peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

プロテア レペンス(Protea repens)

2006年11月22日 | Weblog
岩手県立花きセンターのプロテア・レペンス(Protea repens)2006年11月22日



11/22(水)、金ケ崎町六原にある岩手県立花きセンターの「花の館温室」内の「南緯40度温室」に入ったら、「プロテア・レペンス(Protea repens)」という植物の花(蕾)が目につきました。



なお、咲いた花の画像は、下記のWebサイトに掲載されています。

 http://www.pref.iwate.jp/~hp3005/migoro.html
岩手県立花きセンターの花々 その3:プロテア・レペンス(Protea repens) 2005年12月15日








プロテア レペンス ヤマモガシ科 プロテア属 Protea repens Linn.
「花の館」温室の「南緯40度の植物たち」にある「プロテア レペンス」には、果実のように見えるものがついていましたが、花の蕾のようです。この温室には、総苞片が桃色のものと淡黄~黄色のものがあるようです。

 南アフリカのケープ地方の南西部から東部に分布する常緑低木。海岸沿いの岬から山地の斜面に生え、高さは2.5mほどになる。花序は長楕円形で、花弁のように見える総苞の色は赤色から白色まで多彩。英名はCommon sugarbush.

 原産地では1年中、大きな花をさかせるという。花には蜜が多いので、「シュガーブッシュ」とも呼ばれる。分布:南アフリカ

 なお、鮮やかなピンク色の花の画像は、下記のWebサイトに掲載されています。

http://www.botanic.jp/plants-ha/prorep.htm

カンツバキ(寒椿)

2006年11月20日 | Weblog
これもカンツバキ(寒椿)?2006年11月18日


11/18(土)、一関市山目字立沢の住宅街を歩いていたら「カンツバキ(寒椿)」と思われる花が咲いていました。







この植物はツバキ(椿)の園芸品種「太神楽(だいかぐら)」と思われます! 2006年11月21日
手持ちの日本ツバキ協会・編「日本ツバキ・サザンカ名鑑」などで調べた結果、このツバキ(椿)は、「太神楽(だいかぐら)」と呼ばれるツバキの園芸品種のようです。
 図鑑には”[花]紅地に白斑の入る牡丹~獅子咲き、大輪、花期:10~3月。[葉]広楕円、大形、肉厚。[樹]横張り性、株立ち。[来歴]紅太神楽の白斑入り、1789年の「諸色花形帖」に載る。別名清緋(せいひ)、照日、清日、紋太神楽(中部)、石橋(しゃっきょう/京都・長福寺)などとも呼ばれる。”と記載されていました。
一関市東山町のカンツバキ(寒椿) 2005年11月28日
きょう(11/28)行った一関市東山町支所裏にある新山公園に、小さな「カンツバキ(寒椿)」が植えられていて、たった一輪でしたが紅色の花を咲かせていました。名札が付いていたので、カンツバキということがわかりました。


カンツバキ(寒椿)ツバキ科 ツバキ属 Camellia hiemalis Nakai
中国から輸入された交雑種。枝には毛が多い。花は紅色の八重性で、12~3月まで咲き続く。別名:シシガシラ

ウメバチソウ(梅鉢草)

2006年11月20日 | Weblog
ウメバチソウ(梅鉢草)ユキノシタ科 ウメバチソウ属 Parnassia palustris

山地の日当たりのよい湿った草地に生える多年草。葉は長さ2~4cmのハート形で、花茎につく葉の基部は茎を抱く。

 花期は8~10月。花茎は高さ10~50cmになり、先端に直径2~2.5cmの白い花を1個つける。花にはふつう雄しべのほかに、花粉を出さない仮雄しべがある。仮雄しべは糸状に15~22裂しており、先端に黄色の腺体がある。初雪の頃に実を結ぶ。

 この花は蜜を分泌しないのに昆虫が訪れるのは、緑色の脈がある白い花弁と仮雄しべを蜜標識と思わせるからだという。

 名前は、丸い花弁が5個ある花が梅鉢の紋に似ているから付けられたという。

 分布:北海道~九州

 画像は、2005年9月28日に登った岩手県の室根山の中腹の自動車道の上斜面で咲いていた「ウメバチソウ(梅鉢草)」花には糸状に切れ込んだ仮雄しべがある。花茎の葉は1個で花も1個だけつく。

ヒイラギ(柊/疼木)の花

2006年11月20日 | Weblog
一関市街地と一関市川崎町のヒイラギ(柊/疼木)の花 2006年11月18日~19日



11/18(土)~19(日)、一関市街地と一関市川崎町薄衣で花を沢山つけた「ヒイライ(柊/疼木)」をみつけました。









一関市大東町大原のヒイラギ(柊/疼木)の花 2005年10月21日


10月21日、一関市大東町大原にある「山吹城跡」を探し歩いたとき、かなり離れた「山吹の沢」がある辺りに行ってしまいました。

 そのとき、上記の画像の集落の民家の門口に植えられていた「ヒイラギ(柊/疼木)」です。おおきな葉に隠されて花が目立ちませんが、良い香りを放っていました。



ヒイラギ(柊/疼木)モクセイ科 モクセイ属 Osmanthus heterophyllus
山地に生える常緑小高木。葉の縁に鋭い刺状の鋸歯があるのが特徴で、庭木としてもよく植えられている。高さは4~10mになるという。葉は対生し、長さ4~7cmの楕円形で厚い皮質、表面は薄緑色で光沢がある。若木の葉はふちに針のように鋭く尖った鋸歯があるが、老木の葉は刺がない葉も多い。

 10~11月、葉のつけ根に香りのよい白い小花が束になって多数つく。花は直径5mmほど。雌雄別株。

 果実は長さ1.5cmほどの楕円形で、翌年黒紫色に熟す。分布:本州~沖縄

この木は邪気を払うといわれ、節分に枝葉を戸口に挿す風習があるので、「オニノメツキ(鬼の目突き)」という別名がある。
 なお、クリスマスに飾る「セイヨウヒイラギ」や「シナヒイラギ(チャイニーズ・ホーリー)」は、モチノキ科で遠縁。

キチジョウソウ/キッショウソウ(吉祥草)

2006年11月20日 | Weblog


10/27(金)、一関市千厩町千厩のショッピングモール「エスピアホール」で開かれていた千厩野草の会の「山野草展」に花を咲かせた「キチジョウソウ/キッショウソウ(吉祥草)」鉢植えが展示されていました。

 また、11/18(土)には、一関市街地の国道脇につくられた花壇に地植えのものが花を咲かせていました。
鉢植えのキチジョウソウ/キッショウソウ(吉祥草) 2006年10月27日 一関市千厩町千厩





地植えのキチジョウソウ/キッショウソウ(吉祥草) 2006年11月18日 一関市街地



キチジョウソウ/キッショウソウ(吉祥草)ユリ科 キチジョウソウ属 Reineckea carnea
暖地の林内や森のへりなどに自生する常緑の多年草で、庭の下草としてもよく植えられている。葉は根元から4~10枚くらい束生し、長さ10~40cmの広線形で光沢があり、3~5本の縦の脈が目立つ。ランナー(走出枝)で殖える。

花期は8~10月。花茎は高さ10~15cmになり、淡紅紫色の花が穂になって多数つく。1つの花はやや肉厚で長さは1cmほどで、花びらが6枚ある。開花すると花びらは、まくれたように反転する。花びらの外側は濃紅紫色で、内側は淡紅紫色。雄しべ6本とその中央にある花柱が花の先に飛び出している。

果実は直径6~9mmの球形で、冬に赤く熟す。分布:本州(関東地方以西)、四国、九州

和名の「吉祥」は「キッショウ」ともいい、「めでたき兆し」とか「よい前兆」とかの意味。この草を植えてある家に、吉事があると、花が咲くという言い伝えからこの名がある。