peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町長坂のオモト(万年青) 2015年2月24日(火)

2015年02月24日 | 植物図鑑

2015年2月24日(火)、一関市東山町長坂字北山谷に居住する妻の友人宅を訪ねました。庭に植栽されたオモト(万年青)朱赤色に熟した実を沢山付けていました。また、すぐ隣の家(といっても100mほど離れている)の門口に植栽されているオモト(万年青)も朱赤色の実を沢山付けていました。

 オモト(万年青) ユリ科 オモト(ローデア)属 Rohdea japonica

 オモト(ローデア)属 Rohdea:日本と中国に2~3種が分布する。常緑の多年草で、地下の根茎は太く、地上茎は斜上する。葉は革質、披針形あるいは長楕円形で根茎に互生する。葉腋から太い花茎を直立し葉よりも短く、密な穂状花序に花をつける。花は短い苞をもち、花被片は6で短く皿状に合着し、雄しべの花糸も花被に合着する。果実は液果で赤色の球形。オモトのみが栽培される。

オモト(万年青) R.japonica:1根茎に3~4葉をつけ、長さ30~50㎝、2~3年で新しい葉と入れ替わる。新葉の生長に先駆けて花茎を伸ばし、淡黄色の花を15~30つける。主として、斑入り葉の園芸品種が鉢物、庭植え、切り花として栽培される。切葉には’都の城’cv.Miyakonojyou(白覆輪)、’大草冠’cv.Daisoukan(大葉、濃緑)、鉢用に’白斑獅子’cv.Shirafujishi や’大統領’cv.Daitouryouなど数多い。栽培:植替えはサクラ、モクセイの咲く頃に行い、地下茎が隠れる程度の麻植えとし、繁殖は株分けによる。花期:5~6月。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

 

 


宮城県塩釜神社の ミツマタ(三椏・三叉) 2015年2月21日(土)

2015年02月24日 | 史跡、名所、

2015年2月21日(土)東北歴史博物館で開催中[1/24(土)~3/12(木)]の特別展「東日本大震災復興祈念・みちのくの観音さま~人に寄り添うみほとけ」を見るために、妻に連れられて宮城県多賀城市にでかけました。特別展の見学は午前中で済ませ、午後からは塩釜神社(塩釜市一森山1番地)を参拝してきました。

志波彦神社の方からどんどん歩いて塩釜神社・本殿に向かいました。唐門の前を過ぎた突き当りに境内末社(社内摂社)の4社(神明社、八幡社、住吉社、稲荷社)が鎮座していました。

その傍に和紙の原料として知られているミツマタ(三椏・三叉)が蕾を沢山つけていました。寺院では昔から和紙を沢山使用していることから、この樹木を植栽しているのだと思います。

(上)東神門:東京の実業家・片倉直人氏が昭和16年に寄進したものだそうです。

(上)五重石灯籠:東神門の左側に建てられていました。

(上と下)左側には、絵馬殿、授与所、舞殿、祭務所などがありました。

(上と下)右側には塩釜神社・別宮本殿の廻廊が続いていました。

(上と下2つ)右側は塩釜神社・別宮の廻廊が続いており、その傍に「天然記念物・塩釜ザクラ」が植栽されていました。

http://www.kankoubussan.shiogama.miyagi.jp/jinja/sakura.html [塩釜桜]

 (下)境内末社(社内摂社):楼門を入って左手に朱塗木造銅板葺屋根の雨覆を掛けられ並んで鎮座している。明治維新前後に書かれたと言われる「塩釜社神籍」では社内摂社であるとしている。左側から稲荷神社、住吉神社、八幡神社、神明社

 ミツマタ(三椏・三叉) ジンチョウゲ科 ミツマタ属 Edgeworthia chrysantha

中国原産の落葉低木。樹皮の繊維を製紙の原料にするため、栽培されている。高さ1~2mになる。樹皮は黄褐色で、枝は3つに分かれて出る。葉は互生し、長さ8~15㎝の広披針形で薄く、裏面は粉白色。3~4月、葉n先立って球形の頭状花序をつける。萼は筒形で先は4裂し、内側は黄色。外側には白い毛が密生する。果実はそう果で萼筒に包まれる。アカバナミツマタcv.Sanguineaは花が赤い園芸品種。用途:庭木。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

 

 


宮城県志波彦神社の ヤブツバキ(藪椿) 2015年2月21日(土)

2015年02月23日 | 史跡、名所、

2015年2月21日(土)東北歴史博物館で開催中[1/24(土)~3/12(木)]の特別展「東日本大震災復興祈念・みちのくの観音さま~人に寄り添うみほとけ」を見るために、妻に連れられて宮城県多賀城市にでかけました。特別展の見学は午前中で済ませ、午後からは塩釜神社(塩釜市一森山1番地)を参拝してきました。塩釜神社から300mほどの所にある志波彦神社の傍にあるヤブツバキ(藪椿)思われる樹木が紅色の花を沢山つけていました。

(上と下)東北歴史博物館JR東北本線国府多賀城駅のすぐ傍にあります。特別展を見た後、妻が是非行きたいという塩釜神社・志波彦神社、御釜神社に向かいました。

(上と下2つ)塩釜駅は隣の駅なので、2分ほどで到着です。ホームから線路の下を潜って駅舎(改札口)に向かいます。駅舎裏の庭に朱色の鳥居が建てられていました。塩釜神社を参拝する人たちが利用する駅だからでしょうか?

(上3つ)塩釜神社までは、歩いても大した距離ではないようですが、バスを探しました。土曜日曜祝日などは運休のバスもあって良くわからないので、客待ちのタクシーを利用しました。

(下)車は階段を登れないので、かなり迂回して塩釜神社の社務所前に到着しました。(1,080円だったような気がいます。)社務所前には大きな無料駐車場がありました。(第1駐車場、トイレあり

(上と下3つ)御文庫(旧鐘楼堂):この神社で最も古い建築物で、室町時代の建物だそうです。

(下3つ)御文庫の傍に植えられているヤブツバキ(藪椿)と思われる樹木が、紅色の花を沢山付けていました。

(下)志波彦神社の拝殿の前からは、塩釜港が良く見えました。塩釜港は昭和30年代に埋め立てが行われ、子規が訪れた頃より海岸線は700mほど遠ざかったそうです。

(下3つ)昭和天皇の御製歌碑:昭和天皇陛下御在位60年を奉祝して、昭和61年4月に建立されたものだそうです。’さしのぼる 朝日の光へだてなく 世を照らさむぞ わがねがひなる’と刻されています。

(下)塩釜神社の境内に延喜式内社・志波彦神社が鎮座する。志波彦神社はもと宮城県岩切村(仙台市岩切)の冠川の畔に鎮座され、「延喜式」に収められている陸奥国百社の名神大社として、朝廷の尊信殊の外厚いものがあったそうです。(塩釜神社博物館から直線上にある大鳥居)

(上)志波彦神社・拝殿と手水舎:志波彦神社はもと仙台市宮城野区岩切冠川(かむりがわ)七北田川(ななきたがわ)の畔に鎮座、明治7年12月24日に塩釜神社の別宮に遷し祀られました。現在地に造営・遷宮したのは昭和13年(1938)9月だそうです。

http://www.sendaimiyagidc.jp/sight_pps/d_tourist.php?id=0000000221 [仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会公式サイト:志波彦神社・塩釜神社]

(上)志波彦神社・拝殿:本殿、拝殿ともに朱黒の極彩色塗りで、昭和38年塩釜市の文化財に指定されたそうです。祭神は志波彦大神で、「延喜式」の神名帳に記載されている2861社の中でもわずか225社しかない「名神大社」という格別の崇敬を朝廷より受けていた神社だそうです。

(下)部厚い板状の稲井石:東参道(裏坂)稲井石の石畳になっています。

 http://www.shiogamajinja.jp/ [ 東北鎮護・陸奥国一宮 塩釜神社公式サイト]

                                                              ]

 


岩手県金ケ崎町白糸まちなみ交流館のひな祭り  2015年2月22日(日)

2015年02月23日 | 町のイベント

2015年2月22日(日)、岩手県胆沢郡金ケ崎町の重要伝統的建造物保存地区にある白糸まちなみ交流館で開かれている「ひな祭り」に行ってきました。当館は古式な形式が残っていた町内の旧高橋家住宅を保存地区の歴史的景観に合わせて再生した建物で、保存地区の案内所となっています。座敷や土間は様々な活動に利用されていますが、この度は「お雛さまの展示場」になっていました。

(下)ここでは手作り体験も行われていました。お雛様やお内裏様、三人官女などが作られていました。

(上と下2つ)「久月」などの高価なひな飾り。お内裏様から三人官女、五人ばやし、家財道具などが揃っています。

(下)お内裏様だけのひな飾り。

(下全部)手作りされた雛人形、様々なものがありました。

 


宮城県志波彦神社の ロウバイ(蝋梅) 2015年2月21日(土)

2015年02月22日 | 植物図鑑

http://chiyukihirosi.air-nifty.com/sanpai/cat23617470/index.html [ひろしの祈り 神社・寺院を巡る旅:延喜式内社・志波彦神社]

http://www.sendaimiyagidc.jp/sight_pps/d_tourist.php?id=0000000221 [仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会公式サイト:志波彦神社・塩釜神社]

http://www.shiogamajinja.jp/lineage/04.shtml [志波彦神社・塩釜神社:御由緒を学ぼう]

http://www.shiogamajinja.jp/ [東北鎮護・陸奥国一宮 塩釜神社公式サイト]

2015年2月21日(土)東北歴史博物館で開催中[1/24(土)~3/12(木)]の特別展「東日本大震災復興祈念・みちのくの観音さま~人に寄り添うみほとけ」を見るために、妻に連れられて宮城県多賀城市にでかけました。特別展の見学は午前中で済ませ、午後からは塩釜神社(塩釜市一森山1番地)を参拝してきました。塩釜神社から300mほどの所にある志波彦神社の傍にあるロウバイ(蝋梅)が内側が暗紫色で外側は黄色い花を沢山つけていました。

 ロウバイ(蝋梅) ロウバイ科 ロウバイ属 Chimonanthus praecox

中国原産の落葉低木。日本には江戸時代初期に渡来し、観賞用によく植えられている。よく分枝して高さ2~5mになる。葉は有柄で対生し、長さ約15㎝の卵形または卵状楕円形で両端は尖る。縁は全縁で、質はやや薄く、表面はざらつく。1~2月、葉が出る前に香りのよい黄色の花を下向きまたは横向きに開く。花は直径約2㎝で、多数の花被弁が螺旋状につき、花弁と萼片とに分かれない。内側の花被片は小形で暗紫色、その外側は黄色でやや光沢があり、一番外側に鱗片状の花被片が多数ある。雄しべは5~6個。雌しべは壺形の花托のなかに多数ある。花の後、花托は大きくなって長卵形の偽果になり、中に紫褐色で長楕円形のそう果が1~4個ある。種子は5~20個。用途:庭木、鉢植え、花材。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]