魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

成功の証

2009年02月24日 | ワイン ~2019年
「おくりびと」がアカデミー賞、オスカー受賞しましたね。

実はまだ観ておりませんが、レンタルできるようになったら
必ず観ます。

日曜日に「四日間の奇跡」というDVDを観ました。
あり得ない設定だけど、そこを無視してみるとキュンと心に来る
ものがありました。

映画も大好きです。
(嫌いな人って、まずいないでしょうけど)


そんな成功した映画のごとく、成功したワインを飲んでみましたよっ。


フランス、ローヌ地区のスター、「ギガル社」ですが、
(ホントはエティエンヌ・ギガル)成功し有名ブランドで
名を馳せています。

一番有名なのは三姉妹と言われる「ムーリンヌ」「ランドンヌ」
「トゥルク」の畑ですが、これは極めて高価。

しかし、ギガルのワインは安くても美味しいので、ごく一般的な
クラスのワインで十分でしょう。

近年この造り手はあまりにメジャーになったので、私のような
「マイナリスト?」には敬遠されがちだったのですが、05年の
ような成功年のワインは、やはり飲んでみなきゃ! ですね。


で、一番スタンダードなクラスをいきましょう。


2005 コート・デュ・ローヌ(ギガル)
   (仏、ローヌ地区、赤、千円台)

重たさを感じるプラム、キノコ、黒土、ちょっとだけ干しブドウ
っぽい香り。

一見、重くはなくスムースに入っていきますが、とても充実した
味わいです。エキス分がしっかりしており(さすが当たり年)、
あとから濃さを感じます。旨味も口中の時間の中で後半から
グーンと伸びやかになります。美味いです。

これから2~3年は今のバランスで十分に美味しくいけるでしょう。
もちろんローヌは長命ですが、熟したのが良い方はこのスタンダ
ードではなく、上のクラス、例えば「ジゴンダス」「サン・ジョセフ」
「エルミタージュ」「コート・ロティ」などの2005年ものを持って
おかれるといいでしょうね。
このエキス分の充実感は成功年の証だと感じます。

やはりスターはスターでしょうか。

私の住む街では、そこまで見かけませんが、大都市ではたくさん
見つけることが出来ると思います。
良いワインだと思います。

コメント (2)
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