魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ワイン安くならないの?

2008年10月12日 | ワイン ~2019年
アメリカ発の金融危機で、果たしてワインは安くなるのでしょうか?

基本的に為替相場でユーロやドルも安くなってきていますので、
大まかには数ヵ月後には一段落しそうです。

が・・・・・、

どうも高級ワイン(ボルドー、ブルゴーニュ、カリフォルニアなど)は
まだまだのようですよ。

オークションでは高値を更新しているようですし、逆に高級ワインの
需要は世界に広がっていて、株式や金などに比べて安定した価格上昇が
見込めるため、投機マネーが流入しているらしいのです。

つまり・・・高級ワインさえ諦めれば大丈夫でしょう。

皆さんは高級ワイン飲むのやめられますか?

私はこのブログでもおわかりでしょうが、めったに飲まないので、
大した問題は起こりません。


さて今宵は私にはこれでも高級ワインです。

2001 アース・ポエティカ レ・コリーネ・ディ・オラッツィオ
   (伊、バジリカータ州、アリアニコ種、赤、3千円程度)


長ったらしい名前で、なかなか覚えられません。
右から左の名前って多いですよね。ワインファンを世界中に増やし
たいなら、イタリアワインはこのあたりを分かりやすくすることが
課題です。


ブラックベリー、黒糖、寝かせた肉、深く沈んだ井戸を思わせる
香りです。7年熟成していますが、まだまだ落ちた香りではありません。

味わいは濃厚で、タンニンもしっかり充実しています。
黒糖やスパイス、ちょっとだけリキュール感、重さがあって
しかし、どこかに艶っぽさも隠れています。
暗めな中にリキュール的甘さはあり、やはり洗練さにはちょっと
だけ欠けます。ですが、これはこれ。悪くはありません。
美味しいワインです。

ただ、どこかありきたりの個性で、熱く推すにはちょと弱い気がします。
採用は見合わせます。


いま読み返したら、今日は説教臭かったよー。ゴメンねぇ。

コメント (2)
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