デパートの売り上げ減少が止まらない、らしい。
確かに、個人的にもデパートなどを使う機会はまずな
いのだが、そういう人間が確実に増えているというこ
となのだろう。
田舎のデパートの場合、殆どスーパーと変わらないとい
うか、雰囲気、値段、品揃え全てにおいてスーパーに
も劣るので、もうとっくに終わっている。
東京などの場合は、取りあえず雰囲気だけは華やかさ
がある。
それと、食料品売り場だけは賑わっている。
問題は、デパートでなくてはいけない品物があるかとい
うことだろう。
以前は、同じ品でも、老舗デパートで買えば、それなり
のブランドイメージが付加されたと思えた時代があった。
特に年寄りなどは、未だにそういうイメージを持ってい
るかもしれない。
しかし、その次の世代にとっては、デパートそのもの
のブランドイメージなど無くなりつつあるのではない
か。
唯一、お中元或いはお歳暮の時にだけ発揮される。
ブランドイメージが無くなれば、別にどこで買っても
良いということになる。
実際、本当のブランドはブランドショップに行けば良
いわけだし、専門的な品は専門店、安い品はそういう
店、センスの良い品はセンスの良い店という風に細分
化され、デパートである必要性はなくなっている。
デパートの品は、どこか中途半端なのである。
残るは、その器による空間だ。
要するに、テーマパーク的祝祭空間の要素があるか、
ということである。
と、どちらにしろ縁の無いデパートの話など、本当は
どうでも良いことなのだが、ついつい書くことが思い
当たらず書くことと相成りました、です。