連休を前に、クアトロの魚の仕入れは充実している。
サワラ、アオリイカ、メバル、ハタ、タスマニアサーモン、コハダ、タチウオ、カキ、ナガラミ、地ハマグリ、釜揚げシラス、桜エビなどだ。
酢で締めたり、カルパッチョにしたり、パスタにしたりとメニューも豊富だ。
旬の魚介を使い、色々な料理でお客様を喜ばすクアトロのシェフことスタちゃんだ。
「スタさんもういいでしょう」
「ハ、ハハー」
「えーい、ひかえ、ひかえ」
「こちらにあらされるマグロを何と心得る」
「頭が高い、頭が高い」
「大間の本マグロさまである」
「この大間の紋所が目に入らぬか」
「へー、だからどうした」と思うが、やはり大間の本マグロは旨い。
スタちゃんは、大間の本マグロさまを握りにしてお客様に提供するのだった。
その他の魚も握りにするスタちゃん。
変わったイタリアンである。