ランニング徒然

ランニングやモータースポーツなどの話題を徒然なるままに綴ります!

STYってどれくらい大変なのか?

2015-03-25 23:09:00 | トレイルランニング

​今年のUTMF/STYのエントリーが1日から始まっており、エントリーしたという方のブログなどがアップされています。


来年か再来年には走りたいと考えているので、興味を持ってエントリーされた方のブログ等をチェックしています。

見ているうちに、果たしてSTYではどれくらいの時間で走ることになるのだろうという疑問が?

約90km/累積標高差5000m弱を制限時間20時間(昨年より4時間短くなった)で走るという今のところは想像できない距離と時間です。

目安時間がわからないので、いろいろと調べてみました。

ブログを綴っている方はほとんどがウルトラ経験者でかなりの走力を持っておられ、ウルトラなら10時間以内でゴールされる人が多数です。

フルでようやく4時間を切った自分の場合はどうなのか?

そこで、昨年のSTY完走者の中から無作為にランナーを抽出し、氏名と都道府県で各種大会の記録を検索し、トレランとフルのタイムの相関を調べてみました。

確認した一部を挙げると

 仮名Jさんの場合 フル 2時間50分/STY 13時間
 仮名Oさんの場合  フル 3時間 5分/STY 14時間
 仮名Kさんの場合 フル 3時間20分/STY 15時間
 仮名Uさんの場合 フル 3時間40分/STY 16時間
 仮名Yさんの場合 フル 3時間46分/STY 17時間

これによるとフルのタイムに対して4.36~4.59倍と平均4.5倍ほどであることがわかりました。

完走タイムが18時間を超えると、フル5時間クラスの人がいる一方で、フルを3時間前半で走る人が何らかのトラブルで遅くなったとみられる例があったりします。

自分のパフォーマンスから推定されるゴール予想は?

 3時間50分×4.5=17時間15分

で、17~18時間が想定目標になるようです。
途中のエイドでの休憩時間を引いても16時間超は動き続けることになりそうです。

どうやったら完走できるという自信を持てるのか模索する時間が続きそうです


インソール

2015-03-24 20:20:00 | トレイルランニング

​故障が多い自分にとって、「体を守る」、「機能性」を両立できる装備は大切です。

その代表格はインソールです。

スキーブーツにはシダス社の熱成型インソールを愛用してきました。

スキーブーツを数年前にチェンジした時、標準インソールのまま滑ってみたら「こんなにヘタだった?」と首をかしげざるをえないほど荷重ポイントが安定しなかったのですが、シダスへチェンジしたら、驚くほど安定し、インソールの大切さをあらためて実感しました。

足底筋膜炎、疲労骨折などフルを走る度に足を痛めた自分にとってマラソンでもインソールは大切なアイテムとなりました。

スポーツドクターとしてモンテディオ山形のJ1昇格を支えたO医師の診断に基づいてオーダー成型インソールを製作し、レース用として愛用してきました。

練習用としては、ソフソール社の熱成型インソール(オーブンで熱し、自分の足に合わせて成型する)を使ってきました。

2013年のもてぎサーキット(ハーフ)では成型インソールを忘れていったため、仕方なく標準インソールで走ったら水捌けのため常に左右どちらかに傾いているサーキット路面からダメージを受けまともに走れずにあらためてインソールの大切さを実感しました。

ですが、レース用のオーダー品は年月が経ちスポンジゴム部分がヘタってきて、2014仙台国際ハーフでは当たりが強くなった箇所に肉刺ができる原因になりました。
また、トレイルランニングでは上りで脚力を使うことから厚みのある熱可塑性樹脂を使っていて重い成型インソールは適しませんし、製作してくれた義肢等を造る技術者の方からは熱可塑性樹脂、スポンジ、人工皮革を接着剤で貼り合わせているため、基本は「水濡れ厳禁」と注意を受けていたので、雨や渡河で濡れることが必須のトレイルランニングには使えません。
 
そこでいろいろと調べた結果、

トレイルランニング界の第一人者といってよい石川弘樹さんも使っているスーパーフィートを買ってみることに

どうせならと最新かつ最軽量の「カーボン」を購入

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年明けの3時間耐久で試し、姫路城でレースデビューを飾ったわけですが、軽く反発も得られていい感じで、サブフォー達成の原動力となりました。

スキーでもランでもインソールは大事というお話でした


花粉が~

2015-03-23 22:24:00 | トレイルランニング

​私の住む東北でも雪解けが進み、低山や公園内の遊歩道などを走ることができるようになり、昨日は今年初めて山を走ってきました。

が、一つまずいことが

それは花粉です。

朝日が雪面や湖面に反射する美しさに感動し、高原をもっと走ろうかと思ったものの、鼻と目のセンサーが花粉の存在に反応、すぐに帰らないと大変なことになると教えます。

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来た道を折り返し、速攻で帰ることにしますが、ただ帰るのはもったいないので、下りでのフォーム改造にチャレンジ


自分は下りを苦手にしており、急坂のあるレースでは上りで抜いても、下りで抜かれるという感じです。


トレイルでは下りが速い人が本当に速い言われていますし、次のレースである仙台国際ハーフは昨年からコースが変更され、終盤に跨線橋を往復することになり下りの重要性が増しました。

つまりタイムを稼ぐには下りのパフォーマンスアップが必須ということ

そのためフォーム改造にチャレンジすることに

昨日のコースは平均7.5%ほどの坂道なので、下りを練習するにはいい条件です。
言葉で説明するのは難しいですが、これまでは骨盤を固定することで素早い脚の振り出しにつながるという意識を持っていましたが、昨日はひねりを加えてストライドを伸ばしつつ、上体を前傾させ重心の直下で着地させるという一見矛盾した動きにチャレンジ

骨盤のひねり具合などを変えながら走ってみます。

まあ、いい感触はあるものの「これだ」という感覚はつかむまでには至らず

もう少し時間がかかるようです。



お試し走

2015-03-22 08:31:00 | トレイルランニング

​来年以降の目標としているUTMF(STY)では気温0度前後で走ることもあります。


私の住む東北地方では最低気温0度前後の早朝・夜間というUTMFを想定した練習や装備類のテストを行うには今が最適な時期です。
木陰や北斜面には雪が残り、標高を除けば4月末の富士山周辺と同じ環境を擬似体験できます。

※訂正:

今年(2015年)から低体温症のリスクを回避するため9月末開催に変更されたそうです。

なので、どうせ練習するなら同じようにザックを背負い走ろうということで、装備確認を含め、手持ちのザック(マーティンウング10)に必携装備(ハイドレーション、ライト、雨具、ファーストエイドキットなど)をパッキングしてみました。

ハイドレーションにはスタートと各エイドを出る際に必須とされる1L超の水を入れ、防寒着と食料を除いて重さを計ってみると3kgちょっとです。

当日の天候で選択する防寒着はダウンかフリースなら200g弱が加わります。

これに食糧としてジェル等は1.2㎏ほど、スタート時点で約半分をソフトフラスクにやや薄めて持参するため実質1.5㎏が加わり、総重量は5㎏ほどに

せっかくパッキングしたので、今朝はこれを背負って近くの山へ登ってきました。

花粉が飛び始める前に走りたいので早朝5時過ぎに起床し、6時前からスタート

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一部トレイルを含めて最大標高差460m、1時間50分、1000kcalのいい練習になりました。


知らない世界

2015-03-20 20:59:00 | トレイルランニング

今朝は雨上がりで苦手な花粉も飛んでいないので久しぶりに朝ランを実施

今日は慣らし運転という位置づけなので、歩いて体が温まってから走り始めて7kmを48分で終了

やっぱり朝ランすると一日中 体が軽い


さて、昨年からトレイルランニングを始め、それまで「知らない世界」であった諸々のことを知ることとなりました。

ウルトラトレイルマウントフジ(UTMF)の存在

参加資格として距離40K以上/累積標高差4000m超の大会を複数完走してポイントを獲得しなければいけないこと

などなど

そしてレースに臨むまでに準備しなければいけない装備の数々

私のような故障持ちの50代ヘタレランナーの場合、装備の重さや機能が大きく成績を左右することから、「知らないトレイルランニング装備の世界」について
ネットから学んでいます。

例えば「シンプルハイドレーション」という給水ボトルの存在も知りませんでした。
これはパンツのウェスト部やウェストバッグベルトに挟んだりして走れるボトルで「ミニマリスト」向けの装備です。

昨年参加した蔵王スカイトレイル(私は短いほうの部に出場)の上位陣はザックを背負わずシンプルハイドレレーションかソフトフラスクのみで走っていました。

エイドのあるレースで速い人は軽さを追求し、事実上の手ぶらで挑んでいることも「知らない世界」でした。

軽さという点で驚いたのは先日アートスポーツで実物を見た

サロモンのS-LABシリーズの新型ベスト型ザック

SALOMON S-LAB SENSE ULTRA SET

が衝撃度MAXです。

3Lの収容量で110gという驚愕の軽さ

Tシャツ2枚分の重さで、まさに“着るザック”です。

伸縮性のある生地で作られていて、収容物の形状に合わせて変化するので、かなり収容力があるとのこと
ヘッドライトなどゴツゴツした形状のものは体への当たりが強くて苦手とのことですが、ジャケットやソフトフラスクは問題ありません。

速い人なら40K超クラスでもいけちゃうようです。

さすがに耐久性はどうかなと思いますが、重力に逆らい上るときは軽さが絶対的なアドバンテージですし、下りでは慣性力を抑えることで俊敏さにつながる軽さは絶対的アドバンテージです。

いつかはこういうミニマリスト向け装備でレースに臨める走力を得たいものです。​