2016年11月29日(火)、一関市才天の国道4号線沿いにある民家の庭に植栽されているカリン(花梨)が、黄橙色に熟した実を沢山付けていました。
カリン(花梨)バラ科 ボケ属 Chaenomols sinensis
中国原産の落葉小高木。日本には古い時代に入り、庭木として植えられている。高さは5~10mになる。樹皮は鱗片状に剥がれ、その痕が斑(まだら)模様になってよく目立つ。葉は長さ4~8㎝の卵形~倒卵形。花期は4~5月。直径3㎝ほどの淡紅色の花が咲く。果実は長さ8~15㎝の楕円形または倒卵形で、香りが良い。果肉が堅いので生では食べられないが、果実酒や砂糖漬けにする。喘息(ぜんそく)や咳(せき)止めなどの薬用にも利用される。最近は果実のエキスで喉飴が作られている。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]