日向市の朝を迎えました。昨日は1日かけての移動になりましたが、奇跡的に
車に乗せてくれた人のおかげでこちらにやってくることができました。今朝は
すっかり雨も止んだぞ。
見事に赤のところじゃねーかーw やはり電車は止まったまま。あの滝のような
信じられない雨量。ノアの箱舟がいるんじゃねーかと思うほどでした。
街中が洪水になっていたのねwww そういえばスマホのアラームが何度鳴った
ことか。
酒なんて飲んでる場合じゃなかったが、ホテルを出たらいろいろあるじゃないか。
あ~、なんかもったいなかったな。ここは1泊なので、今日は次の街に向かって
しまうのです。
肝臓をそそる看板がずらり。。。
ま~コロナ禍を経て、閉店したところも多いのですけれどね。。
昨夜とは違う様相の日向市駅に戻ってきました。この横に観光施設があり、ここで
電動アシスト自転車を借りました♪
街中を一気に走り抜け、港へやってきました。早い早い。いつもてくてく歩いて
いるからね^^; この右手奥のほうが半島になっており、その岬まで行くのです。
おお^^;
雨上がりの道を颯爽と走る。昨日の移動の苦労も風で吹き飛んで行くよう。
そういえば大雨だの台風だのって、海の中の魚たちにしてみれば何も関係なく
水中はいつでも同じだろ、って思ったりもしたことがあるけれど、そりゃあ~
違いますねえ。あれだけの大雨が川を氾濫させ、濁流が大量に海に流れ込めば、
虫だのなんだのお御馳走が海に流れ込んで普段から腹を空かせて河口付近に待ち
構えている魚たちは狂喜乱舞の大騒ぎ。食べ放題の大宴会となっているのでは?
ただし近年は人間の出すゴミやらプラスチックなんぞが増えているでしょうけれど。
車も来ないのでスピードを出して走り抜ける爽快感はたまらない(^益^)b
「黒田の家臣」という観光スポットがあるので寄ってみました。この小島は陸繋砂州
(りくけいさす)といって、潮が引いた際に陸と繋がって歩いて渡ることができる
島だか陸続きだか判別できないやつです。
さて名前の由来ですが、京都の寺田屋事件で捕らえられた薩摩藩士が、のちに処刑
されてここで葬られた、というお墓があるところなのです。しかしまあ、殺人を
指示されて拒否などできない兵士にはどれくらい罪があるのだろう?少なくとも
指示役は実行犯よりも罪が重いと思います。いじめなんかもそうだよねえ。
このときは潮が満ちていて渡ることができませんでしたが、そもそも昨夜の大雨で
アプローチさえもできませんでした(^益^)w
この日は臼杵から日向まで長い道のりを南下する予定だったが、10時台の列車は
土砂崩れのために運休。その次の12時台の列車も運休が決まり、その次は出るかも
わからない15時台。臼杵から少し先の佐伯までは行くというので、とりあえず
少しでも先に進もうと思ってやってきました。ここからは動いていないw
とにかく待合室で待つしかない。列車を待つ人たちがだんだん増えて、待合室は
一杯になりました。でっかい声で長電話をするやつもいる。バスはないので、
しかたなく本を読んで待つ。どうしようもないとはこのこと。
限られた数の椅子は埋まった。立って待つ人もいる。わが目の前の椅子にも若い女性が
座ったが、お見合いみたいになるのは恥ずかしいらしく、ちと斜め横を向いている^^;
15時が近づくと、駅員が「15時台のも出ません~。その次は17時台です~」という。
復旧の見込みもわからないというから、だんだん絶望的な気分になってきた。
すると前に座っていた女性がいつの間にかどこかへ行っていたのか、戻ってきて俺に
「両親が車で来てくれたので、延岡まで一緒に行きませんか?」と言ってきた。
「え、私は延岡の先まで行くのですが・・・」と言うと、「延岡まで行けば、
その先は動いているでしょ♪」と言いつつサアサアと手招きするので、一緒に外に
出た。
駅の駐車場には、御両親が待っていて、その女性と一緒に車に乗り込んだ。突然
見知らぬ風来坊を。。。(;´・ω・)
御両親にご挨拶をして、怪しい奴ではないという雰囲気を出すべく持ち前の爽やかな
話しぶりで沈黙を避ける。それが裏目に出たかどうかはいまとなってはわからない。
お父さん(と呼ぶしかないが、もちろん車内でそう呼んだら不穏な空気になったろう)
はなかなか車を飛ばすので少しコワイ。地方スタンダードなの?このスピードw
途中で前が見えなくなるほどに雨がどしゃ降りになる。横に見えた川は茶色い水が
ものすごい濁流となって氾濫している。4人のスマホが突然一斉に警報を鳴らし、
女の人の声で「老人はすぐに避難せよ!」と喚く。地域ごとに鳴らしているらしく、
車が進むうちに何度も鳴り響いてその度に全員がその大音量警報音を止める。
一緒に後ろに座った横の女性は俺に気を使ってくれてか、俺がどこから来たのかとか
旅の様子などを聞き、俺のほうは宮崎の食べ物などを質問し、断続的に楽しく語らい
ながら車中を過したのでした(^益^)w
長い道のりを送ってもらい、延岡に到着しました。何かお礼に渡せるものはないし、
お金などは無粋で受け取らないでしょう。厚くお礼を言ってお別れしたのでした。
こんな親切を受けることもあるのですねェ。俺も残りの人生で、誰かに何か人助けが
できることがあれば、と考えるのでした。
今日は一日中雨ですが、強く降ったりする時間が長いので、降水量はすごいだろう。
ここから先は列車は動いているはずなのに、ダイヤが乱れていていつ出るかはわから
ない。とりあえず1時間後の表示は出ていてそれを待つしかない。動くことは動く
らしいのでひとまず安心。
座っていたら、雨が強くなってきて駅の屋根を激しく打つ。それがだんだん激しく
なって、まるで滝の下にいるようだよ!いままで夕立とか台風とかで大雨はあった
けれど、これはもう今まで経験したことないような、空からの大洪水状態です。
これじゃあ土砂崩れは起るし川は氾濫するって。外でシャンプーしたら、泡立つ
前に全部洗い流されてしまうでしょう。駅の構内も雨漏りしています。
横に来たお嬢さんが、「これをいま買ったので、ひとつ食べて下さい♪」と渡して
くれました。今日はやけに若い女性に親切にされる日だな。。。
列車は出発時間になってから1時間余りも出ず、出たら出たですごい徐行運転。
2時間余りで着くはずだったのに、朝出て夜だよ。そして半分以上乗らなかったん
だから、特急料金ぐらいは返してほしいもんだ。
しかしまあ不幸中の大きな幸い。親切な人のご厚意で、奇跡的に目的地の日向に
やってくることができたのでした。
もう酒場に繰り出す状況ではないので、ホテルへ向かう途中にあったとんかつ屋に。
大変な一日でした。しかしなんとか目的地に到着。ひとりビールで乾杯!
思わず休肝日。ちなみに列車は翌日も動いていませんでした。代行バスはない。
何万円も払ってタクシー乗るしかなかったのか?
どしゃ降りの中をホテルへ歩く。傘をさしていてもバッグの中まで雨が滲み込んでいた。
部屋に入ると広くてきれいで立派。今回2週間の旅で一番豪勢な高い部屋だった。
夜に着いて明日の朝にはもう出てしまう。なんか損した気分だなーw
この日は臼杵から日向に向かいます。一番移動が長い日。心ならずも有料特急に
乗らねばならぬ。だって各駅停車がないんだもん!
少し雨が降っているが、ちょっと遠回りしてまだ歩いていない道を行こう。
お、坂を登るのかw
城下町って感じですよね。
線路にでたぞ。
駅に着きました~。あれは反対側に向かう上り列車だな。
駅前。街外れにあんな大仏がありますが、アクセスが悪いのでパスしました。
さて切符を買うとき、駅員さんが「延岡方面は線路に土砂崩れで止まっています。
午前中はダメだという話です。次は昼なので、それを待ってください」という。
バスはないので、選択肢はなく待つしかない。昼過ぎに日向に着いて街歩きを
しようと思っていたのだが、しかたないねェ~。
駅前には何もないので、グーグルマップで「喫茶店」を検索し、最寄りの店に
行ってみよう。
駅に近い店は、「営業中」と表示されていたのに物置みたいになっていました。
しかたなく街に向かって歩き、第二候補の「営業中」にやってきた。「コーヒー」の
のぼりが立っているのに、閉まってるよ!
ついに泊まっていたホテルの近くまで来てしまった。「スタートに戻る」ときた
もんだ。ううう、やっている😢 おばーさんのワンオペ。
素晴らしいモーニングセットを頂きました。
2時間ほどのんびりするしかないと思っていたのに、食後に新聞を読んでいたら
狭い店内のすぐ後ろでオバサンふたりがおしゃべり。そのひとりが大声で延々と
自慢話(?)を続けている。「パリに滞在するときはね、ホテルなんかには泊まら
ないでアパートをひとつ買っちゃうのよ。好きなだけゆっくりいられるし、必要
なくなったら売ればいいんだから」「情報はね、お金を出して買うものなの。
きちんとした情報で私は動くことにしてるのよ!」とかナントカ聞くに堪えない
会話が途切れることなく俺の後頭部を襲い続ける。最後には根負けし、ここに
座っているよりは駅の静かな待合室に座っているほうがましだとあきらめた。
ガランとした待合室でずっと待っていると、駅員さんが「12時台の列車も運休です。
次は3時です。動くかはわかりません。すみませんねえ」と詫びてくるが、
駅員さんは悪くないし他の誰も悪くない。自然災害なんでしょ。
Kindleがあるからずっと本を読んでいればいい。あとから来たおじさんが、怒って
駅員さんにかみついていた。こんなときに人にからんでもしかたないでしょうに。
しかしどうなる? タクシーなんかで行ったら何万円かかるかわかりゃしない。
バスはない。復旧の見通しもゼロときたもんだwww
料理屋? すごい建物だがなあ。
寿司、天ぷら、パエリア! ここはちと入る気にならんな^^; 家族連れ用か?
おおお、これは立派な三重塔。
資料館は川を渡ったところにある。昼からぐるぐる街を歩き回ったが、やっぱり
知らない初めての街を歩くのは気持ちが新鮮になるし、それが風情ある城下町
だったからとてもいい時間を過ごせました。人生の終わりに近づいたとき、こう
やって旅をした思い出を満足して振り返るのか、もっともっといろんなところに
行きたかったと悲しい気持ちになるのか?
さて歴史資料館に到着。内部の撮影は禁止。いやただあんまり見るべきものが
なかったような。もちろん私の関心を引くようなものがないということです。
思えば朝早く八幡浜からフェリーでやってきて、半日街を歩きました。そういえば
前半の四国は以前に行ったことのある地だったので、後半の九州になって初めて新鮮な
旅の始まりと言ってもいいかもしれません。
新鮮な気持ちになってェ~~、この中なら「スナック加世子」かあ~?
さきち・号、発進!
ここにしてみた。入ってみると他に客はいない。
港町の割には、あまり魚が充実しているわけではないな。。。 鯵は旨かった。
しかし半身ですよw
馬刺しがあるので、九州に渡ってきたな、と実感する。
地元の焼酎。これも九州に来たな、と思いますねえ。これが飲めないと特に南九州は
受け入れてもらえないような気がします。英国やチェコではビール、スコットランド
ではウィスキー、ロシアではウォッカ、フランスではワイン、中国では白酒・黄酒、
東北では日本酒、みんな大好きで楽しく飲めてよかったよ。これも父ちゃんの
DNAをありがたく受け継いだおかげです。合掌。
あれっ!スナックビルの灯はひとつしかついてない。「加世子」は閉店かあ~w
情報がないので、「ぶす」にしてみる。期待を込めて入店。
むむむ、期待ほどではない。この名が話題になると、全国にいくつかこの名前の
スナックがあるらしく、取材されたことがあるんだって。「その名に偽りなし」と
認定されたところがあるのかしらw