ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

店の評価

2009年06月12日 | 食べ物


先日、開店当時何回か行ったことがあるイタリアンに、
十年ぶりくらいに行った。
元々当時も、良いと思って行ってたわけではなく、その
周辺に他の店が無く、いわば仕方なく行ってたのだ。
はっきり言って、あまり美味くなくしかも高い(観光
地なので)。
これじゃあ、典型的な悪い店になってしまうが、雰囲気
は高原のちょっとお洒落なイタリアンという感じで悪く
なかった。
しかし、優先されるのは味と値段なので、その後は一切
行くことはなかった。
だから、たまにあの店はどう?と聞かれたときには、全
くお薦めできないとはっきり言っていた。

それが、今回どういうわけか行くことになり、久しぶり
に味わったのだ。
で、どうだったかというと、値段は相変わらずの高め。
そして味のほうは、決して不味くは無く、そこそこのも
ので、少なくとも、決してお薦めできないという店では
なかった。
ここが微妙なところだが、まあまあとか同じような抽象
的な表現になってしまうが、要するに「特別美味い」と
言うほどではないが、近くに来たとき別に入ってみても
いいでしょう、という感じの味なのである。
特に、値段が気にならないような人には。

と、今回のように、店の料理が以前と変わった場合、同
じ評価を下すことは間違いであるということが起こりう
る。
本だったら改訂版を出すところだ。
ということは、もしはっきりお薦めできないという時に
は、注釈として、行った時をちゃんと付け加えなくては
いけない、ということである(自分の基準が認められて
いるという前提で)。
常に変わってる可能性はあるので、はっきり言う時は特
にその必要性がある。
何てことを、今回思った。
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