peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ドイツトウヒ(ドイツ唐檜)の大きな実

2007年02月22日 | Weblog

2007年2/21(水)、奥州市衣川区に出かけた妻が、大きな松ボックリを持ち帰った。「何の実?」と聞くので、「ドイツトウヒの松ボックリ!」と答えると、「トウヒというのは日本語?」と更に尋ねる。「広辞苑に記載されているから読め!」というと「書いておけ!」というから、下記に転載する。

とう-ひ[唐檜]マツ科の常緑針葉樹。本州の亜高山に自生。高さ約30m。樹皮は帯赤暗褐色、葉は針状で短く、下面に白色の気孔線を有する。葉の落ちたあとは枝の表面に葉枕が目立ち、この点でシラビソ属と異なる。花は雌雄同株、小球果を結ぶ。材は建築材・土木用材として檜の代用。

北上市立中央図書館のドイツトウヒ
 2007年2月22日




2007年2/22(木)、きょうも朝から晴れて、日中は初夏のような陽気になりました。妻が北上市立中央図書館(北上市本石町2丁目5-35)に行きたいというので、北上市に行ってきました。図書館の駐車場の所にある「ドイツトウヒ(ドイツ唐檜)」が大きな実をつけていました。









北上市立中央図書館のドイツトウヒの大きな実
 2006年12月2日




きょう(12/2)、北上市の「詩歌の森公園」に隣接している北上市立中央図書館に行きました。駐車場の所に植えられている「ドイツトウヒ(ドイツ唐檜)」が大きな実をつけていました。



ドイツトウヒ(ドイツ唐檜)マツ科 トウヒ属 Picea abies
ヨーロッパ原産の常緑針葉高木で、20~30mになるが、原産地では高さ40m、直径80cmにもなり、中には70mに及ぶものもあるという。

 明治中期に渡来したことが知られており、公園樹、庭園樹、防風樹、楽器材、クリスマスツリーなどによく利用されている。(北海道では鉄道沿いに防雪林として植えられている。)ヨーロッパでは最も価値のある針葉樹。材は建築材、楽器材、パルプ用材などとして利用される。

 別名:ヨーロッパトウヒ、オウシュウトウヒ

 樹冠は鋭円錐形で、老木になると枝が垂れ下がる。樹皮は褐色。老木になると帯紅褐色または灰色になり、厚い鱗片状にはがれ落ちる。
葉は長さ約2cm、横断面は菱形。先端は尖り、多少曲がる。花は5~6月に開花。雌雄同株。

球果はトウヒ属の中では最も大きく、長さ10~20cm、直径3~4cmの長楕円形で、その年の10~11月頃に褐色に熟す。西洋の柱時計の鎖の錘はこの球果をかたどったものだという。