高尾方の踏切の警報機が鳴り出し、慌てて中線ホーム先端に行くと、前方のカーブから見慣れぬ黒い車体がゆっくりとこちらの方へ。クロE654-101以下6連のE655系試運転列車でした。スタイルも見る位置によっては良く感じられたり、色も黒、紫、茶色のいずれともとれる色合いでなんとも不思議な編成というのが率直な第一印象です。実物の方が見栄えはしました。これに、日章旗と菊の御紋章をつけると、また違ったイメージになるのでしょうが、この編成を使ったお召し列車が走る機会はあまりなさそうな気もします。スジですが、ほぼ、大月12時台と見込んでいたのですが、相模湖を12時02分頃通過のいわゆる遅スジの前に、試9141Mの通過後11時54分頃に1248Mの入線と被りそうになるスジがあり、以前は単機のEF64の回送に使われていたことがあります。大月の到着時間(12;18)から見て、そのスジだったのではないかという気がしますが。
本日の試9141MはE233系H44編成で運転されました。大月駅中線停車中のクハE233-44以下10連です。H編成の為、到着時の写真はLEDが壊滅。エンド交換時に1/80秒でLEDを写し込むため撮影を始めたところ、高尾方踏切の警報機が鳴り出し始めました。通常では、大月で試9141Mの折り返しを撮っている間に鳴ることが無いため、E655系試運転の可能性が高いと思われ、尾灯点灯の状態ですが撮影を切り上げ、中線ホームへ急いで移動しました。尚、201または189系6連の試運転ですが、今日は下り本線ホームのLED列車案内に「回送」表示が出ていなかったこともあり、E655系撮影後に引き上げたため、運転の有無については不明です。
大月駅中線停車中の201系T108編成、クハ201-87以下10連です。949Mで到着後1248Mでの折り返し待機中です。949Mが所定ダイヤで下ってくれば回9941Mとの被りの恐れが小さいため大月駅へ、乱れているときは被る恐れがあるため相模湖で撮影しています。今日は定時運転でしかも201系でしたのでこの列車に乗って大月まで来ました。ダイヤ通りだと7~8分後に回9941Mが通過、その後反対側ホームに回る余裕があります。T116編成の前に到着、T116編成の通過後、東京に向かって行きました。
201系T116(旧T16)編成、クハ201-54以下9連が廃車回送されました。大月通過時点では、方向幕「回送」、種別幕はオレンジ、運用番号「41」、編成札は無し、電照式種別表示器の取り外しは行われていませでした。4号車のサハ201ー55が抜かれており9連での廃車回送となりました。今日の廃車回送は9連らしいとのことで、9連が確認できるアングルで撮りたかったのですが、大月駅で撮影したため10連だか9連だか分からない画像になってしまいました。最近、相模湖駅で10連を撮ると10号車の足回りにホームが掛かってしまうミスを連発しているため、相模湖で撮ったほうが良かったかもしれませんが、後続の試運転列車のこともあり大月へ向かいました。当然ですが冷房装置のキセが9個しか無いのと、サハ201が抜けた分、後のモハ2ユニットがくっついたためパンタの間隔が1両分狭くなっています。