peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

金ケ崎町「伊東家侍住宅」のミセバヤ(見せばや) 2016年10月30日(日)

2016年11月02日 | 植物図鑑

ミセバヤ(見せばや):淡いピンクの花のかたまりと青白い葉が美しい。

2016年10月30日(日)、胆沢郡金ケ崎町「金ケ崎町城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区」にある伊東家侍住宅でランチをいただきました。妻の友人と一緒だったので、コーヒーをサービスしていただきました。食堂の入口に展示されていた鉢植えのミセバヤ(見せばや)が、淡紅色の小さな花が丸い固まりになって沢山咲いていました。 

ミセバヤ(見せばや)ベンケイソウ科 セダム(キリンソウ)属 Sedum seiboldii

「見せばや」「見せたい」という意味。誰かに見せたいほど花が美しいということからこの名がある。香川県の小豆島に自生のものがあるが、古くから栽培され、また石垣などに野生状態になっているものも見られる。茎は長く伸びて下向きに垂れ、肉厚の丸い葉が3個ずつ輪生する。長さ2~3粉をふいたような白っぽい緑色。花期10~11月。茎の先に淡紅色の小さな花が丸い固まりになって咲く。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より] 


金ケ崎町「伊東家侍住宅」のホトトギス(杜鵑草) 2016年10月30日(日)

2016年11月02日 | 植物図鑑

2016年10月30日(日)、胆沢郡金ケ崎町「金ケ崎町城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区」にある伊東家侍住宅でランチをいただきました。妻の友人と一緒だったので、コーヒーをサービスしていただきました。庭に植栽されているホトトギス(杜鵑草)が、橙紫色の斑点が散らばっている花を沢山つけていました。また、近くにはヤマホトトギス(山杜鵑草)と思われる植物も植栽されていました。 

ホトトギス(杜鵑草):花全体にそばかすのような紫色の斑点が散らばっている。

(下5つ)ヤマホトトギス(山杜鵑草)と思われる植物。

 ホトトギス(杜鵑草)ユリ科 ホトトギス属 Tricyrtis hirta

山地のやや湿った所に生える多年草。茎や葉には毛が多く、高さは40~100㎝になるが、崖などでは垂れ下がって生える。葉は互生し、長さ10~20㎝の長楕円形または披針形で、基部は茎を抱く。8~9月、葉の付け根に直径約3㎝の花上向きに咲く。花全体に紫色の斑点が散らばっているのを、ホトトギス(杜鵑鳥)の胸の模様にたとえてこの名があるという。分布:北海道(西南部)、本州(関東地方以西)、四国、九州。

ヤマホトトギス(山杜鵑草)ユリ科 ホトトギス属 Tricyrtis macropoda

山野の林の中に生える多年草。高さは30~80㎝。花期7~9月。ホトトギスに比べて花の斑点はまばらで、ほとんど目立たないものもある。またホトトギスやヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)とは花の付き方が違い、茎の先や上部の葉のつけ根から長い柄をのばし、散房状に花をつける。花びらがそり返るのも特徴のひとつ。分布:北海道(西南部」)~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より] 


金ケ崎町「伊東家侍住宅」のタチバナモドキ(橘擬) 2016年10月30日(日)

2016年11月02日 | 植物図鑑

2016年10月30日(日)、胆沢郡金ケ崎町「金ケ崎町城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区」にある伊東家侍住宅でランチをいただきました。妻の友人と一緒だったので、コーヒーをサービスしていただきました。庭に植栽されているタチバナモドキ(橘擬)が、橙黄色に熟した実を沢山つけていました。

タチバナモドキ(橘擬)バラ科 ピラカンサ(トキワサンザシ)属 Pyracantha angustifolia

別名:ホソバトキワサンザシ。中国原産で日本には明治時代に渡来した。高さ2~4mになる常緑低木。葉は互生または短枝に束生し、長さ5~6㎝の狭長楕円形または狭倒卵形で革質。縁は全縁または腺状の鋸歯がある。葉の裏、萼、小花柄には灰白色の軟毛がある。5~6月、葉の腋の散房花序直径5~8㎜の白い花を5~10個開く。花弁と萼片は5個。果実直径5~8㎜の平たい球形橙黄色に熟し、先端に萼片が残る。用途:庭木、鉢植え、盆栽、花材。分布:中国西南部原産。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]