●2020.3.21(土)
7:00 伊勢のホテルで起床。
「夢」を見ていた気がするけど、記憶が消えてしまった。
7:55 ホテル出発。
天候晴れ。
風は収まって穏やかな天気。
レンタカー店で車を借りた。
車種はヴィッツ。
山奥にある「天の岩戸」という場所に行ってみた。
駐車場には車が無く、半径数キロに渡って人間が居ないような状況。
更には駐車場から森の中を数百メートル歩かなかればならず、一人では心細くてギブアップ。
路上の看板が目にとまって「大王崎」という岬に寄ってみた。
展望台からの眺めはなかなか素敵。
展望台に神社があって、おみくじを引いてみると「大吉」だった。
灯台の周辺を散策。
御座白浜海水浴場到着。
こんなに美しい砂浜は初めて見た。
堤防の上でしばらく海を眺めながら休憩。
志摩市の『すず木』というそば屋で昼食。
人気の店で店内満席。
そばが出てくるまで30分弱かかった。
とても上品な味わいのそばだった。
「志摩地中海村」を散策。
地中海の街並みを再現したホテル兼テーマパークという、ちょっと変わった施設。
そんなに広くはないが、雰囲気は十分地中海。
昨年訪れたギリシャのサントリーニ島を思い出す風景。
デッキのベンチでしばらくボーっとしながら休憩。
周囲の客はカップル、友人同士、家族連れがほとんどで、オッサン一人で歩いてるのは自分くらい。
この賑わいを見ていると、ウイルス騒ぎがウソのよう。
気前のいいことに、入場券が500円の商品券になっているのでアイスを買って食べた。
道の駅「紀伊長島マンボウ」で休憩。
名物のマンボウの串揚げには行列が出来ていた。
マンボウは先日食べたので抹茶ソフトクリームをいただいた。
山中の幹線道路ではなく、多少遠回りだが海沿いの道を走行。
その景色はいいのだが、ひたすらずっと細いグネグネ道なので運転が疲れる。
「これホントに国道なの?!」
という車幅ギリギリ一台分の狭い道路があったり、目の前をサルが横切ってギョッとしたり。
あれこれ貴重な経験をした。
熊野町の海際の景勝地「鬼ヶ城」を散策。
「鬼ヶ城」とは言い得て妙な雰囲気の入口を潜って中へ。
頭の上を岩がせり出していて、海側は柵など無く自然のままの岩の広場。
岩場の散策路を更に進むと「地獄」が待っていた。
とんでもない絶壁の中腹を歩く、ひと一人しか通れない狭い散策路。
うっかり足を踏み外せばまず命はないと思われ、現代日本にこんなにワイルドな景勝地があったとはビックリ。
「こんなの絶対無理無理」
引き返そうかと思ったが、女性や子供が平然と行き交う様子を見て、意を決して渡ってみることに。
なるべく下を見ないようにしてソロソロと進んだ。
足の下では荒波が激しく打ち寄せていて恐怖を増す。
「いま地震がきたらどうするんだ」
などなど、ブツブツ文句を言いつつ進む。
危険な散策路をいくら進んでも終わりが見えず、最後まで行くのは諦めて途中で引き返した。
後から調べてみると、約1kmある全体の行程の七割くらい進んだらしい。
帰りは汗だくになりながら、なんとか海に転落することなく無事帰還。
軽く景色を眺めて終わるつもりだったが、思わぬ誤算。
今回は、自分が普通よりも「高さ」に弱いことを自覚した。
熊野市の『グリル モリ』という昭和の香り漂う食堂で夕食。
「ハンバーグ定食(900円)」をいただく。
ソースまで完全手作りの、懐かしい味のハンバーグだった。
三重県との境界に接した、ギリギリ和歌山県の新宮市のホテルにチェックイン。
ベッドが余裕で二つ並びそうな、やたらと広い部屋でビックリ。
料金5500円なのに。
早速夜の街へとお出かけ。
こちらは街灯少なめで、脇道に入ると真っ暗。
『心楽』という居酒屋に入店。
珍しく、出てきたビールはサッポロビール。
そして刺身の盛合せなどをいただく。
いずれの料理も質の高い味わいだった。
「今日はたまたま手に入ったので」
と、サービスで「白魚」が客に振る舞われていた。
小皿の中でまだピチピチと跳ねている小魚を踊り食い。
口の中で跳ねるのが怖かったが、ポン酢だれをかけたところ一斉に激しく跳ねたと思ったら、しばらくすると皆動かなくなってしまった。
二軒目は『WKKS』というバーへ。
マティーニなどをいただく。
若者で賑わう店で、マスターと世間話していたが、カラオケが始まってうるさくなったところで退散。
ホテルの大浴場が24時で終了なので、一旦ホテルに戻って入浴。
しかしそこで二軒目のバーに荷物を忘れてきたことに気づく。
慌てて店に電話をかけて、入浴後に取りに行き事なきを得た。
荷物を取りに戻れる状況で助かった。
『弁慶』という店で、しめに『弁慶ラーメン(700円)』を食べた。
25:05 就寝。
明日も早起きしなくては。。。