ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

日本代表の実力

2009年06月29日 | サッカー


コンフェデ杯決勝、「ブラジル対アメリカ」の後半を
見る。
前半まさかの0-2のブラジルが、結局後半3点を入
れ勝ったのだが、アメリカの踏ん張りもブラジル相手
ではここまでかという試合だった。
が、健闘したことは間違いない。
これが日本であったら、5点は入れられたであろう。
アメリカを見て、これだったら日本も行けるとならな
いところが残念である。
フィジカルの強いアメリカのディフェンス陣だからこ
そ出来たことで、日本ではちょっと考えにくい。
日本の場合、1-0で守り勝つのはアジアまでの話で、
WC本番などの世界相手ではまず無理である。
この前のオーストラリア戦が良い例で、最後にはすっ
飛ばされるのが日本のディフェンスである。
守勢に回って耐えられるだけの力(精神力も含め)は
まだないのである。

となると、攻撃で頑張るしかないのだが、ここで問題
になるのが岡ちゃんの接近なんとかの攻撃スタイルだ。
ペナルティー周辺でチョコチョコパス回しの方法は、
確かに、スペインのように素早くしかもダイレクトで
回すことが出来れば得点の可能性を感じる。
しかし日本の場合、止めて遅いパス。
どうしても限界を感じてしまう。
岡ちゃんが言っていた「日本は技術はしっかりしてい
る」という認識そのものも問題だ。
速いパスを正確に、しかもしっかり止められるという
一番基本的な技術が出来てないのに、どうしたら技術
はしっかりと言えるのだろうか。
だから本人が言う、そこそこ出来ているという評価に
繋がるのだろうが、ここがオシムの日本に対する認識
との大きな違いだ。
きっちり相対化するというのは大事なことだと思うが。
ベストフォーなどという絵空事に近いことを言ってる
のは、その相対化が出来てないゆえか、或いは暗示に
かける心理作戦かどっちなんだ。
いずれにしろ、ここに来ての岡ちゃんに対する個人的
な評価は低いところで決まりつつある。
何だか、ジーコの二の舞になる可能性のほうが強いと
思われる今日この頃である。



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