peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

シンビジウム(Cymbidium)

2007年02月21日 | Weblog
一関市川崎町のシンビジウム(Cymbidium)
2007年2月20日




2007年2/20(火)、初夏のような陽気になったこの日、一関市川崎町諏訪前にある「川崎生涯学習ステーション・まなぽーと」に行きました。
 すぐ隣りにある「三季」というレストランにお昼を食べに立ち寄ったのですが、出入り口に「シンビジウム(Cymbidium)」が飾られていました。






シンビジウム(Cymbidium)ラン科 シュンラン属 Cymbidium spp.
熱帯や亜熱帯に自生するランの仲間は、おびただしい数にのぼるという。この中から美しいものや変わった形のものなどがヨーロッパに運ばれ、温室の草花としてより美しく豪華に改良された。かつては貴族や金持ちだけが楽しめる高級な花であったが、現在では好きでさえあれば、誰でも栽培できる花になっているとのこと。

 日本へは明治時代に入り、西洋から来たので「西洋ラン」と呼び、「洋ラン」と略されているが、正確には「熱帯ラン」と呼ぶべきものとのこと。中国や日本産の定温性のランの一部は、「東洋ラン」としてまとめられているが、西洋ランとの厳密な区分はないという。

「シンビジウム(Cymbidium)」の仲間は、インド、東南アジア、オセアニア、中国、日本に約70種が自生する多年草だが、このうちいくつかの原種をもとに現在の園芸品種が作出され、300品種以上が鉢花や切花として出回る。
これらは大形種と小形種に大別され、花も大輪、中輪、小輪とさまざまだが、草丈は大きくても80cm、花は1本の花茎に7~30個つき、花径は7~10cm、花色は褐色を帯びた緑、桃、黄、白など。花期は12~4月だが、他の季節には輸入物が出回る。比較的低温に強く、最も育てやすいという。

アカバナマンサク(赤花満作)

2007年02月21日 | Weblog
一関市千厩町舘山公園のアカバナマンサク(赤花満作)
 2007年2月20日









2007年2/20(火)、朝から晴れて初夏のような陽気になったこの日、一関市千厩町千厩にある「舘山公園」に行ってみました。前に行ったときには気がつきませんでしたが、「アカバナマンサク(赤花満作)」が、「花木広場」などに50株ほども植栽されており、丁度今を盛りと咲いているところでした。

アカバナマンサク(赤花満作)に混じって、普通のマンサク(満作)の黄色い花びらも見られました。

















アカバナマンサク(赤花満作)マンサク科 マンサク属 Hamamelis japonica var.obtusata f.incarnata
マンサク科(Hamamelidaceae)マンサク属(Hamamelis)の植物は、落葉低木または小高木で、全体に星状毛があるという。葉は左右不相称。花は4数性で、2~4個が束生する。北アメリカと東アジアに5~6種が分布するとのこと。

「アカバナマンサク(赤花満作)f.incarnata」は、「マルバマンサク(丸葉満作)H.japonica var.obtusata」の一種で、花弁が赤いものを言い、花弁の基部だけが赤色を帯びるものは「ニシキマンサク(錦満作)f.flavo-purpurascens」と呼ばれる。

マルバマンサク(丸葉満作)マンサク科 マンサク属 Hamamelis japonica var.obtusata
日本海側の多雪地に適応したタイプのマンサクで、北海道(奥尻島)、本州(東北地方~取鳥県の日本海側)の山地に分布するという。
 葉は互生し、葉身は長さ6~9cm、幅5~8cmの倒卵形。上半部は半円形で、先端は円形またはややへこむ。裏面の脈腋以外は無毛。葉柄は長さ1~1.5cm。