伊豆・湯河原のパン屋さん、BREAD&CIRCUSへレッツゴー、、、そう言えば昨年も12月の30日に来ていました。
サスガにパンを買いに行くには遠いからーしょっちゅうは行けません。
それで、パン買いついでに湯河原から十国峠へトレッキングを考えた。
朝いちで湯河原をスタートしてトレランでもハイキングでもいいけど、ひと汗かいてからパン屋さんへ行こう!
伊豆の山は里山みたいな感じで、あちこちに道が通じているみたい。
地図をインターネットでダウンロードしてプリントした。
ネットで調べると何でもわかります、便利な世の中になった。本が売れなくなるのがわかります。
登山口(落合橋)までは湯河原駅前からバス10分でした。
じゃーん
JR湯河原駅は高台にあって階段を上っていきます。
車はすぐ下の公共駐車場に入れました。
津波が来ても、この高さだったら大丈夫。
そういえば、全国の海岸で現在は海抜何メートルかの表示ができました。伊豆の海岸通りは6mぐらいから、ちょっと上がったところで12mくらい。大きな津波だとそれを超えるから、さらに山の手に走らなきゃならない。
スタート地点にあったお地蔵さん。
日金山道といいます。
この道をたどると東光寺を経て十国峠に出ます。
お地蔵さんが目印で、何メーターおきかわからないが、お地蔵さん1丁目、お地蔵さん2丁目、、、、お地蔵さん40丁目まであり、そこが東光寺だった。
距離はわからないけど、高尾山口から城山ぐらいまでの距離だと思う。
ただ登りっぱなしなので、十国峠は城山よりはずいぶん高い、たぶん850mぐらい。
早朝のバスで10分、落合橋で下りたら橋の向こうにお地蔵さんがあります。
そこがスタート地点です。
年末の湯河原の山道はハイカーはゼロです。
行きも帰りも誰にもすれ違いません。
夏だときっとハイカーはいるんでしょうねー。
苔むしたお地蔵さんを目印にコースはわかりやすい。
危険個所はありません。
日本は雨量が多いから尾根下からすぐに川が始まります。
十国峠に出る前に東光寺があります。
このお寺は住職さんは普段はいません、無人のお寺です。
山の中にあるから住職さんのなり手がないのでしょう。
それとも、水子供養のお金だけいただいて、あとは野のになれ山となれかーーー。
その可能性が大きいぞ。
湯河原の町や太平洋が見渡せます。
右下の町が熱海。
左の島が伊豆七島の大島、右に利島、新島が遠望できます。
初島も見えました。
誰もいないお寺は、ちょっと寂しい。
やたらと小さなお地蔵さんが多かった。
何でかなーといろいろ考えました。
手入れがお行き届いていないので、五百羅漢のごとくあるお地蔵さんが苔むしている。
山道のお地蔵さんが苔むしているのはいいけど、お寺のお地蔵さんでしょ、、、ちょっと苔むしすぎじゃないか~~~。
苔の衣をかぶっています。
苔を着ているとか、、、でも顔中苔だらけだし、、、。
いいのかなー。
何かの縁だから賽銭を入れて拝んできた。
ぎょぎょぎょとしたのが、これを見つけたとき。
境内の一角に、お線香を燃やすスペースがあるんだ、、、と思っていたら。
よく見たらお線香の燃えかすに頭がついているじゃない、、、それに頭は目鼻があるじゃない、、、この数はいったいなんだ~~~。
遠目にはお線香の燃えかすにしか見えません。
ひとつひとつが小さなお地蔵さん!
一瞬でこの東光寺の存在意義がわかった。
これは、、、水子地蔵の大集落じゃない!
恐ろしいものを見たが、でも生まれるべき子供を供養したと思えば、恐ろしいものではない。
人の心の現れですから、、、供養はいいことなのでしょう。
なむあみだぶつ
なむあみだぶつ
なむあみだぶつ
なむあみだぶつ
登山道からのお地蔵さんの道しるべと言い、この水子供養のお地蔵さんの散乱といい、ちょっと不気味なトレッキングでした。
十国峠はロープウエイがかかっていました。
でも、頂上の展望台には売店も食堂も何もなかった。
殺風景な駅舎だけがポツンと寒々しく存在していた。
それでも、アベックなどが三々五々といった感じで、ロープウエイから出てきた。
伊豆の山々が一望できます。
三島、沼津も手が届くほどの距離です。
あいにく富士山は雲にかかっていた。
東京近郊はハイカーは多いけど、ちょっと離れるとひとっこひとり会いません。
帰りに目的のパン屋さんBREAD&CIRCUSで大量にパンをゲット:http://www.breadandcircusjapan.com/