つれづれなるままに   1383  ケアホーム 姥捨て山

2011-10-17 20:51:12 | 雑記

一人暮らしになって、自分一人では生活できなくなる、ましてや認知症、病弱、いろいろな事情はあるにせよ、ホームでの生活はさびしいものです。

ホームでの生活は女性が多く、女の戦いだと、そんな言葉が、なんだろうかと、聞いてみると、過去の元気だった頃の話や、孫の話、すべて自慢話に取られ、うるさい・・だまって・・と中々仲間には入れない様子、もちろん認知症の方が多いので、お互いの意志疎通は無理のようですが、ただ黙って椅子に腰かけ、言葉を発することがない場所では、延々としゃべり続けるヨリさんは、除外しされるのも無理からぬことだと思います。今朝、今まで気にずせずいた身だしなみも、周りの人に感化され、化粧水を持参、長年外していた指輪もつけて、衣類もあれこれと持参しデーサビスからケアホーム長期滞在へと入居しました。

今週の日曜日にはアメリカに戻る娘、その前に一度ホームを訪問し、様子を伺いたいと友と二人で尋ねました。9名ほどの小規模ケアホーム、6人ほどが自分の居場所を見つけて座り、訪問者や家族などあま来ることがないのでしょうか、珍しそうに私たちを見つめていました。もうしばらくは家に帰ることは出来ないと分かっているようですが、私たちを見、帰れるものだと、帰りたいと涙ぐみ、私たちを手こずらせました。昨晩も、その前も食事はいっしょ、、この賑やかな生活からホームへ確かに仲間は居ても話すこともなく、話す相手もなく孤独、ただ食事がで絶えず監視が行き届いている、家での一人暮らしよりは安心だと思いますが、どこに居ても孤独は同じことだと思いながら戻ってきました。

ヨリさんがホームの生活に慣れるまで時間を作って訪ねなけらばと思いながら・・・ホーム、ここは「姥捨て山だ」と・・ヨリさんが吐き捨てるようにつぶやきました。