スタイル・メイク・エクササイズのレッスンをはじめる前、ほかのメンバーの到着を待っているあいだメグちゃんとお喋り。
日曜日の夜に放送された≪NHKバレエの饗演≫のことなど。
「このパはレッスンのときにやってるな、とかわかるところもありましたよ」
そうそう。
普段やってるレッスンは基本の≪基≫で、それを進化させ発展させていって振り付けに昇華するわけよ。
「日曜日に練習したアラベスク・ルルヴェとかピケ・アラベスクとか、あれも何回か出てきましたね」
そうだね。
「ピケ・アラベスクですけど、自分でわかるんですよねぇ…、ちゃんと軸脚に載りきれてないなぁって…」
おぉ
自分でソレを感じられるようになったのね…っ
「あとちょっと足りないっていうか…、もうちょっと前にいければっていうか…」
うん。
「あとちょっと前にいければ、“ここだな”っていうピケができそう…」
よし。
それはね、アラベスクに上げる脚のバットマンが足りないの。
「バットマンが…」
そう
メグちゃんはね、私が重視していること、優先していることをきっちり理解してるから、乱暴なことおおげさなことをしようとしないわね。
骨盤の角度をズラしてでも脚をあげようとか、軸を無視してでもパッと見を優先とか、そんな乱暴なことをしない。
まず中心軸を大切に、プリエをきちんとすること、膝や足首をきちんと伸ばしきることを大切に…て。
それはとても大切な事だし、良いことなんだけどね…。
でも、今はね、ほんのちょっとくらい乱暴に動いても崩れないくらいの軸は出来ているのよ
「だからこれからはね、ちょっと乱暴かなって思うくらいにバットマンしてみるとか、“跳びましたけど、ナニか”ってくらい爆発するように跳んでみるとか、そういうことをしてもいいと思うわよ」
「…ちょっとやりすぎかな…ってくらいに…?」
「そう。それくらいでちょうどいい」
「そうかぁぁ…」
うん。
中心軸を崩さない範囲で思いっきり、じゃなくてね、多少ズレてもいいから思いっきり、ってこと。
そぉれはやり過ぎだろ とか、危ないってときはちゃんと注意するから。
「だいたいね、ちょっと乱暴にしたくらいじゃ崩れないくらいには仕込んである」
「…うふふふ…」
スタイル・メイクのメンバーが集まるまでの時間が、ちょっとしたバレエのレクチャー・タイムになりました
日曜日の夜に放送された≪NHKバレエの饗演≫のことなど。
「このパはレッスンのときにやってるな、とかわかるところもありましたよ」
そうそう。
普段やってるレッスンは基本の≪基≫で、それを進化させ発展させていって振り付けに昇華するわけよ。
「日曜日に練習したアラベスク・ルルヴェとかピケ・アラベスクとか、あれも何回か出てきましたね」
そうだね。
「ピケ・アラベスクですけど、自分でわかるんですよねぇ…、ちゃんと軸脚に載りきれてないなぁって…」
おぉ
自分でソレを感じられるようになったのね…っ
「あとちょっと足りないっていうか…、もうちょっと前にいければっていうか…」
うん。
「あとちょっと前にいければ、“ここだな”っていうピケができそう…」
よし。
それはね、アラベスクに上げる脚のバットマンが足りないの。
「バットマンが…」
そう
メグちゃんはね、私が重視していること、優先していることをきっちり理解してるから、乱暴なことおおげさなことをしようとしないわね。
骨盤の角度をズラしてでも脚をあげようとか、軸を無視してでもパッと見を優先とか、そんな乱暴なことをしない。
まず中心軸を大切に、プリエをきちんとすること、膝や足首をきちんと伸ばしきることを大切に…て。
それはとても大切な事だし、良いことなんだけどね…。
でも、今はね、ほんのちょっとくらい乱暴に動いても崩れないくらいの軸は出来ているのよ
「だからこれからはね、ちょっと乱暴かなって思うくらいにバットマンしてみるとか、“跳びましたけど、ナニか”ってくらい爆発するように跳んでみるとか、そういうことをしてもいいと思うわよ」
「…ちょっとやりすぎかな…ってくらいに…?」
「そう。それくらいでちょうどいい」
「そうかぁぁ…」
うん。
中心軸を崩さない範囲で思いっきり、じゃなくてね、多少ズレてもいいから思いっきり、ってこと。
そぉれはやり過ぎだろ とか、危ないってときはちゃんと注意するから。
「だいたいね、ちょっと乱暴にしたくらいじゃ崩れないくらいには仕込んである」
「…うふふふ…」
スタイル・メイクのメンバーが集まるまでの時間が、ちょっとしたバレエのレクチャー・タイムになりました