夕張メロンオーケストラコンサート 1
2007.7.15(日)13:30開演, ホテルマウントレースイ(夕張)プラザ, 入場無料
指揮 菊地俊一, パート 2nd Violin
1.R.ワーグナー 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第1幕への前奏曲
2.L.V.ベートーヴェン 交響曲第5番ハ短調作品67「運命」より第1・4楽章
3.E.エルガー 「威風堂々」第1番
アンコール H.ベルリオーズ ハンガリー行進曲(簡易版)
・オケ編成:Vn1-11,Vn2-10,Va-10,Vc-12,CB-2,Fl-6,Ob-2,Cl-6,Fg-3,Sax-3,Hr-5,Tp-2,Trb-2,Tub-1,Per-4,Sop-1,Con-1 計81名[名簿7/14版より]、これに飛び入りの方が数名追加。年齢は9歳から77歳まで。道内47、道外34。私が顔と名前が一致する方40、初対面40の丁度半々。
・「用事があってちょっと遅れる」というTpの長老Oさんの入場を待ち、5分ほど遅れて開演。テレビの取材だったのですね。
・マイスタージンガー:曲の持つ陶酔感から、この曲弾くのが大好きです。O師匠と弾ける喜びをかみしめつつ(←もうそればっかり)、それはもう張り切って弾きました。あまりに激しい動きに、見た目にちょっとヤバかったかも?? 始めの方に出てくるVnの "あの" ユニゾン部分がなんだかやたらキレイ。
・運命:演奏会は指揮の菊地先生の司会で進行。オーケストラを使った "実験" の対象曲として運命を選びました。1楽章では、『
もしもフェルマータが無かったら』。 「だっ、だっ、だっ、だぁーーーーーん!!」ではなく「たたたたーん、たたたたーーん、たたたた……」の完全 In tempo で頭から演奏。これが結構弾くのが難しく、体が勝手に音を引き伸ばしたり重くしたりで演奏崩壊、実験以前の問題。慣れって恐ろしい。弾いてる方まで勉強になりました。4楽章では『
もしも伴奏の刻み音が無かったら』。2ndVnとVaの刻みを抜くと、なんだか物足りない感じ。各楽章、実験の後通して演奏。なにしろ前日が初合せの上に、この曲(運命1楽章)なもので縦がなかなか合いません。しかし、曲の中で繰り返し同じフレーズが出てくるうちにだんだんと合うようになってきました。本番中も演奏が進歩。4楽章は始まるちょっと前(3楽章の終わり)から演奏。出来のやばい2・3楽章は翌日へ。
・威風堂々:指揮棒を振り下ろそうとしたまさにその瞬間、「
どこかいいせきないかなぁ~~??」とヨチヨチ歩き回っていたお子ちゃまの声で演奏中断、会場中に笑いが。絶妙のタイミングでした。気を取り直して演奏開始。この曲で眠気がピークに。終わり部分のダウンダウンの刻みがもう。。。 冂 冂 冂 Π Π Π z z z ……
・演奏会場:去年は練習場所だった宴会場(パイン)でそのまま演奏会をしましたが、今回はレストラン前のガラス張りで天井の高いロビー(プラザ)にて演奏しました[写真]。練習場よりはずっと音響的に弾きやすかったです。ところが思わぬ弊害が。あとから聞いた話では、演奏会が始まってから日の角度が変わってティンパニに直射日光が当たり、チューニングがえらいことになったとか。
・休憩無しで1時間半ほどで終了。
・客数約80名[目測]:ほぼ満席。先日お世話になったエルム楽器の社長さん他の顔が。演奏後に指揮者へ花束贈呈と固い握手。
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夕張メロンオーケストラコンサート 2
2007.7.16(祝月)13:30開演, ホテルマウントレースイ(夕張)プラザ, 入場無料
指揮 菊地俊一・鷲見英夫[4], パート 2nd Violin
◆参加者有志によるプレ・コンサート[13:05-13:25]
♪いずみたく 見上げてごらん夜の星を、モーツァルト アヴェ・ヴェルム・コルプス(チェロ四重奏)
♪モーツァルト オーボエ四重奏
♪??? ファンファーレ(ホルン六重奏)
1.R.ワーグナー 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第1幕への前奏曲
2.L.V.ベートーヴェン 交響曲第5番ハ短調作品67「運命」(全楽章)
3.W.A.モーツァルト モテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」より第1・4曲
4.J.F.ワーグナー 双頭の鷲の旗の下に(簡易版)
5.E.エルガー 「威風堂々」第1番
アンコール H.ベルリオーズ ハンガリー行進曲(簡易版)
・アンサンブル:なぜかチェロのアンサンブルに加えていただきました。ヘ音記号に反応できず、1ポジションしか使えないようなレベルなのに。。。ご一緒していただいた方には感謝!! 考えてみると全員初対面の方々ですね。時間がなく本番前で練習会場でちょこっと一度合わせただけで、あわただしく本番会場へ。演奏は個人的にはほとんど最悪でした。前夜のあの響きは、酒で酔った気のせいではないはず。インペク業でバタバタしてたし、ヘ音記号に目は慣れないし、体に余計な力入りまくりだし、菊地先生はお客さんとして見てるしで、悪条件が重なりました。これは是非ともリベンジを。低音のアンサンブルの響きっていいですねぇ~♪ またやりたい。
・マイスタージンガー:飛行機事情によりコンマスは交代し、嫌がるS様にバトンタッチ。そんなことには関係無く、やっぱり熱く演奏。演奏前に、直射日光を避け場所の微調整。
・運命:この日は時間の関係で "実験" は無しで、簡単な曲解説のみで演奏へ。やはり全楽章は長い。 初日に初めて音出した時には「
いくらなんでも無理じゃないか」と感じた全楽章の演奏ですが、やっちゃいましたね。たった三日間の練習でここまで出来るとは思いませんでした。練習では、止まって返す一回毎にメキメキ上手くなっているのが目に見えてわかるようでした。「練習時間が限られている」という皆の共通認識があって、集中力の高い練習だったと思います。しかしさすがに2,3楽章はちょっと危なかった。4楽章へのつなぎ部分、指揮からの1stVnへのキュー出しが1小節早く(ギョ!!)、そのまま4楽章に突っ込み1小節足りなかった気がするのですが、皆何事もなかったかのように演奏。あれぇ~!? 数え間違いか?? おっかしいなぁ~… 4楽章あたりまでくると三日間の疲れが出てきて細かいミスをポロポロと。もうフラフラ。
・踊れ、喜べ、:伴奏は希望者のみの小編成で演奏。弦各パート4~6名+Ob×2+Hrn×2。第1曲が地味に難しかったが、どうにか無事終了。第4曲はあちこちで弾かれる有名曲なので皆さん手慣れた感じ。
・双頭の鷲~:夕張市民吹奏楽団団長の鷲見さんによる指揮。ちょっと遠慮があったような。
・威風堂々:最後の方の曲にくるともう、頭の中はこのイベントの締めの段取りをどうするか、インペクとしてアレコレ考えながらの、体は自動演奏状態。
・ラコッツィ:出だしの滑り込み音が、結局最後までしっくりこず。
・休憩含め1時間半強。
・客数約50名[目測]:ちょっと少なめ。
《関連リンク》
音合わせ、夕張酔わす メロンオーケストラ開幕(07/15 07:42)
【夕張】財政破たんした夕張市に道内外からプロやアマチュアの演奏家が集まり、公開練習とコンサートを通して地元を盛り上げる「夕張メロンオーケストラ2007」が十四日、ホテルマウントレースイで始まった。
夕張に毎年スキーに来る東京のチェロ奏者菊地俊一さん(73)が昨夏、音楽仲間に呼び掛け夕張市民吹奏楽団と共演し始まった企画。
今年は新聞・雑誌でも参加者を募集し、東京など道外三十四人、札幌など道内三十六人と夕張市民十一人が集まった。昨年より二十人増え、十代から七十七歳までと年齢層も幅広い。
顔合わせの自己紹介では「夕張メロンを食べに来ました」と話す参加者もいて和やかな雰囲気。大阪府から初参加のバイオリン奏者大庭勢津さん(59)は「夕張をニュースで見るたび『がんばって』と思っていた」と話した。
十五、十六の両日、午前は公開練習、午後一時半から無料コンサートを行う。ベートーベンの交響曲「運命」などを演奏し、指揮する菊地さんは「有名曲の楽譜をちょっと変えてみるなど、遊びの要素も盛り込む」と言う。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/yuubari/37977.html 北海道新聞より
『思い付くままに』
http://hideonosho.exblog.jp/
《関連ブログ記事》
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告知 ~夕張メロン・オーケストラ2007
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メロンオケ ~楽譜到着、パートはビオラ
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夕張メロンオーケストラ2007 一日目
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夕張メロンオーケストラ2007 二日目
2007.7.16
夕張メロンオーケストラ2007 三日目