魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

NSG ショーヴネ・ショパン

2006年04月15日 | ワイン ~2020年
2003 ニュイ・サン・ジョルジュ(ショ-ヴネ・ショパン、赤、ブルゴーニュ)

ちょっと良いことがあったので、今日は少し奮発。3千円程度。
タイトルの「NSG」はニュイ・サン・ジョルジュの村名の略です。
いちいちニュイ・サン・ジョルジュと書いたり、打ったりするのが
とても面倒なのでこう書きます。業界では時々使われていますが、
マニア用語かも? もしかしたらNSGはかなりの少数派かも知れません。

よく「ニュイ」と略す方もいらっしゃいますが、それはいまいちです。
「コート・ド・ニュイ」との判別が難しくなります。
本来ニュイは「夜」という意味です。

さて、このワインは2003年ブルゴーニュの特有?とでも言えるような、
蜜のような香り、熟した果実味、旨味の凝縮感が出ています。
早くから楽しめ、ジューシーで濃く(といっても村名クラスとして)、
タンニンも細やかです。
酸が少ないので、張りは弱く、くっきりとはしていませんので、
軽やかで心地良く、するする入るメルロ種といったニュアンスです。

今現在、全開ってほどは開いてはいませんので、欲を言えば、あと半年、
1年程度待ってやるのも良いでしょうが、若いうちに愛想の良い、03年らしさ
を楽しんでいただいても良いかと思います。
ブルゴーニュとしては、コストパフォーマンスも良く、美味しいので
販売することにします。 

実はこの造り手(ショーヴネ・ショパン)のコート・ド・ニュイ・ヴィラージュ
というワインが結構評判が良いです。2千円ちょっとでかなりいけてます。
ブルゴーニュは有名どころは高すぎるので、こんなお手頃な造り手の
存在はかなり貴重かも知れません。

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