2010年2月25日(木)、2/23、2/24に勝るとも劣らないほどのいい天気になった。道の駅・厳美渓()で、2/12~3/10の日程でクリスマスローズの展示即売会が開かれているので見てきた。
クリスマスローズ(ヘレボルス)属 Helleborus:ヨーロッパ、地中海沿岸、西アジア、一部は中央アジアに及び、約15種が分布する常緑性または落葉性の多年草。葉は長い葉柄をもち、鳥足状に深裂する。花は集散花序をなす。萼片は5で花弁は退化している。
クリスマスローズ H.niger :ヨーロッパ中部から南部、さらに西アジアに分布し、古くから栽培されている。しばしばレンテンローズと混同される。無毛の常緑多年草で、根出葉は鳥足状となり7~9深裂する。花茎は15㎝ほどで、頂部に径5~6㎝の白色の花を2~3つける。花弁状の萼片は5、外側(背面)が淡い紫紅色を帯びることがある。花弁は小さい蜜腺状で、雄しべの周りにつく。栽培:土質は特に選ばないが、半日陰で適当な水分をもち、排水性の良い肥沃な場所を好む。繁殖は株分け、種子による。花期:12~2、3月。
レンテンローズ H.orientalis:ギリシャ、トルコなどの原産で耐寒性が強い。根茎はよく分枝する。常緑の根出葉は1~2葉つき、鳥足状の葉は5~11深裂し、裂片は楕円状披針形または広披針形となる。葉柄はよく伸び45~60㎝となる。花柄を伸ばし、3~4花をつける。花径は6㎝ほどで、やや下向きに咲く。開花はじめはクリーム色、のちに褐色を帯びた黄緑色になる。花弁状のものは萼片で、花弁は退化して小さな蜜腺状となる。他種との交雑が容易で、ピンク・スポットド cv.Pink Spotted>/strong>など多くの園芸品種があり、花色もクリーム、紫紅赤、黄緑、複色と多彩。栽培:クリスマスローズに準ずる。花期:2月下旬から4月。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]