つれづれなるままに 1187  究極の自然美  プリトヴィツェ国立公園

2010-11-26 10:20:55 | 旅行

モスタルの観光を終え、バスでの長距離移動、5時間30分、また国境を越えてクロアチア最後の観光です。プリトヴィツェ国立公園、旅も7日目です。質素な食事にも慣れ、ビールもワインも食事の一部となりました。旅も終盤です。朝の荷物点検、バスに詰め込む作業です。もう皆さんの荷物は20キロオバー、お互いの荷物を持ち上げながら・・これはやばいことになりそうだと・・・。

 

ホテルは公園内にありました。荷物をバスに詰め込み、ここからが電気自動車での移動、、遊歩道のウオーキングとなります。昨晩は雨、この日もこぬ雨が降っていました。水量は申し分なしとのこと

ブリトヴィツェ国立公園はブナやモミの自然林に囲まれ渓谷に大小16の湖、92の滝が点在するすばらしい景観の湖畔です。

  

緑の樹海の中の渓谷に横たわっている湖から流れ出た水は下の湖へ流れ、それがまた湖にと、湖にできた段々畑のように次から次えと流れていきます。

 

高台からは下に木の遊歩道が見えます。渓に降りたり、階段を上がったりと2キロのウオーキングコース、水辺のハイキングが楽しめます。景色に見とれると足元が不安定・・水が透き通っているため湖底の樹木や岩も、あちらこれらでは水しぶきを上げてエメラルドの水が湖水に落ちていく、この美しさは数十万年の歳月をかけで造れれたそうです。

湖一帯はカルスト地層で、ここで降った雨水は長い歳月をかけて地下の石灰岩の間をくぐって、カルスト湖に蓄えられる、それが地表に、そのため水は恐ろしいほど透明でした。

 

 

 

 

 

湖は大まかに上の湖群と下の湖群に分けられます。上の湖畔と下の湖畔の間は公園になっていて、、電動ボートで行き来しました。

ボートの中からも滝が湖に注いで、秋の深まりを感じました。

 

国立公園は一年を通してオープンしているそうですが、冬は雪と氷におおわれて滝も凍りつき、所々に氷柱ができ、この幻想的な白の世界も捨てがたいと・・・。

石灰華の造形と豊かな水の営みが造り出す自然美・・世界は広いなーと感じました。