peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

平家物語ゆかりの地を巡る旅 京都26:鞍馬寺

2010年02月19日 | 平家物語ゆかりの地を巡る旅

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2010年2月5日(金)、奥嵯峨野の祇王寺~滝口寺と巡った後、高雄山の神護寺へ。その後昼食を予約しているという鞍馬寺山門(仁王門)前にある食事処・雍州路(ようしゅうじ)へ行き、「霊珠(うず)そば」というのを食べました。鞍馬寺は、牛若丸(義経の幼名)が兵法修行したと伝えられていることでも著名であり、牛若丸(義経)ゆかりの遺跡も多く見られるとのこと。(「平家物語」巻8以降)。この寺の見学予定時間は13:00~14:30時。

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 食事処・雍州路(ようしゅうじ):精進料理の店。ここではゆっくり休憩できた。

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  霊珠蕎麦(うずそば)

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 鞍馬寺の山門・「仁王門」:寿永年間(1182~1184)に建立されたものと伝えられているが、現存の「仁王門」は明治44年(1911)に再建、昭和35年(1960)に移築修理されたものといわれている。ただ、左側の扉1枚は寿永年間の頃のものとされている。「仁王門」に安置されている仁王像は湛慶の作と伝えられており、明治の再建時に丹波からここに移されたという。

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 鞍馬寺:鞍馬寺は鞍馬弘教の総本山で、宇宙の大霊(尊天)を本尊とする信仰の道場であり、山内一帯は尊天より活力をいただくべく心浄かに祈りを捧げる浄域である。宝亀元年(770)に鑑真和上の高弟鑑禎(がんちょう)上人が毘沙門天を祀る草庵を結び、延暦15年(796)には藤原伊勢人(いせんど)が王城鎮護の寺として伽藍を建立、爾来衆庶の信仰を集めて来た。豊かに恵まれた大自然の中に、牛若丸ゆかりの地や「九十九折」などの名勝古蹟が散在し「初寅大祭」、「竹伐り会式」など年中行事も多く、四季を通じて訪れる人々の心にやすらぎを与えている。当山。

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一般に門が俗界と浄域との境とされ、門内は聖域である。仁王門の所で愛山費200円を払って境内に入る。仁王門を潜った所に「浄域」の立札があった。

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 敦賀くらま会が寄進した観音像:観音様の蓮華から流れ落ちる、還浄水(げんじょうすい)で手と口を清める。

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 浄域から見た山門「仁王門」

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ここ鞍馬山一円は、鞍馬山自然科学博物苑とされている。

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童形六体地蔵尊(どうぎょうろくたいじぞうそん):天心爛漫な子供の姿のお地蔵さんたち。

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仁王門を潜り、階段を登って行くと、右手に普明殿(ふみょうでん)ケーブルカーの山門駅がある。ケーブルカー利用(片道100円)の場合は、2分ほどで120mも登るので、かなり楽ちんに山を登ることができ、多宝塔駅で降りると、すぐ前に毘沙門堂や多宝塔がある。その先の弥勒堂を経由して本殿金堂へとなる。

左手の坂道を登って行くと由岐神社や川上地蔵堂、義経供養塔などの牛若丸ゆかりの場所を見ることが出来るが、地道の山道なので本殿金堂までは約35分の登り道。その上、多宝塔と毘沙門堂、弥勒堂を見ることが出来ない。

どちらのルートでも本殿金堂へは行けるので、本殿金堂から奥の院へ行かず引き返すなら、往きをケーブルカーで、帰りは由岐神社経由の下り坂コースがお勧めとのこと。

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普明殿(ふみょうでん):智慧の光を象徴する毘沙門天像が奉安されている。ケーブルカー山門駅がある。

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普明殿(ふみょうでん)内の右横がケーブルカー「牛若号」の山門駅。料金を払うと、蓮華の花びらの形の乗車券を渡される。片道100円。

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多宝塔駅まで200mほどあるが、2分ほどで到着する。

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 ケーブルカーの終点、多宝塔駅

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ケーブルカーの多宝塔駅からの道は「新参道」と呼ばれ、300m先に弥勒堂がある。

http://www.y-morimoto.com/s_saigoku/s_saigoku19.html [新西国第十九番 鞍馬寺]


平家物語ゆかりの地を巡る旅 京都25:神護寺とシシガシラ(獅子頭)

2010年02月19日 | 平家物語ゆかりの地を巡る旅

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2010年2月5日(金)、高雄山神護寺の見学予定時間は10:40~12:00時。バスが駐車している所に戻る時間を考えるとそろそろ帰らなければならな時間になった。境内の奥にあった弘法大師によって、弘仁3年(812)潅頂伝授のために掘られたと伝えられる「閼伽井(あかい)」のそばに、シシガシラ(獅子頭)が群生していました。

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下り坂を下りていると、清滝川の向こう側に「もみぢ屋」旅館と思われる建物が、見えてきました。

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同行者がトイレに行くというので従いて行きました。清滝川のほとりに建っている旅館などが並ぶ奥の方にトイレがありました。

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清滝川に架かる高雄橋の所で11:50時でしたが、写真を撮って歩いていたら、最後になってしまいました。上り坂を登っていたら、行くときには気づかなかった夏蜜柑がありました。

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先を行く同行者たちが見えましたが、この階段で足があがらなくなり、約束の時間(12:00)より2分ほど遅れてしまいました。ほんとうに疲れました。

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シシガシラ(獅子頭) シシガシラ科 ヒリュウシダ属 Blechnum niponicum

北海道から九州の山地の林の中や原野に多い常緑性のシダ(羊歯)植物。山里近くの道端や土手などでもよく見られる。葉が株の中央から放射状に展開しており、葉先はやや尖る。和名は、この葉姿が獅子舞の「獅子頭(ししがしら)」の頭髪部分を思わせることによる。栄養葉は緑色で長さ約40㎝、幅は10㎝ほど。葉の主茎[葉軸]から左右へ約30対の羽片が伸びている。この羽片は葉軸と接する側がくびれないので、独立した羽片でない。それで、この葉は複葉ではなく単葉である。葉軸の表面に凹んだ溝があることと、葉幅は中段より上が幅広く見える。この2つが特徴。胞子葉は淡黄緑色で、栄養葉より少し高く伸び、羽片は栄養葉より細い。胞子が熟すと褐色になる。[以上、山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓名前図鑑・野草の名前(秋冬)」より]