ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

ビオトープ周辺

2009年06月13日 | 生き物 自然


トンボ第三号は、いまだ現れず。
夜見た時、色もなにやら黒っぽくなってじっと動かな
いヤゴがいたから、多分あれが第三号になるのではな
いかと思っている。
「ホテイ草」は、いよいよカブ分れしだした。
投入してから、一ヶ月以上経ってやっと定着したよう
だ。
このままの勢いで増えすぎたら、それはそれでこれま
た困るが。
「ヒメダカ」は、何度も卵を産んでいるようだが、孵
化した気配が一向に見えない。
大人のメダカは直ぐ食べてしまうらしいが、そういう
ことなのだろうか。
「アオミドロ」も増えてきたし、「ホテイ草」はあるし、
投入した覚えの無い「フサモ」のような水草も知らぬ
うちに育ってるし、隠れる場所には困らないはずだが、
今後の推移を見守るしかない。

「滝壺ビオトープ」を囲う岩のくぼみには、流失した
土がたまっていて、そこが「ワラジムシ」の巣となって
いるのだが、ここのところその数が凄い。
前々から思っていたが、彼らの繁殖力はかなりのもの
だ。
その土の半分以上は落ち葉なので、餌にはこまらない
ということだと思うが、「ワラジムシ」がうようよい
る光景は、まあ、一般的には気持ちよくは無いだろう。

それに伴ってアリがいやに活発になってきて、始めは
その「ワラジムシ」の卵でも狙ってるのかと思ってい
たが(実際、何かの卵を担いでいるのだ、しかも自分
達の卵にしては三四倍とかなり大きい)、ワラジムシ
の卵と言うのは、卵嚢で体の内側に抱えているらしい
ので、そういうことではなさそうだ。
そう言えばこの前、その卵が100個近く、6センチほど
の陶器製のカエルの下にかたまっていた。
そこは石の上。
アリがうじゃうじゃいたので、持ち上げてみて判った
のだ。
一体あの卵は、誰のもの?

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店の評価

2009年06月12日 | 食べ物


先日、開店当時何回か行ったことがあるイタリアンに、
十年ぶりくらいに行った。
元々当時も、良いと思って行ってたわけではなく、その
周辺に他の店が無く、いわば仕方なく行ってたのだ。
はっきり言って、あまり美味くなくしかも高い(観光
地なので)。
これじゃあ、典型的な悪い店になってしまうが、雰囲気
は高原のちょっとお洒落なイタリアンという感じで悪く
なかった。
しかし、優先されるのは味と値段なので、その後は一切
行くことはなかった。
だから、たまにあの店はどう?と聞かれたときには、全
くお薦めできないとはっきり言っていた。

それが、今回どういうわけか行くことになり、久しぶり
に味わったのだ。
で、どうだったかというと、値段は相変わらずの高め。
そして味のほうは、決して不味くは無く、そこそこのも
ので、少なくとも、決してお薦めできないという店では
なかった。
ここが微妙なところだが、まあまあとか同じような抽象
的な表現になってしまうが、要するに「特別美味い」と
言うほどではないが、近くに来たとき別に入ってみても
いいでしょう、という感じの味なのである。
特に、値段が気にならないような人には。

と、今回のように、店の料理が以前と変わった場合、同
じ評価を下すことは間違いであるということが起こりう
る。
本だったら改訂版を出すところだ。
ということは、もしはっきりお薦めできないという時に
は、注釈として、行った時をちゃんと付け加えなくては
いけない、ということである(自分の基準が認められて
いるという前提で)。
常に変わってる可能性はあるので、はっきり言う時は特
にその必要性がある。
何てことを、今回思った。
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羽化第一号

2009年06月11日 | 生き物 自然


朝、いつものように「滝壺ビオトープ」の様子を見に
行くと、いきなり羽化したてのトンボの姿が目に飛び
込んできた。
ちゃんと、トンボ用にと接地した棒(枯れたアザミの
ような茎)につかまって。
記念すべき第一号、と慌ててカメラを撮りに行く。
それが本日の写真。
予想された「オオシオカラトンボ」のメスだった。
それにしても、あの小さなヤゴによくこれだけの体が
収まっているものだ。
真空の布団収納みたいなものか。
いずれにしろ、よくできている。

第一号も、もう直ぐしたら飛んでいくことだろうと、
改めて周りを見渡すと、他の棒にもう一匹ヤゴが付い
ていた。
これから羽化か、と近付いて見ると、すでに抜け殻だっ
た。
つまり、第一号はすでに羽化していたのだった。
多分前日に一号は飛び立っていたのだ。
腰痛もあり、この数日はじっくり観察してなかったのだ
気がつかなかった。
ということは本日のは第二号であった。
まあ、無事に羽化が始まったということだから、一号で
も二号でもどちらでも良い。
いよいよ羽化ラッシュを迎えるかな。

しかし、昨日の「日本対カタール」、ひどい試合だっ
た(あまりにひどいので後半の半分はパス)。
決定的なミスパス、オンパレードだった。
全体の動きもないし、ボランチの差がこれほどはっき
りしたのも珍しいのではないか。
長谷部、遠藤じゃないと、ここまで駄目になるかと思
い知らされたような試合だった。
こんな試合を見せられると、ベストフォーどころか、
他の国だったらWCにも行けないと思う。
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深夜ドラマ的映画

2009年06月09日 | Weblog


腰痛がなかなか回復しない。
来週、町内のソフトボール大会があるが、大丈夫か。
参加者が少ないから、少々の腰痛では欠席の理由とし
ては弱いのだ。
この状態だと、野球は絶対無理だが、ソフトくらいな
らというところだが、うーん、面倒くさい。
ソフトやって悪化したではシャレにならない。
でも、いざ始めると無理しちゃうんだよね。

この前、「歩いても歩いても」と一緒に借りた「喫茶
磯部」という映画を観る。
が、どうもテレビの深夜ドラマ的つくりで、とても映
画というレベルに達してない。
よって、四倍速で一応最後まで早送り。
つまり、深夜ドラマと同じで、一旦観始めると、話が
どうなるのかという点のみが気になるといえば気にな
る唯一の関心事だから(朝の連続ものと同じ関心の仕
方)。
深夜ドラマだと(というかテレビドラマ全般か)、始
めからしょぼいことは分かっているので何も感じない
が、映画として改めて観るとちょっとひどいというこ
とになってしまう。
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現代美術の旅

2009年06月08日 | 芸術


ゲロゲロ少年Yは、現代美術巡りをしてきたらしい。
そのコースというのが、本当よくやるよと思うような
ものだった。

まず軽井沢の「セゾン美術館」に行く。
マン.レイ、ジャスパー.ジョーンズと有名どころが
一通り揃っているので、そういうのが好きな人にとっ
ては必見の美術館だ。
Yは初めて行ったらしく、その内容と、建物含め周辺の
環境にいたく感激の様子。
特にどの作品に感激したかは聞き忘れた。
そして次に向かったのは清里にある「清里現代美術館」。
ここは規模は小さいが(個人でやっているので)、「ボ
イス」が充実している個性的な美術館だ。
軽井沢からだと、八ヶ岳に沿って、小海線と同じコース
を辿る。
結構距離はある。
本人もやってみてここまで遠いとは思ってなかったよ
うだ。
そこでYは、美術館の関係者(館長か誰か)と、現代美
術および芸術の行く末について語ったらしい。
二時間ほど。

そして最後に向かったのは、小淵沢にある「中村キース.
ヘリング美術館」。
ここに関しては、周辺を何度も通っているが入ったこと
は無い。
以前からYに、どうなんですか?と聞かれていたが、元々
キース.ヘリングには特別興味はなかったで、自分の目
で確かめれば、と言っていた。
それが今回、美術館めぐりの掉尾を飾る場所となった。
Yがここに着いたのは、閉館間際。
朝七時に家を発ち、すでに夕方五時。
現代美術だけで、これだけ広範囲に周る人間もいないだ
ろう(八ヶ岳を一周したことになる)。
ここも、建物作品、周辺の環境含め良かったです、とY
の感想であった。
一般にイメージする、ポップで軽いだけではないキース.
ヘリングの作品に出会える、らしい。

そして今回、全てに共通するのは、兎に角、人がいない
ということであった。
「阿修羅像」とは偉い違いだ。
別に普段の興福寺に行って見れば良いと思うのだが、こ
ういう演出をすると何故か人が殺到する。
わざわざ混雑の中見ることもないのに、というのは余計
なお世話か。
現代美術ではまず有り得ないことだ。
村上隆だったら可能性ありか。
しかし、あれがはたして芸術か、という問題があった。
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対ウズベキスタン

2009年06月07日 | サッカー


予想とは違い、辛勝の「日本対ウズベキスタン」だった。
勝つなら快勝だと思ったが、結果引き分けでもおかし
くない試合展開の原因は何かといえば、日本代表がそ
こまでは強くなかったということだ。
条件の良いピッチならば、ここのところのパスサッカー
も出来たろうが、あの芝ではなかなか難しい。
つまり、そういう良くない条件でも自分達のサッカー
をある程度できるまでの実力は備わってないというこ
とだ。
後、審判もひどかったが、それを含めての逞しさも必
要だろう。
ホームの親善試合ばっかりでは、いつまで経ってもそ
の辺は解消されないから、アウェイの試合を増やすの
は絶対必要。
そうしないとベストフォーどころか、本番での一勝は
難しい。
それにしても、Tシャツに世界を驚かすなどとプリント
して大見得を切ったが、大丈夫か?
思い込み力も力の内ということもあるし、単にジーコの
ときのように勘違いということにもなりかねないし、岡
ちゃんの腕の見せどころということになるが、どうなん
だろうね。

昨日、ゲロゲロ少年Yは案の定やって来た。
ここのところの日本代表の戦い振りを見て、信じて大丈
夫なんですかねなどと話している割には、ウズベキスタ
ン戦の予想は4-0で日本などというもの。
結局、一番信じ込んでいたのはYであった。

そう言えば松井はベンチにも入ってなかったが、大久
保と一緒で松井も消えていきそうな雰囲気だ。
松井には、ちょっと期待しているのだが。
岡崎、憲剛ラインは可能性を感じる。

その後今度は「オーストラリア対カタール」を見る。
同じ時間にBS2では「タクシードライバー」をやっていた。
それもちょっと見る。
すると、ジャクソンブラウンの「LATE FOR THE SKY」
が流れてきた。
こんな曲使ってたんだ、あのサックスの曲しか印象に
なかったから、ちょっと意外な感じがした。
新たな発見でもあった。
ここからデニーロは、大金持ちの道を歩むことになった
わけだ。
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ウンモンテントウ.WC

2009年06月06日 | Weblog


六月四日の今まで見たことが無かったテントウムシは、
「ウンモンテントウ」という種類であることが分かっ
た。
相当珍しいと思っていたのは自分だけで、五月六月く
らいに山で見られるテントウムシで、普通というわけ
ではないが、特別珍しいわけでもないということであっ
た。
しかし、本人がそう思ってる分には問題ないし、普通
とか珍しいという以前に、模様そのものが良い。
色合いが好きである。
ここまできたら、Tシャツのデザインにでもするか。
このところ使ってないアルプス電気の専用のプリンター
もあるし、と思ったが、転写紙が切れていたことを思
い出した。
残念。

今夜は、WC予選のウズベキスタン戦がある。
ゲロゲロ少年Yが、そろそろ今後の展開を協議するた
め来そうな気がするが、果たしてすんなり勝つことは
できるだろうか。
世界で一番早い勝ち抜け国などと言うのは、全く意味
のないことでどうでもいいのだが、すんなり決めない
と、プレッシャーが増してある意味面白くなってくる
が、このレベルでもたもたやってるようじゃその先が
無いとも言えるし、要するにさっさと決めてほしい。
大甘の4.5枠もあるアジアの話なのだから。

予想、3-0で日本。
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DVD.腰痛

2009年06月05日 | Weblog


「歩いても歩いても」のDVDを観るが、結局殆ど寝てし
まった。
特別映画がつまらなかったからという訳ではないと思
うが、夜寝がけに観たのがまずかった。
基本的に、眠気を誘うタイプの映画ではあるのだ。
日常の一部を切り取り、その中でそれぞれの人間とそ
の関係、生活の背景を描くというこの映画は、きめ細
かな演出によって成立っている、ということになるの
かな?
ショットはよく考えられているし、風景もきれいであ
る(湘南辺り)。
物語としての展開は殆どない。
家族の長男の命日の、ほぼ一日だけの話だから。
こういうタイプの映画だと、例えば、小津安二郎やホウ.
シャオシェン、エリック.ロメールとついつい比較して
しまうが、何かが違うという感覚はあるのだが、何せ
寝てたのでこれ以上は分からない。
レンタル期間はまだあるので、もう一回観るとするか。


最近また腰痛がするので、原因を考えてみた。
このところ、腰に負担のくるようなことをした覚えは
無いのにおかしいな、といろいろ考えていくうちに思
い当たるものが見つかった。
「滝壺ビオトープ」だ。
観察する時に、長時間(朝と夜)しゃがんで無理な体
勢(やや捻らないといけない)でいるのがどうやら問
題だった。
起き上がる時に、結構腰に違和感を感じていて、それ
が徐々に強くなってきていたのだ。
「滝壺ビオトープ」の観察で腰を痛めた、何てちょっ
と笑っちゃうような出来事だ。
何事もほどほどということですな。
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マイフィールド

2009年06月04日 | 生き物 自然


霧が峰近くのマイフィールドに行くが、寒くて蝶影も
ほとんどない。
仕方ないので、他の昆虫を見ながら歩く。
今迄は殆ど気にしなかった小川を覗く。
幅50センチほどのU字溝で、自然の状態の川ではないの
だが、流土などがつもり底は土がたまっている。
まず目に付いたのは、5センチくらいのトビケラ。
専用の筒状の家(小石か木片で作った)を引きずりな
がら、底を偉い勢いで歩いていた。
その他には、ヒメゲンゴロウらしきゲンゴロウが一杯
いた。
一瞬、「滝壺ビオトープ」に持ってこうかと思ったが、
1センチほどのゲンゴロウは、「滝壺ビオトープ」には
大きすぎるのと(生態系に与える影響を考えると)、環
境が違いすぎるので止めた。
完全に山の中の小川と、滝壺ビオトープの水溜りでは、
水質が違いすぎる。
しかし、新たに観察する場所が出現したわけだから、マ
イフィールドの充実度はアップである。

他の昆虫は、寒いからか、葉の上でじっとしているのが
多い。
その中での一番のヒットは、テントウムシ。
今まで見たことないような模様のテントウムシで(気に
もしてなかったので殆ど知らないのだが)、自分として
は、珍しいものを見た、であった。
いたところがこれまた演出したかと思われるような、タ
ンポポの(様な)綿毛の中。
何だか出来すぎのsituationである。

しかし、全体ではやはり少なかった。
カッコウとウグイスの鳴き声だけが、澄んだ山の空気に
溶け込んでいた。
そう言えば、この時期うるさいエゾハルゼミの声も聞かな
かった。
空蝉は一個見つけたが、やはり気温が低かったせいだろ
うか。
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蝶クラブ

2009年06月02日 | Weblog


近所のH君が、たまたま目にした写真に反応した。
その写真というのは、今年撮ったヒメギフの写真で
(いやにきれいに撮れたので写真にした)、実は違う
人に見せようとA4サイズでプリントしてあったものな
のだ。
H君は、この写真を見ると「あっヒメギフじゃないです
か、どうしたんですか?」と聞いた。
こちらとしては、一目見てそう反応したことに少々驚
き「何で知ってるの?」ということに当然なった。
聞くと、H君も、嘗ては蝶少年だったということだった。
しかも、こちらより本格的で、蝶の研究で地元の賞ま
で獲得していた。
中学生まで、蝶採りに夢中だったという少年は、地元
には五万といたのだ。

そのH君だが、今はご多分に漏れず、ゴルフなどという
ものを趣味にしているが、このヒメギフの写真を見て
子供のころの記憶が呼び覚まされたらしく、詳しい話
を更に聞いてくる。
元々が理科系なので、オタク気質は強い。
一旦興味を持つと、のめり込む傾向が強いのだ。
彼の場合、理科系を仕事にまで生かしている(この点
が私とは大きく違う)。
そんな気質が刺激されたようだ。
カメラはどんなカメラか、とか、この蝶はどこで撮った
のか、どういう風に接近するのかと興味津々のご様子。
「ゴルフなんかやってなくて、H君もやれば?楽しいよ」
とこちらも更に刺激する。

本人は大分やる気になってきた。
そこで私は、カメラは一眼を買うようにと勧めた。
買えば直ぐ次のがほしくなるから、最初のは私にちょう
だいと、都合の良いシナリオを描いたのだ。
ここは一つ、二人で蝶クラブでも作りますか、という話
となってきた。
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日本代表.カフカ君

2009年06月01日 | Weblog


初の携帯は、操作の仕方がよく分からない。
全く、よく皆普通に使ってるものだ。
とリあえず、受信送信と、切り方だけは覚えておこう。
しかし、邪魔だ。

「日本対ベルギー」は4-0で日本の勝利。
しかし、ベルギーは明らかにチリより劣っていた。
そんな相手でも、4点入れられるのは、攻撃力アップと
捉えてよいのだろうか。
全体のコンビネーション、ダイナミックな動きは、ここ
に来て突然良くなっているのは事実で、それは中村憲剛
が入ったことが大きいと思う。
いずれにしろ、次回のウズベキスタン戦で、その辺ははっ
きりする。
大久保はこのまま埋もれてしまいそう。

村上春樹の「1Q84」という小説が凄い人気らしい。
最初、アイキューとばかり思っていたが、1984にかけて
いるらしいことをあるブログで初めて知った。
どうも、イスラエルで貰った賞が効いてるらしく、普段
読まないような人も本屋に殺到しているようだ。
確かに、そういう人が殺到しなければブームになること
もない。
個人的には関心はないが、「海辺のカフカ」を読んで刺
激され本家も読まねばとカフカの「城」に挑戦したmは、
確か、四分の一にも達してない地点で保留となり、もう
それから数年経過している筈。
多分、一生ゴールには到達しないと思う(この点では主
人公と同じだ、ひょっとしてmはkになったつもりか)。
カフカの「城」は、読んでる人間も一緒になって眩暈を
味わうところにその醍醐味がある。
飛び飛びに読むと、その度に壁があり、城内に入ること
も出来ないのだ。


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