(上4つ)宮城県多賀城市「末の松山」のクロマツ(黒松):2016.10.25.
(上3つ)一関市東山町松川「館山公園」のクロマツ(黒松):2016.12.9.
(下2つ)宮城県大崎市「大崎八幡宮」の”日本一の大門松”:2016.12.10.
栃の葉書房 2017年12月12日発売の「趣味の山野草」2017年1月号に ”格が高く、めでたい樹木 クロマツ” (トコトン樹木を好きになろう 37)という表題の記事が4ページにわたって掲載されていました。
’慶事の意匠に松竹梅というものがある。これは吉祥を表すおめでたい植物の代表とされ、冬場でも色褪せず緑が映える松と竹、それに寒気の中でも花を開き芳香を放つ梅が選ばれた。これらを門松に仕立てたり、三種を寄せて鉢植えとして飾ることの他に、長唄や落語の演題、画材や各種デザインに、またブランド名にも使われている。そして、近年では料理などの等級を表す際にも用いられ、松を最上位とし、竹を中位、梅を並として扱う場合が多い。
その最上位に君臨する松だが、基本的にはアカマツ(赤松)ではなく、クロマツ(黒松)が当てられることがほとんどである。(以下省略)’