この鉋は 富岡骨董市で入手した2丁目になる。 これは四方反り台鉋では有るが、多分小鉋を改造した物と思われる。 木端返しの部分の作りからそう判断している。 刃幅36ミリ 全長76ミリ程度有る。 それに比較的薄い刃の様だ。 銘は有る様だが 角箱の中は何と書いて有るか判読できない。 残念? 台はかなり乾燥して ひび割れが見える。 取敢えず割れに瞬間接着剤を流し込んで 締め付けて有る。 刃はかなり錆びていたが 削り落として まあ見られる程度まで手入れして有る。 これから台と刃の緩みを修理して刃を研ぎ直して 使って見たいと思う。 多分椅子の座面の凹みを掘り込むのみ 良さそうな鉋だ。 上手く使えたらまた報告したい。
鉋は もう十分有るから 買うのは止めようと思って居るが、今日も少し雲は有るが 秋晴れの良い天気なのでいそいそと富岡八幡骨董市に出かけた。 境内は何時もの感じだが 今日は骨董屋以外の 東北の名産品を売る店も出展していた。 何時もの業者からこの鉋を購入した。 他の2点と併せて千円と言う所だ。 やはりこの値段では状態は余り良くない。 刃は 啓北と言う銘で初めて見る物だ。 日本錬 啓北 山熊特選と表示して有る。 地紋は矢羽模様になっている。 残念な事に裏刃が無い。 このサイズはなかなか見付からないので 何か別の裏金を切って付けるしか無いだろう。 刃幅」57ミリ 全長90ミリ程度で それ程使い込んだ様でも無い。 台は頭部が割れが有り余り良い状態では無い。 台には2-1 三ツ谷 集と彫り込みが有る。 多分この鉋の持主の名前だと思う。 大工ならこんな所に名前は彫らないだろうし、 必要なら焼印でも押すだろう。 そうすると学校の工作の授業で使う為に購入した物だろうか。 取敢えず割れを繕って何とか 使える状態にして 一度使って切れ味を確かめて見たい。 良く切れる物なら 新たに台を打ち直しても良いと思って居る。 写真の状態は台の汚れを落として、刃の錆を取り軽く研いだ状態にある。 何処で作られた物か調べているが、今の所手掛かりは無い。 台の焼け具合を見ると 作られて相当年数経過していると思う。 昭和に時代の物だろうと推定している。 使える状態になったらまた報告したい。