トロギールを観光して南下スプリットへ、同じようなローマの遺跡がこのアドリブ海、海岸沿いにたくさんあります。
このスプリットもアドリブ海沿えの最大の町です。海岸通りには風変わりな建造物があります。これはローマ時代の宮殿の外壁、この中に民家がならんでいます。
ローマ皇帝ディオレティアムスが建てた宮殿の跡だそうで、皇帝はこのスプリットの近郊で生まれ、引退後この宮殿で余生を送ったとされています。宮殿は数百年放置さて、人々が住み着くようになったと言われています。細長い壁の建物群で1階は店舗やカフェ、どの家も2階部分が古い遺跡の壁とつながっているなんとも不思議な光景でした。
当時宮殿は200メートル四方に城壁で囲まれ、宮殿は海に面して船が直接横づけになるように、アドリブ海の海辺に建てられた宮殿でした。これは地下室、古くは宮殿の1階部分で調理や食糧倉庫のようでした。
当時の居間のタイルがそのまま残され・・ローマのパルテオンを思い起こす玄関広場、かつては玄関を抜けて海に向かって歩いていたそうです。
広場では観光客がのんびりと、せかせかと歩いているのは日本人のみ皆ティータイムを楽しんでいました。
スプリット大聖堂、宮殿の地下通路から玄関広場の天井を・・微かに大聖堂がその下で男声合唱団ミサ曲を聞かせていただきました。CDの販売も・・。
クロアチアはネクタイの発祥地、フランスやイタリア語など英語をのぞくヨーロッパの言葉でネクタイは「クラヴァッタ」と呼ばれこれはクロアチア人と言う意味、クロアトからきた言葉だそうです。このお店に名前は「CROATA」{クロアト}ネクタイのお店で高級な品、私どもは「見るだけ」でした。
左手に聖書を持ち右手を高く上げている勇ましい人物、グレゴリウス司教、スプリットの宗教会議でスラブ語を禁止、その撤回を求めて活躍した人物だそうです。
市場では毎朝アドリブ海の海産物が売りに出されています。アジ、イワシ、ヒラメ、スズキ、アンコウ、タチウオ、ブリ、タコ、イカ、エビと日本と同じ、おじさんの威勢のいい呼び込みの声が響いていました。