■ 「温暖化」は陰謀? ■
「温暖化ってウソなんだって知ってた?」
「エー、だってテレビとかニュースで毎日やってるじゃん?」
「あれ、全部ウソだってネットに出てるよ。」
「ネットなんかウソばっかりじゃないの?」
「それはそうだけどさぁ・・・きっとアレだよ、イルミナティーの陰謀ってやつ?」
「何それ?頭おかしいんじゃない?それ、何とかレンジャーの悪の組織?」
「いやぁ、だから世界的な陰謀組織だって、フリーメンソンとか・・・」
「だったら、その悪の組織が「地球が暑くなる」ってウソついて、何の得がある訳?」
「そりゃ、あれさ・・・皆なびびるって言うかぁ・・・まあ、怖がらせるんだよ。」
「あんたって、本当にバカね。」
■ 温暖化で誰が得をするの? ■
「温暖化が陰謀だ」などと軽々しく口にするとバカにされます。
それは「温暖化」が「全くの正義」と信じられているからです。
しかし「温暖化」の目的を知れば、きっとアナタも「正義」を疑うはずです。
1) 最初は日本潰しが目的だった
2) 京都議定書を批准して、削減義務を負ったのは日本だけ
3) ヨーロッパは東欧の旧型の発電所が稼動していた1990年を基準年とする事で
京都議定書が発効する時点では、既に目標を達成できていた
4) アメリカ、カナダは議会が批准せず、京都議定書の削減義務を負っていない
5) 中国などの途上国は京都議定書で削減義務を負わない
現在世界で唯一有効な「温暖化防止の為の削減基準」は京都会議で可決された為
「京都議定書」と呼ばれます。
当時に川口環境大臣の奔走で、合意に至ったと言われており、
日本人は、日本の環境外交の成功例として、
「京都議定書」をある種、ホコリに思っています。
川口大臣は、アメリカの隆学歴も長く、外交畑の人材でした。
ハードネゴシエーターとしても知られており、
京都議定書同意の為の、環境大臣起用だったと思われます。
ところが、「京都議定書」を批准したのは削減義務を負わない国ばかりで
二酸化炭素の大量排出国であるアメリカや、排出義務を負うカナダは
条約を批准しなかったり、脱退したりしています。
結局、「京都議定書」によって削減義務を負ったのは日本だけでした。
川口大臣は「京都議定書」をまとめた人として脚光を浴びますが、
留学経験の長いキャリア官僚は怪しい人材の宝庫です。
「新型インフルエンザ騒動」で脚光を浴びた厚生省の女性官僚や技官も
今になってみれば、内部から騒動を拡大して厚生官僚の弱体化を狙っただけに見えます。
■ ヨーロッパの目的は排出権ビジネス ■
ヨーロッパは環境先進国と思われていあます。
ヨーロッパでは早くから「排出権地取引」が行われています。
削減義務を負う企業が、削減目標を達成して余剰がある企業から
二酸化炭素の排出権を買うようなビジネスが成立していました。
1) 二酸化炭素の排出権を売買しても二酸化炭素は減らない
2) ヨーロッパやロシアは1900年を基準年とする事で排出権に余裕がある
3) 日本はロシアから排出権を買っている
二酸化炭素は人間が生きているだけでも日々放出されます。
森林も落葉や倒木が分解される過程で大量の二酸化炭素を発生します。
海は温度が高まれば、勝手に大量の二酸化炭素を放出します。
こんな何処にでもある「無害の二酸化炭素」がお金になるのですから、
これ程美味しい商売はありません。
■ 自然エネルギーは儲かる=エネルギーを浪費し二酸化炭素を増やす ■
温暖化問題で脚光を浴びたのは「自然エネルギー」です。
「再生可能エネルギー」とも呼ばれます。
「風力発電」や「太陽電池発電」が代表的です。
これらは一見「エコ」に見えますが、
こららの施設が稼動している間に生み出すエネルギーは、
これらの施設を製造・建設する為に使用されたエネルギーと同等かそれ以下です。
様は、「再生可能エネルギー」は製造時に大量の二酸化炭素を放出し、
将来的徐々に二酸化炭素の帳尻を合わせて、最後にチャラになる技術です。
太陽光発電や風力発電の効率が高くなれば、この問題は若干は改善されますが
一方で電力供給に中での自然エネルギーの比率が高まると、
電力の供給にムラが生じます。
このムラを解消する為には、電力の「一時保管庫=蓄電設備」が必要になります。
自然エネルギーは時間変動や地域変動が激しいので、
ストレージも分散設置が必要で、従来の揚水ダムは利用できません。
結果として大量に蓄電池が必要になり、その時に放出される二酸化炭素によって、
自然エネルギーは将来に渡って、二酸化炭素を増加させるだけの結果を生み出します。
■ 石油から原子力へ ■
温暖化問題で密かに脚光を浴びているのは「原子力発電」です。
スリーマイルやチェルノブイリ事故以降
欧米の環境活動家達は「原子力発電」を目の敵にしてきました。
しかし、近年フランスなどでは「環境活動家」が
「原子力はクリーンエナジー」と言い出しました。
原子力発電は二酸化炭素の放出が少ないからです。
酸素を吸って、二酸化炭素を放出する人間が良く言います。
「てめーら、葉緑体を細胞に埋め込んて酸素を吐き出せ!!」と言いたい。
■ 原子力利権 VS 石油利権 ■
温暖化の広告塔と言えば「アル・ゴア」です。
「不都合な真実」という「トンデモ映画」を作って、世界を行脚していました。
さて民主党、クリントン政権の副大統領であったアル・ゴアは、
彼の祖父の代から、ウランビジネスの利権を持っています。
結局、「温暖化問題」とは「石油から原子力」への隠れミノであり、
「石油利権=ロックフェラー」と「原子力利権=ロスチャイルド」の戦いであったのです。
■ 新興国によって崩壊した「温暖化ビジネス」 ■
「京都議定書」では中国やインドなどの新興国は削減義務を負っていません。
しかし経済発展してエネルギー需要の高まったこららの国々では
現在、大量に二酸化炭素を排出しています。
「世界温暖化会議」はこれらの新興国にも削減義務を負わせようとしました。
ある意味、それは新興国の成長力を削ぐものです。
世界は金融危機の最中で、新興国の経済成長に一縷の望みを掛けています。
それなのに新興国の成長力を削ぐとは、本末転倒です。
ですからCOP15(デンマーク会議)において、
新興国の参加は絶望的となります。
「アメリカなどが参加しなのならば参加しない」
「今までさんざん二酸化炭素を排出してきた先進国こそお金を負担すべき」
「新興国が二酸化炭素を削減する為に、カネと技術をよこせ」
彼らの主張は横暴でも何でも無く、正論です。
自分の国力を削ぐような条約を批准する物好きは、日本くらいしか居ません。
既に「温暖化」は暗礁に乗り上げているのです。
■ 石油高騰の為の布石では無いか? ■
私は「温暖化」とは石油高騰時の代替エネルギー産業を育てる布石だと考えています。
世界の経営者達が「石油高騰」を起す計画があるのなら、
「原子力発電所」も「ECOビジネス」も大化けします。
何故、日産がハイブリットを飛び越して電気自動車は発売したのか?
現在では全くコストメリットの無い電気自動車が普及するならば、
石油価格の高騰が不可欠です。
ルノーはロスチャ陣営ですから、
本来は昨年辺りに原油高騰が仕掛けられた可能性を私は疑います。
電気自動車のバッテリーは、家庭用のストレージとして有用です。
ソーラーパネルで昼間発電した電力を、
車搭載のバッテリーに蓄え、夜間の電力として活用するのは合理的です。
■ イラン戦争が勃発すれば、エコビジネスが花開く ■
何かと胡散臭い「温暖化」と「ECOビジネス」ですが、
全ては原油価格に依存します。
イランとイスラエルが戦争して中東で戦火が広がれば、
原油価格があっと言う間に2倍、5倍と跳ね上がります。
当然ガソリン価格も、電気代もウナギの滝登り状態になります。
そういう事態が生じた時、
「ウチは太陽電池があるから電気代は掛からないのよ」とか、
「ウチは日産のリーフだから、ガソリン代が掛からなくて嬉しいよ」
といった勝ち組の笑い声が聞こえて来るのかもしれません。
原油が高騰すれば太陽電池も電気自動車も製造費が高騰し、
現在の様な価格では変えません。
さらには、現在は太陽電池も電気自動車も国が補助してくれます。
他人の納めた税金で、将来のコストを削減できるのならば、
こんなに良い事はありません。
陰謀論を信じるか信じないかは個人の自由ですが、
陰謀論を非難ばかりしていても利益は少ないでしょう。
陰謀に積極的に乗る事で、将来の勝ち組になるのは、
案外悪くないのかも知れません。