peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市大東町摺沢のボタンヅル(牡丹蔓) 2016年8月12日(金)

2016年08月13日 | 植物図鑑

2016年8月12日(金)、一関市大東町摺沢JR大船渡線と県道19号線に挟まれた緑地に生えている樹木に覆い被さって繁茂しているボタンヅル(牡丹蔓)が、白い花を沢山咲かせていました。

ボタンヅル(牡丹蔓)キンポウゲ科 クレマチス(センニンソウ)属 Clematis apiifolia

日当たりのよい山野に生える木質のつる植物。葉は小葉が3個ある複葉で対生する。小葉は長さ3~6㎝で、先は尖り、縁には不揃いの鋸歯がある。葉がボタンの葉に似ているので「牡丹蔓」の名がある。8~9月、直径2㎝ほどの白い花が群がってつく。花には花弁は無く、花弁状の萼片が4個ある。萼片の外側には白くて長い毛がある。果実はそう果で、先端に花のあと伸びて羽毛状になった花柱が残り、風に乗って散布される。分布:本州~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より] 


一関市大東町渋民のセイヨウニンジンボク/ヴィテックス 2016年8月12日(金)

2016年08月13日 | 植物図鑑

2016年8月12日(金)、一関市立渋民市民センター(一関市大東町渋民字伊勢堂)に行きました。渋民保健センターの前から通じている道路沿いにある民家の庭に造られている花壇に植栽されているセイヨウニンジンボク/ヴィテックス紫色の花を沢山咲かせていました。 

(下)一関市大東町摺沢字石倉の343号線沿いの民家の庭に植栽されている

セイヨウニンジンボク/ヴィテックス

セイヨウニンジンボク シソ(クマツヅラ)科 ヴィテックス属 Vitex agnus castus 

南ヨーロッパ、西アジア原産の耐寒性落葉低木樹高:2~3m。花序高:15~20㎝。花色:紫、白。開花期:6~8月。特徴:細長い小葉を掌状に広げ、紫(白)色の小花を穂状につける。育て方:日なたと水はけのよい用土を好む。暑さに強く強健。春に刈り込むと適度の高さで花が咲く。花がら摘みを小まめにして次の開花を促す。鉢植えは水やりがポイント。[講談社発行「花を調べる花を使う・四季の花色大図鑑」より]


一関市立渋民市民センターのマリーゴールド 2016年8月12日(金)

2016年08月13日 | 植物図鑑

 

2016年8月12日(金)、一関市立渋民市民センター(一関市大東町渋民字伊勢堂)に行きました。ゲートボール場の傍に造られている花壇にサルビア・スプレンデンス/スカーレット・セージと共に植栽されているマリーゴールド橙~黄色い花を沢山咲かせていました。 

マリーゴールド キク科 タグテス(マンジュギク)属 Tagetes

熱帯及び温帯アメリカとアフリカ(1種)に、約50種が分布する一年草または多年草。属名はエトリアの神の名のタゲースTagesに因(ちな)む。

マリーゴールド Tagetes spp.

古くから改良が進み、多数の品種があるが、大別して「マンジュギク」の和名があるアフリカン・マリーゴールドT.erectaと、和名「クジャクソウ」フレンチ・マリーゴールド T.patula、及び良種の交雑種の系統がある。

アフリカン種はメキシコ原産の一年草。草丈1~1.5mになるが、20㎝の極矮性種もある。頭花は径7~12㎝、八重ないし万重咲き。花色は乳白、淡黄、黄、橙。園芸品種’トレビアン・イエロー’なcv.Tresbien Yellowどがある。

フレンチ種はメキシコ、グアマテラ原産の一年草。草丈20~50㎝。前者より草姿が優美。頭花は径3~5㎝、一重、八重咲き。花色舌状花が黄、橙、赤褐色、斑入りなど。筒状花は黄、橙色。

園芸品種’ディスコ・フレーム’ Tagetes patula cv.Disco Frame、’プチ・ハーモニー’ Tagetes patula cv.Petit Harmony、’エスパーニャ・レッド・マリエッタ’ Tagetes patula cv.Espana Red Marietta、’ハーレクイン’ Tagetes patula cv.Harlequinなどがある。交雑種は3倍体で、フレンチ種より強健。’レッド・ナゲット’ Tagetes cv.Red Nuggetなどがある。花壇、鉢物用。ホソバクジャクソウ T.tenuifoliaも一部栽培されている。

栽培:春播きは初夏から秋まで開花するが、夏の高温期に開花を休むことが多い。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]