第43回認知症学会(郡山)にて,東名古屋病院の饗場郁子先生に座長をしていただき,標題の学術教育講演をさせていただきました.これら2疾患はタウ蛋白のみ蓄積する「純粋な」タウオパチーと考えられ,タウ抗体を用いた2つの臨床試験が行われましたが,いずれも失敗しました.講演では「失敗の原因は何なのか?」の考察から始まり,将来の治療の成功につながりうる最近の驚くべきブレイクスルー「アンチセンスオリゴンヌクレオチドによる治療,TRIM21を利用した細胞内タウの分解,治療標的としてのオリゴデンドロサイトと補体C4a,proteinopenia仮説」について解説しました.ありがたいことに会場には立ち見の先生も出るほど多くの方がご参加くださいました.スライドは以下からご覧いただけます.
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