ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

トンボいろいろ

2009年06月27日 | 生き物 自然


ヤゴ4号が羽化していた。
所定の羽化棒(自分で設置したもの)にいないので、
今日は無しかと思って滝壺ビオトープの増えすぎた水
草を取り除いていると、突然成虫が滝壺ビオトープを
囲っている岩に止まった。
羽化したての瑞々しい成虫だ。
抜け殻もないのに、どこで羽化したのだろうと見渡す
と、止まった高さと同じくらいの位置の同じく囲って
いる岩にその抜け殻はあった。
水面から七八十センチくらいのところだ。
これじゃあ見逃すわ。
ということは、羽化棒は必ずも必要ではないというこ
とだ。
ちょっと見苦しいので少し減らすか。
因みに成虫は、過去三匹と同じく「オオシオカラトン
ボ」であった。
いまのところ「オオシオカラトンボ御用達滝壺ビオト
ープ」という態である。

中ちゃんの完全無農薬田圃に大量にいた「モートンイ
トトンボ」だが、大きさがイトトンボの中でも小さい
三センチほどなので、その小ささゆえ中ちゃんが「ハッ
チョウトンボ」と間違えたのも、無理も無いかもしれ
ない。
トンボに興味が無ければ、イトトンボの小ささもハッ
チョウトンボの小ささも情報としては同じだ。
実際は、形体が根本的に違うのだが、実物を見たこと
が無ければあり得ることである。

「ハッチョウトンボ」は今やかなり珍しいトンボであ
るので、限られた特定の場所にしかいない。
一方の「モートンイトトンボ」であるが、中ちゃんの
田圃には何百といて一見普通の種類かと思って調べて
みると、そうどこにでもいるという種類では無いよう
なのだ。
いても、せいぜい十数匹というレベルらしい。
ということは、何百と発生しているその田圃は、かな
り珍しいというか貴重な田圃である。
ここでも、流石、完全無農薬田圃。
今度会った時に、この辺のところをよく説明しなくて
はいけない。
喜ぶことは間違いない。

本日の写真も、昨日に引き続きその時の「モートンイ
トトンボ」(♀)。
成熟前だとこんな色。
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