開く。種子はくすんだ灰緑黒色。
ユリ科のジャノヒゲ属やヤブラン属の果実は果皮が早い段階で落ちてしまうので、種子はむき出しのまま成熟す。 分布:本州~九州
画像は、オオバジャノヒゲ(大葉蛇の髭)の種子。葉はジャノヒゲよりヤブランに似ているが、花は下向きまたは横向きに咲く。果実のように見えるのはむき出しになった種子で直径7mmほど。