2016年12月21日(水)、久しぶりに「世界の椿館・碁石」(大船渡市末崎町字大浜280番地1)に行ってきました。未だ花の数が少ないためか、入館料は200円(大人)でした。
出入口を入ると「エントランスホール」があり、四季折々の花卉と椿苗などが展示販売されています。南側のガラス窓の近くに鉢植えのセンリョウ(千両)とキミノセンリョウ(黄実千両)が、展示されていました。
センリョウ(千両)センリョウ科 センリョウ属 Chloranthus glaber
日本、朝鮮半島、台湾、中国、インド、マレーシアなどが原産の半耐寒性常緑低木。果実は赤、黄色のものがある。花期:5~6月。結実期:11~2月。植え付け:4~5月、9~10月。
特徴:つぶらな赤い実と緑の葉の対比が美しく、縁起をかついだ命名で、正月の飾り付けや切り花に欠かせません。初夏に枝先につく小さな花は、花弁も萼もないシンプルなものです。果実が黄熟するもの(キミノセンリョウ)もあります。
管理:葉焼けを避けるために半日陰に植えますが、霜が降りる寒冷地では鉢植えにして冬は室内に置き、5℃以上に保ちます。[西東社発行「色・季節でひける花の事典820種」より]
センリョウ(千両)センリョウ科 センリョウ属 Chloranthus glaber
暖地の林に生える常緑低木。赤い実が美しく、庭木や花材としてもよく利用されている。高さは50~80㎝になり、幹や枝の節がふくらむのが特徴。葉は対生し、長さ6~15㎝の長楕円形~卵状長楕円形で、光沢がある。花期は6~7月。花には花弁がなく、小さくて目立たない。果実は直径5~6㎜の球形で、冬に赤く熟す。果実が黄色のものを「キミノセンリョウ」という。正月の縁起木としてマンリョウ(万両)と共によく用いられる。分布:本州(東海地方、紀伊半島)~沖縄。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]
(上と下)NHK出版発行「趣味の園芸」2017年1月号(2016年12月21日発行)より