さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

室蘭二日目の夜は意外な展開に

2019年04月11日 | 北海道シリーズ



英国館のママさんに、昨夜勧められた居酒屋の感想を聞かれ、とても良かったというと、
今度はとてもいい寿司屋があるから是非そちらに行けと言われた。そりゃいい情報だと
思い、乗るバスと降りるバス停まで教えてもらい、行ってみることにした。地元情報は
とても大事。そこは寂れかかった室蘭よりは賑やかな東室蘭だ。



それが~~なんと~~、回転寿司!北海道まで来てぐるぐる寿司!おれわ味わいのある
むしろ寂れたところが好きなんだが。。。それでもせっかくなんだから、試してみま
しょうか。

店舗が巨大。そして入り口には順番待ちの若者や子連れがワンサカ。最初にボタンを
押して番号札が出てくる。前に何人も待ってるぞw だいぶ待ちそうであったが、
こちら独り者ですから、4人だの6人だのというグループをすっ飛ばして、カウンターの
はじっこにひとり空いているところにわりとすぐ座れたのでした^^;



北海道の酒、男山から。お銚子が皿に乗ってくる。酒を飲むたびに皿が積みあがるのか。
店は満員御礼でとても賑やか。うしろで子供が走り回る。小さな子供は大好きなので、
それもいい。それでいいってところならね^^;

働いているのはみんな20歳前後か。それより年上の人はいない。学校のサークルというか
文化祭の食べ物ごっこみたいな雰囲気だ。しかしみなさん一生懸命、あちこちで元気に
声を掛け合いながらよくやっていましたよ。



少年という感じの子が寿司を作ってもってくる。甘エビがパタンと落ちたが、あちらさん
全然気にしない。なかなかほほえましい。「寿司屋」と「回転寿司」は違うものです。



店内大混乱なので、注文は言葉では受け付けず、すべてこのように紙に書かなければ
いけません。私はわさびが大好きで、「増量を希望する場合は超辛と書いてください」と
あるので、これまた好きなかっぱ巻きにそう書きました。しかし、「かっぱ巻きは
超辛に出来ないんですけどぉ~」と言われてしまいました。ドボジデ?陸前高田の寿司屋
では、「なみだ巻き( ;∀;)」っつ~のがあったのになあ。

回転寿司は、普通の寿司屋にはありえないファミレス・メニューがあるもの。「ベルギー
ポテト」なるものがあるので、それを試しに。「ベルジャン・ポテイトー」と書こうと
思ったけれど、確認されるのも面倒なのでやめておきました。



「うずらたらこ」なんてものも頼んでみました。ううむ。



ケチャップなんてついてて、どこが「ベルギー」なんだろうか。



普通の寿司屋に比べて、回転寿司の客の滞在時間はとても短いらしい。そうだろうなあ。
東室蘭の街をしばらく歩いて、今度は電車に乗って室蘭に帰ろうと思う。繁華街は
違うエリアにあるらしく、駅までの通りは少し寂しかった。



駅のポスター、自撮り棒を控えるようにいっています。これやるのは特定の国の
外国人旅行客だけですよねえ。北海道にはとても多いから。駅でもよくこれを使って
いるのを見かけました。



こっちにもある。暴力もやたらに書いてありますが、マナーというよりは犯罪でしょう。



というわけで、2軒目も英国館のママに紹介された室蘭のスナック。ちょうど店の
前に来たところで、出てゆく客を見送るママさんが出て来たので、「英国館のママさんに
勧められて来ました」とご挨拶。

「ちょっと若い人だけど」と言われてましたが、お孫さんがいる人です。たしかに俺好み
(俺が好む相手じゃなくて、俺が好まれる傾向がある、ね)の80overレジェンド系を
基準にすると、まだまだ若い、ですが。



なんとほぼ満席、カウンターにもソファー席にも一杯でした。

左に見えているのは初老のご夫婦。夫婦でスナック、来るんだなあ~。
はじっこに座った俺の隣は、初老の女性がひとりで来ていました。俺が東京者だと
知ると、年に何度か歌舞伎を見に銀座に行くと言っていました。誰かが歌うカラオケの
選曲が、「蟹工船」、「或る女」と続くと、「小説が続くわね」とつぶやいた。
どうやらだいぶ教養のある女性の様子。この世代は専業主婦のことが多い。そのなか
には、とても文化的な人生を送っている人がたまにいるのです。そういう人の旦那さん
に限って、仕事人間で教養がなく、やたらに子供じみていて威張っていたりするんだな。

そのもうひとつ向こうには、とっても小さいおばーさんが座っていました。これが大の
カラオケ好き。財布の中に、何ページにもぎっしり書かれた歌う曲のリストが入って
いる。それをパラパラとめくって「次は〇×!」と歌い出すのです。一回ごとに財布は
しまい、またすぐに出して選曲をし、そしてまたしまう。ずっと出しておけばいいのにー。

ここは地元のサークル、という感じでした。