シチリアを舞台にした映画「山猫」。
シチリアを治める貴族の甥であるタンクレディ(アラン・ドロン)はイタリア統一に蜂起した赤シャツ党に身を投じる。
片目を負傷し黒い眼帯を巻いてタンクレディはシチリアに戻った。
シチリアも貴族が治める封建的な時代からタンクレディのような若い指導者によって新しい時代を迎えることになる。
同じように、トスカーナに赤シャツ党に身を投じた男が戻ってきた。
フェルッチョ・ビオンディ・サンティである。
彼は、ワインに革新をもたらした。
品種を改良し、オーク樽による熟成という選択をし「ブルネロ・ディ・モンタルチーノ」を創り上げる。
1888年のことだ。
日本は明治の時代である。
今や、封建的な時代から君臨してきたワインの王「バローロ」と肩を並べ、イタリアを代表するワインになったブルネロ。
イタリアの公式晩餐会にも使われるブルネロである。
現在、そのブルネロの中でも、特に評価が高いのが“イル・ポッジオーネ”である。
そのエチケットにある紋章のには、CHI VUOL ESSER LIETRO SIA DI DOMANI NON V E' CERTEZZAと小さく見える。
「幸せでありたいと願うならば、明日に保証はない」
つまり、今日のこの日を大切にしようということ。
新しい時代を切り開く赤シャツ党の精神を受け継いだワインをクアトロで飲みましょう。
「クアトロで美味しいものをと願うならば、明日に保証はない」