ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【演】札幌西区オーケストラ 第21回定期演奏会

2007年05月13日 17時01分05秒 | 演奏記録
札幌西区オーケストラ 第21回定期演奏会
シベリウス没後50年記念
2007.5.12(土)18:30開演, 札幌コンサートホール Kitra大ホール, 入場無料
指揮 末廣誠, パート 1st Violin

シベリウス 交響曲第6番 ニ短調 作品104
シベリウス 交響曲第2番 ニ長調 作品43
アンコール シベリウス 交響詩『フィンランディア』

・前回のマーラー5番がついこの間のように感じられますが、あれからもう1年近くも経ったのですね。早い。今回は諸般の事情により指揮に末廣誠先生を迎えてのシベリウスづくしの演奏会でした。
・シベ6:知りません、そんな曲。末廣先生も「振るのは初めて」というほどのマイナー曲です。一般にはシベリウスの場合、1番とか2番という早い番号の曲が有名ですが、6番も弾いてみてよい曲だと思いました。曲に含まれる『シベリウス度数』が高く、純粋な感じで、これと較べると2番の方は既存の音楽形式にいかにも毒されていて、『シベリウス度数』が低い印象を受けます。一番の難所は冒頭。パート毎では単純な音譜をオケ全体でみると複雑に組み合わせた美しくもいやらしく恐ろしいフレーズ。末廣先生も「私も、怖いです!」と思わず本音がポロリ。序曲でも挟んでいればまだしも、演奏会の冒頭でもあることからプレッシャーは更に大きい。本番は、これまでで一番の出来じゃないかというほど綺麗だったと思います。が、その直後のテンポの変わり目で一瞬訳がわからなくなり、4小節の休みを数え損ね、生きた心地がしませんでした。次の入りはコンマス様を見て無事復帰。一番危なかったのはここぐらいで、後は楽譜を必死で追ううちに演奏終了。全楽章 attacca だったのとマイナーな曲なので、曲が閉じた時は「あれ? 終わったの??」と、様子見から徐々にひろがり、じんわりくる拍手でした。休符は注意してカウント! 飛び出し注意! の個所が多く、リハでもあちこち足出してましたが、本番ではどうにか集中力は途切れず最後まで保てました。
・シベ2:こちらは私自身弾くのは3~4回目でもあり、6番よりは落ち着いて弾けました。4楽章まではアッ!という間。問題だった接続部分もきれいにスッキリと聴こえてました。4楽章の冒頭にたどり着くと、頭に浮かぶのは打ち上げのビール。。。(出てないけど) このメロディーがまだ頭から抜けません。 結局、3楽章の宿題部分は間に合わず。珍しくかなり練習しましたが、能力が至りませんでした。懺悔。
・今回は両曲とも、手を変え品を変え現れる様々なバリエーションの『刻み』との戦いに終始した印象です。練習に出ていた限りでは、末廣先生の指導もあり、特に弦楽器からこれまでに無いすごい音がでる期待がありましたが、本番では予想の8割くらいの音量に感じました。決して悪くはなかったとは思うのですが、緊張があったのか、広いホールだからそう感じても仕方がないのか、ステージ上だからそう感じたのか、、、よくわかりません。
・今回もお隣はY師匠。今年に入ってから函館、室蘭ジュニアに続いて3回目。複数団体でこれだけ隣になるのは珍しい。
・開演前の舞台裏にて、弦楽器美女三人組より求められ記念撮影。
(*´∀`*)フフフ
鼻の下が伸びて写っているに違いない。
・客数1198名[公式発表]:正面1、2階席はほぼ埋まった。
コメント (8)
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