peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

サワオグルマ(沢小車) 2009年5月24日

2009年06月15日 | Weblog
奥州市水沢区「胆沢城跡」のサワオグルマ(沢小車)
 2009年5月24日







2009年5月24日(日)、奥州市水沢区佐倉河字北舘にある
鎮守府八幡宮の近くの草原で、サワオグルマ(沢小車)
と思われる植物が花を咲かせていました。







サワオグルマ(沢小車)キク科 キオン属
Senecio pierotii
日当たりのよい水辺や田んぼの畔など、湿地に生える多年
草で、しばしば群生する。茎は直立し、中空で太くて柔ら
かく、高さ50~80㎝になる。根生葉はロゼット状に出て、
長い柄があり、花時にも枯れずに残る。葉身は長さ12~25㎝、
幅1.5~7㎝の狭長楕円形あるいは披針形で、やや厚くくも毛
がある。茎につく葉は多く、長楕円形または卵状披針形で、
先は尖り、基部は茎を抱き、上部の葉は次第に小形になり広
く茎を抱いている。

花期は4~6月。頭花は黄色で茎の上部に散房状あるいは散形
状に多数つく。直径3.5~5㎝、長い柄がある。総苞はカップ
状をなし、苞片は広披針形。舌状花は黄色。そう果は無毛。
冠毛は白色で花後長く伸びる。

よく似たオカオグルマSenecio integrifoliusは草地に生え、
茎や葉が白い綿毛に覆われているのが特徴で、根元の葉はサ
ワオグルマより小さい。そう果に毛がないのも重要な区別点
である。

分布:本州、四国、九州、沖縄。

サワオグルマ(沢小車)

2009年06月15日 | Weblog
一関市厳美町のサワオグルマ(沢小車)
 2008年6月2日





2008年6月2日(月)、一関市厳美町の国道342号線沿いにある矢びつ
温泉「瑞泉閣」がある近くの休耕田で、「サワオグルマ(沢小車)」
が沢山花を咲かせていました。






一関市厳美町のサワオグルマ(沢小車)
 2006年5月21日





2006年5/21(日)、国道342号線を一関市厳美町真湯に向って車を走ら
せていたら、「矢びつ温泉3km」という案内標識のある所の「カキツバ
タ園」に背の高い植物が黄色い花を咲かせていました。この花は、付近
の休耕田などに沢山咲いていました。カキツバタの花はまだ咲いていま
せんでした。






サワオグルマ(沢小車)キク科 キオン属
Senecio pierotii
日当たりの良い湿地に生える多年草で、湿原や休耕田に群生すること
が多い。太くて柔らかい茎は、中が中空(空洞)になっており、高さ
は50~80cmになる。

根もとの葉は長さ12~25cm、幅1.5~7cmの狭長楕円形。茎につく葉は
卵状披針形で、先は尖り、基部は茎を抱いている。

花は4~6月、茎の先に集まって咲く。頭花は黄色で直径3.5~5cm。
分布:本州~九州、沖縄

良く似た「オカオグルマ(丘小車)」はやや乾燥した草地に生え、茎
や葉が白い綿毛に覆われているのが特徴で、根もとの葉はサワオグルマ
より小さい。

なお、和名は沢沿いなどに自生し、花びらが牛車(ぎっしゃ)の車輪
を思わせることから「オグルマ」がついたとのこと。

ハナビシソウ(花菱草)/カリフォルニア・ポピー

2009年06月15日 | Weblog
奥州市水沢区のハナビシソウ(花菱草)
/カルフォルニア・ポピー 2009年5月24日






2009年5月24日(日)、奥州市佐倉河字九蔵田96-1にある
奥州市埋蔵文化財調査センターに行きました。
国道4号から県道270号(西根佐倉河線)に北上するように
入り、700mほど進んだ所に薬師堂温泉入口がある
のですが、そこの道路脇につくられている花壇で、ハナビシ
ソウ(花菱草)/カルフォルニア・ポピー
が花を咲かせていました。





一関市東山町のハナビシソウ(花菱草)
/カリフォルニア・ポピー 2007年6月15日




2007年6/15(金)、一関市東山町長坂の上の橋(砂鉄川に架かる橋)
の近くの民家の庭で「ハナビシソウ(花菱草)」が鮮やかな黄橙色の
花を咲かせていました。






ハナビシソウ(花菱草)/カリフォルニア・ポピー
ケシ科 ハナビシソウ(エッショルチア)属
Eschscholzia califrnica
北アメリカのカリフォルニアからオレゴン州にかけて分布する
越年草または短命の多年草。原野に群生が見られるカリフォルニ
ア州では州花として保護している。カリフォルニア・ポピーとも
呼ばれる。別名:キンエイカ(金英花)

草丈は30~60cmとなり、茎は分枝性が強く、よく枝分かれし、
株立ちする。茎葉は粉白緑色で無毛。葉は何度も細かく3裂して
掌状をなす複葉。

4~7月、直径5~8cmの花を開く。花色は黄、黄橙、淡紅、橙赤
などがあるが、代表的な園芸品種には、鮮やかな黄橙色で大輪
咲きのオーランティアカcv.Aurantiaca、矮性のコンパクタ cv.
Compacta
、乳白色花のアルバ cv.Alba
半矮性で半八重、橙赤色花のバレリーナ cv.Ballerinaなど多くの
品種がある。花は日が当たると開き、陰ると閉じる。
花弁は4個。

[栽培]耐寒性は強いが、耐暑性は弱い。また、根は直根性を
示すため、大株の移植は難しい。日当たりと、排水性のよい
所を好む。秋10月までに播くと4、5月から開花がはじまる。

ハナビシソウ(エッショルチア)属 Eschscholzia北アメリカ西部
固有の植物で10種ほどある全てが分布する。一年草または
多年草。属名はロシア人の医師、自然科学者であるエッショ
ルツJ.F.Eschscholtz(1793~1831)にちなむ。