大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

黒名倉

2009-11-15 22:58:27 | Weblog
これは黒名倉です。 もう20年ぐらい前に 立川に有った道具屋で買いました。多分2千円程度だったと思います。 本当はダイダイ色の縞があるものが欲しかったが、小さな石なのにとても高くて手が出せなかった。 今考えると当時の方が小使いに余裕が有ったから 本当は買えたはずだ。 その当時は良さが判らなかった。 今考えるとかっておくべきだった。 
この黒名倉を買ってしばらくしたら、石がばらばらになったので 急いで凧糸で縛り、塗料で廻りを固めた。 今は余り使って無い。 名倉をかける天然仕上げ砥石の良い物が無いからだ。 確かに掛けると効果は有るようだ。
何か製作している時は、気がせくのか ゆっくり刃を研いでいられない。 刃物が切れないから 今一詰めの甘いものが出来るのかも知れない。 夜落ち着いてゆっくり この名倉をかけて心ゆくまで 刃の研ぎをやってみたいと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幼児用一人机

2009-11-13 20:31:34 | Weblog
今回も道具では無いが 道具を使った作品と言う事で勘弁願いたい。 まだ未完成ですが 机を製作中。 高さ26センチ 幅60センチ奥行き40センチと小型の机です。 保育園から依頼で製作しているが、こう言う小さい机は既製品には無いそうだ。 多分小さな子供を座らせて食事やおやつを食べる時に使う物と思う。大きなテーブルに複数人で座ると気が散って 落ち着いて食べられないと言う事だろうか。 一応足と天板が出来て これから塗装して 最終組立になるところ。 足は 小根付きホゾとして、 補強も入れて有る。 保育園は扱いが乱暴なので これ位しないと駄目だろう。 出したり片付けたり頻繁に行う。 天板は集製材で考えていたが、集製材は柔らかくて傷が付き易いので やめて タモ板を使う事にした。 これが木目のもめた板で、 自働鉋盤に掛けたら、酷い逆目が出来てしまった。 後から手鉋で修正したが、完全には取り切れなかった。 残念今回は鉋の調整も万全で自分で逆目を 作らなかったのは良かったが、10枚の天板で一枚は失敗作だ。 仕上がり25ミリ天板なので、 汚れたらもう一度削れば新品同様になるはずだ。 完成したらもう一度紹介したいと思う。 これを作り終わったら しばらく製作はお休みの予定。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人造仕上砥石2

2009-11-12 22:30:47 | Weblog
これももらい物です。 やはり砥石単体でもらい後から自分で台を付けました。  台といっても四角い板に砥石をエポキシ接着剤で貼りつけただけの物です。 
研いだ感じは キングのS-1ではないかと思います。 鋼を良く下ろしますが、余り滑らかな研ぎ心地では有りません。 むしろゴリゴリする感触で どうも今一良く有りません。時々使いますが 今は事情が有り 家に置いて お休み中です。 今後これらの砥石を駆使して 家にある鉋を研ぎ直して鉋の切れ味テストでもしようかと考えてます。 しかしこんな砥石でも何時の間にか 色々集まって来る物です。 やはり棚でも作って整理しないと ごろごろして困る位です。 砥石だけは 写真にしても良さが判らないでしょうね。 研いだ感触が 個人の好み合うか合わないか、それに良く鋼を下ろせばそれで充分なのです。 研ぎの上手くない私は 人造砥石の方が 合う様に思います。 気軽に使えます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人造仕上砥石

2009-11-12 22:20:11 | Weblog
これは 先日まで使っていた砥石です。 良く研げてとても使い易いです。 少し柔らかい砥石だと思います。 これももらい物で、私が台を作りましたがが 何処のメーカの製品か判りません。 色々事情が有って今は 家でお休みしてます。
 ずっとこの砥石を使っていたので、柔らかい砥石が好きになり 困ってます。この砥石で研いで更に仕上げ砥石で刃を付けた方が良さそうです。 これだけでは刃先が完全な鏡面にはなりません。 急ぐ時はこれで研いで 更に仕上げ削りする時は キングのS-1かG-1で研ぎます。天然仕上げ砥も持ってますが、余り良い物では無いので、今は使ってません。 仕上げ砥石の良いのが欲しい所ですが高いのでちょっと手が出ません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コイル

2009-11-12 22:09:24 | Weblog
これは 先日下駄箱の下から出て来た部品です。 スピーカの中に有るネットワークを構成する部品です。銅線をフェライトコアに巻いた物です。 インダクターと呼べば良いのでしょうか。 以前関係していた リサイクルショップの廃棄品からもらって来ました。 大小併せて10個位有りました。 L分の数値が書いてないので 測定してみないと判りません。 さてこれはどうした物か。 スピーカを自作する予定は無いし、 第一スピーカ作っても 置く所が無いです。 誰かその道のマニアで欲しい人にやっても良いが、 廻りにはそう言う人は居ない見たいです。 燃えないゴミにするのもどうかと 思案中。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

狐の石像

2009-11-11 11:36:26 | Weblog
今日は雨だ。 休みの日で良かった。 秋も深まるが寒いし雨では外に出たくない。今回も道具以外の紹介です。 先日高尾山に行った写真を整理していたが、狐の写真が有ったので紹介してみよう。 高尾山ケーブルカー乗り場の手前で一番左の尾根コースをたどり、急な坂を登ってしばらく行くと、少し視界が開けた休息所に 御社と鳥居とこの狐左右一対が有った。 左は顔が欠けているので右の狐を写真に撮った。 歯をむき出し目を吊り上げて威嚇しているのか。 なかなか姿の良い立派な物に見えた。 登山者は多いが こんな物に興味を示す人は少ない様だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

C型クランプ

2009-11-08 22:16:04 | Weblog
これも一応 道具の内に入ると思う。 これももらい物だ。 このクランプは板材をはぎ合わせる時、その両端をクランプして はぎのズレ(目違い)を無くす為に使った。両端をクランプすると 中ほどで 少しでも板に反りが有ると、目違いが発生するものだ。 その時は当て木を置き 上から玄翁で叩く。 すると接着剤のぬめりで上手く目が合うので 素早く端金で締め付ける。 癖の悪いブナ板のはぎを、この方法で幅広の板材にした。
この方法は 接着材が乾かない段階で素早く行う必要がある。 材が接着剤を吸い込んでしまうと どうにも成らない。 時間との戦いだ。 だがブナは乾燥が良くないのか、木の性質なのか、とんでも無く癖の悪い材が在り、 ずいぶん苦労した。 このクランプは その思い出の品物なので使う予定は余り無いが もらって置いた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昇降盤の鋸刃

2009-11-08 21:58:41 | Weblog
これも一応道具に入るか。 これは以前関係していた工房から解散する時にもらって来た昇降盤用の鋸刃だ。 305×2.2の縦引用の刃で五条製だ。 これには色々思い出がある。 これを使ってブナ材を50ミリ幅に割いていた。 材の性質で鋸刃を挟みつける場合がある。 その場合有る程度無理しても押し切ってしまった方が安全な気がする。 ぐずぐずすると摩擦熱で刃が高温になり、木が焼けてくる。 その内に、熱で刃がよじれて大変危険な状態になる事がある。押す事は出来ても引く事は出来ない。 フットSWの無い機械では電源を切ることも出来ず、立ち往生する。 そんな場合 どうにもならない場合は 素早く飛び下がり逃げるしか無い。 まあこれが適切な対応かどうかは知らないが、機械は壊れても人が怪我するよりはましだろう。 横切りなら大きな問題は無いので、良いが 縦切りは注意すべきだ。 シリコンスプレーを使い滑りを良くする場合も有るが、塗装に影響する場合も有るから、余り多くは使わない。
今は 鋸刃は有るが機械本体が無いので遊んでいる状態だ。 さすがに昇降盤は我家には持ち込めないだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新木場で材木の調達

2009-11-07 23:06:28 | Weblog
先日新木場(江東区新木場3丁目4番地12号)に有る林材木店に材木を買いに行った。 此処は家具にする材が多く置いてあるお店だ。 個人でも一応売ってくれるし、在庫も見せてくれる。 材料置場の裏手には運河が有ったが 材木は浮んでいない。 今は現地で製材して来るそうだ。 今回はブナとタモ(何れも中国からくるらしい)を買った。 保育園向けの一人用の机を作る目的だ。 ブナは足と幕板にタモは天板にする予定。 お店の人は端材が有りますが要りますかと言うから 有り難くもらって来た。 左側は楢板 その隣真中はカリンで右端はマホガニーだろう。上に横になる二本はウエンジュ(タガヤサン)と言っていた。 それ以外にもポプラや黒檀に似た材ももらった。 こんなにもらって良いのかと聞くとこれは廃材でいずれ焼却処分だというから驚いた。 ちょっとした小物ならこれで充分作れる。 やはりホームセンターで買うよりは安く買える様に思う。 ただの冷やかしは困るが 買う気が有れば行って見るのも良いと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゆずの収穫

2009-11-04 16:59:16 | Weblog
もう15年位前になると思う。 府中大国魂神社の植木市でこのゆずの木を買った。背丈は60センチ程度だったろう。 我家の庭は狭いので 庭と共有地の境界の外に ゆずの木を植えた。 近くには梅ノ木が有った。 この梅は花梅だが 良く茂り小さな実を付けた。 ゆずは梅の日陰で日当たりの悪い環境ながら ぐんぐん成長した。 3年で1メータを越えて大きくなったので、実が成る事を楽しみにしていた。 しかし実は付かない。 ただどんどん大きくなった。 10年経つともう梅ノ木と同じ高さにまで成長した。 梅とゆずはお互いに反発し合って枝を交差させる事は無い。 日当たりが必要なのだろうと思い 東に伸びる梅の枝を切った。 ゆずは更に大きくなった。 そして今年やっと実を付けた。 他所で実を沢山付けるゆずの木は、大半が庭に単独で植えられて日をたっぷり浴びる物が多い。 実の成る植物に一番必要なのは 日光だと思う。 黄色く色付いたゆずの実が日に照り映えて 風にそよぐと 秋の深さを感ずる。 日光は万物の源ではないか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする