マイ・コンピュータをつくる 組み立てのテクニック, 安田寿明, 講談社ブルーバックス B-328, 1977年
・『手づくりコンピュータ』といっても「古臭い」などとバカにはできない。現在でもコンピュータの基礎を理解するために、大学・高専の電気・電子系の学科では必須の知識であるし、趣味の分野でもこの電子工作はすたれることなく脈々と続いている。
・"読み物"というよりは"解説書"、"実用書"の性格が強い。実際、この本さえあれば簡単な回路なら組めてしまうようだ(当時の材料があればの話)。 また、マイコン草創期の各社製品の紹介がけっこう詳しく書いてあり、歴史的資料としての価値もありそう。
・『マイ・コンピュータ』シリーズ三部作の中編。前後は『マイ・コンピュータ入門』、『マイ・コンピュータをつかう』。
・「世界初のマイクロ・コンピュータは、インテル社のi4004とi8008である。いずれも1971年末から72年春にかけて世に出た。 この二つの製品以外にも、マイクロ・コンピュータらしき製品は、すでに、いくつか出現していたが、本格的なコンピュータとしての形態を整えたのは、このi4004とi8008が最初である。」p.34
・「集積回路の生産工程は、すべて自動化されているが、このボンディング・ワイヤの接続だけは手作業で、顕微鏡をのぞきながら、繊細な作業ができる若い女性の手に頼らねばならない。」p.41
・「時分割多重化通信を採用の結果、コンピュータは、きわめて小さな包装にまとまった。」p.49
・「第一世代=真空管式、第二世代=トランジスタ式、第三世代=集積回路コンピュータ」p.54
・「脳波は、約16ヘルツといわれている。ということは16分の1秒より短い時間で起きる現象は、人間にはわからない。」p.88 ビミョーな記述。。。
・「マイクロ・コンピュータを最初に開発したインテル社のノイス社長は、FCI社で、ショックレイ博士の指導のもと、最も有能な技術研究者にノミネートされていた人でもある。」p.196
・「マイコン・キットの欠点を決定的に証明するには、ガール・フレンドに見せればよいであろう。たいていが、ハナでせせら笑われるのがオチである。」p.217
・「日本でマイコン・ブーム発声のきっかけとなったのは、NEC・TK-80だが、アメリカのマイコン・ブームは、写真6-20のALTAIR8800というコンピュータからはじまった。」p.216
・「それでいて、ひとつのプログラムを仕あげたときの充足感、そして、それを使いこなすときの、なんともいえない満足感。それがどうやら、マイ・コンピュータが、多くの人びとをとりこにしてしまう魔力でもあるようだ。」p.226
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?れいめい【令名】 1 よい評判。名声。「令名が高い」 2 よい名。立派な名称。
?いっしゃせんり【一瀉千里】(「瀉」は水が流れ下る意。川の水が一度流れ始めると一気に千里も流れるというところから)物事の進み具合の勢いが激しく、よどみなく速くはかどること。
・Amazonでこの本を検索してみると、絶版になっているおかげで3500円の高値がついててびっくり。手元の本には『¥100』のシールが貼ってあるのに。。。
・『手づくりコンピュータ』といっても「古臭い」などとバカにはできない。現在でもコンピュータの基礎を理解するために、大学・高専の電気・電子系の学科では必須の知識であるし、趣味の分野でもこの電子工作はすたれることなく脈々と続いている。
・"読み物"というよりは"解説書"、"実用書"の性格が強い。実際、この本さえあれば簡単な回路なら組めてしまうようだ(当時の材料があればの話)。 また、マイコン草創期の各社製品の紹介がけっこう詳しく書いてあり、歴史的資料としての価値もありそう。
・『マイ・コンピュータ』シリーズ三部作の中編。前後は『マイ・コンピュータ入門』、『マイ・コンピュータをつかう』。
・「世界初のマイクロ・コンピュータは、インテル社のi4004とi8008である。いずれも1971年末から72年春にかけて世に出た。 この二つの製品以外にも、マイクロ・コンピュータらしき製品は、すでに、いくつか出現していたが、本格的なコンピュータとしての形態を整えたのは、このi4004とi8008が最初である。」p.34
・「集積回路の生産工程は、すべて自動化されているが、このボンディング・ワイヤの接続だけは手作業で、顕微鏡をのぞきながら、繊細な作業ができる若い女性の手に頼らねばならない。」p.41
・「時分割多重化通信を採用の結果、コンピュータは、きわめて小さな包装にまとまった。」p.49
・「第一世代=真空管式、第二世代=トランジスタ式、第三世代=集積回路コンピュータ」p.54
・「脳波は、約16ヘルツといわれている。ということは16分の1秒より短い時間で起きる現象は、人間にはわからない。」p.88 ビミョーな記述。。。
・「マイクロ・コンピュータを最初に開発したインテル社のノイス社長は、FCI社で、ショックレイ博士の指導のもと、最も有能な技術研究者にノミネートされていた人でもある。」p.196
・「マイコン・キットの欠点を決定的に証明するには、ガール・フレンドに見せればよいであろう。たいていが、ハナでせせら笑われるのがオチである。」p.217
・「日本でマイコン・ブーム発声のきっかけとなったのは、NEC・TK-80だが、アメリカのマイコン・ブームは、写真6-20のALTAIR8800というコンピュータからはじまった。」p.216
・「それでいて、ひとつのプログラムを仕あげたときの充足感、そして、それを使いこなすときの、なんともいえない満足感。それがどうやら、マイ・コンピュータが、多くの人びとをとりこにしてしまう魔力でもあるようだ。」p.226
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?れいめい【令名】 1 よい評判。名声。「令名が高い」 2 よい名。立派な名称。
?いっしゃせんり【一瀉千里】(「瀉」は水が流れ下る意。川の水が一度流れ始めると一気に千里も流れるというところから)物事の進み具合の勢いが激しく、よどみなく速くはかどること。
・Amazonでこの本を検索してみると、絶版になっているおかげで3500円の高値がついててびっくり。手元の本には『¥100』のシールが貼ってあるのに。。。