ヤゴ三号が羽化していた。
一号二号から二週間と、ちょっと間が空いたが、いよ
いよこれからが本番という感じだ。
因みに成虫は、一号二号と同じく「オオシオカラトン
ボ」であった。
そう言えば、昨日は、早くも「オオシオカラトンボ」
が産卵に来ていた。
残念ながら、鯉の池のほうでの産卵なので、無事に孵
る可能性はかなり低いが、もし「滝壺ビオトープ」か
ら飛び立った成虫であれば、故郷に帰ってきたという
ことになる。
もう一つ「滝壺ビオトープ」で孵った「ヒメダカ」の
稚魚だが、どうも親に食べられて無事に成長できなさ
そうなので、とうとう隔離することにした。
別に稚魚用の専用ポリバケツを用意して、早速一匹捕
まえて移動したが、元気に泳いでいたので多分大丈夫
だろう。
現時点では、ボウフラと同じくらいの大きさである。
透き通っているので、点状の小さな黒い目しか見えな
い。
そろそろ観察には良い時と思い、中ちゃんの完全無農
薬田圃に行ってきた。
行く前に店により、野菜カレーを食べ、中ちゃんに田
圃の様子を聞く。
今年は、蛍が多く発生した言う。
そして「ハッチョウトンボ」が大発生とも言った。
「ハッチョウトンボ」?と思わず聞き返した。
可能性としては無くは無いが、というのも、元々が発
生していた地域なので。
しかし、ちょっと考えにくい。
どうも、小さいトンボということだけで中ちゃんはそ
れが「ハッチョウトンボ」(世界で一番小さいと言わ
れている)と言ってる可能性が強いのだ。
イトトンボの何かと間違えてるのでは、とその時点で
は予想。
兎に角行ってみれば判ることだ。
と、現地に到着してみれば、案の定イトトンボであっ
た。
それは「モートンイトトンボ」という種類のものだっ
た。
しかし、その数は中ちゃんが言ってたように凄かった。
何百という「モートンイトトンボ」。
ミジンコなどの発生数に関係するのだろうが、流石、
完全無農薬田圃である。
近隣の田圃でも発生してることは発生しているが、そ
の数の桁が違うのだ。
続く