さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

お坊さまと鉄砲

2025年02月26日 | 北海道シリーズ


十字街、我が家のすぐ近くにある櫻井家の「秘伝黒醤油ラーメン」。悪くはなかったが
ちと酸味があって、これならアルトの黒醤油ラーメンのほうが好みかな。


夜は大門にある「ぱんだ」のチキンカレー。ほろほろのもも肉まるごと、これは
これで旨かったが、カレーなら元祖小いけかなあ^^;


さて質の高い映画を厳選して上映する函館シネマアイリスで、ブータンの映画
「お坊さまと鉄砲」を観ました。「ブータン 山の教室」という映画を以前に観て
面白かったので、その監督パオ・チョニン・ドルジの2作目だというので期待
していました。

ブータンは長らく国王の統治による国でしたが、ついに民主化が行われ、選挙が
行われることになりました。そのときの混乱がコミカルに、ドキドキも交えて
描かれます。

その背後には、今や世界中を覆い尽くしている「近代化」が人々に幸せをもたらして
くれるのか、はたまた逆の結果を生むことにもなるのではないかという問題を提示
しています。いい映画でした。観客は私を含めて3人!


函館フードフェスタと世界のこどもフェスティバル

2025年02月24日 | 北海道シリーズ


連休は寒波が来ると予報が出ていましたけれど、函館は連日天気が良くて、日が照る
ので雪が融けています。


路面電車に乗って函館アリーナへやってきました。いまはフードフェスタ開催中。
アリーナの裏に市民会館があり、そこで「世界のこどもフェスティバル」があると
いうので、それを観にやってきました。

連休中ということで街には観光客があふれかえっています。十字街で路面電車に
乗るとき、なんとほぼ満員!普段はここガラガラなのに。そして乗客がいっぱい
乗ってくる函館駅ではホームに長蛇の列。その人たちはついに乗り切れませんでした。


札幌大通りで開催されるフェスタとは比べ物にならない小さな規模ですが、それでも
賑わっていました。


豚丼に大沼のエール♪ 他には海鮮丼、ジビエ、スープカレー、ザンギなど
いろいろご当地物がありました。


デザ~トには和菓子店で「苺と桜のモンブラン」。桜の花びらの塩漬けが素晴らしい
アクセント。(゚д゚)ウマー


不知火デコポン大福。甘酸っぱいデコポンの果汁と大福のアンコのマリアージュが
至福の時を。。。世界最高峰のスウィ~ツですよ!この他にもシャインマスカット
だのなんだのいろいろあって、全種類を順番に食べたくなりました(*´ω`)


さあてどんなだろ? 最初はタイの高校生を招いての民族音楽の演奏。
これが素晴らしく芸達者!さらにあちらの民族衣装での踊りも披露。

日本の子供たちは、主に学童保育のグループが太鼓を叩いたりしました。
保育園の小さいのが出てくるのを期待していましたけれど、年長さんの歌でした^^;

そして舞台だけではなく、真ん中のフロアで輪になって盆踊りみたいに大人も
子供たちもみんなで踊るプログラムも。

この企画は、地元のバンドメンバーが学童クラブなどとコラボして始めたそうです。
みんなでワイワイ楽しいフェスティバルでした(^益^)b

バー杉の子のママさんが、「函館はいろんな企画やイベントがあるのよ~」と言って
おりましたが、私はこのところまちづくりセンターでの地元の小説家のドキュメンタリー
映画上映、ジャズ喫茶でのジャムセッション、今回はこのフェスティバルに参加し、
そして明日はマイナーだが上質な映画ばかりを厳選して上映するシネマアイリスに行く
予定だし、実に充実しています。

大都会東京では味わえない、ローカルで人との距離感が近い楽しさを感じます。
東京に住んでいると、歌舞伎座はあるし世界中から一流の演奏家やオーケストラが
来るし、美術館・博物館は充実しているし、文化を享受するには便利だと思って
いました。

しかし、私が最近楽しんだような企画は東京では逆に難しいのでは。なぜって、
場所代、金がかかるから。ジャズ喫茶なんて、広い自分の店を開放しているから地元の
演奏家が集まって参加できるのでしょう?東京にはたくさん映画館があるけれど、
客層が限られて収益が見込まれない映画なんか上映していたらすぐに赤字になっちゃう
でしょう?

こちらで様々な企画を運営している人たちは、収益を目的としていません。公共施設
での自主上映、喫茶店でのジャズ演奏、こどもフェスティバルの開催、みんなやりたい
からやっているだけで、だからこそ純粋に楽しめるような気がします。俺が住んでいる
都会は、シビアに金がからむせちがらい所なんだなあ。まったりできる喫茶店、安くて
旨い町中華、のんびりできる酒場、そこにはなじみの店員さんとの交流があるのだが、
そういうところが絶滅しつつあるのも関係しているのでしょう。


函館花火

2025年02月22日 | 北海道シリーズ


2月の毎週土曜日には、たった10分間だけですが港で花火が上がります。天気が
よくて、風もないから旧公会堂からよく見えるというので行ってきました。


始まったぞ(^益^)b ここは少し高い所にあるから、たしかによく見える。
向こうに五稜郭タワーがあって、あそこからもよく見えるだろうがもう閉館時間かな?
ちなみに現我が家は函館山ロープウェイに向かう途中にあります。山に向かう道
なので、あまり交通量は少ないのですが、出るときにはやたらにタクシーだのが
上に向かっていました。山の上も混雑しているのかな。展望台からならよく見える
だろう。


コンデジなので、暗い所ではシャッターの反応が遅くて、花火が破裂する瞬間に
押さないと遅れてしまうw
















最後はそれなりに連発があって、でっかいのが上がりました(^益^)w


雪も凶器に

2025年02月20日 | 北海道シリーズ


日本海側は断続的に寒波がやってきて大変なドカ雪のニュース。ここ函館は西の
山に守られてそれほど積雪はない。しかしいまの時期、氷の世界であることには
変わりなく、氷点下の気温で風が吹いたりすれば耳が切られるように痛いぞ。


谷地頭温泉に浸かるのが楽しみ。日中は老人が多く、毎日来る人も多くて同じ時間帯
には同じ人たちと顔を合わせる。湯舟は広いがサウナでは風呂仲間が並んで談笑して
いるのです。

年配の人たちにありがちなんだが、風呂上がりのビールと晩酌が楽しみだという話に
なる。ついつい飲み過ぎて、健康状態に問題が出てくるという話で盛り上がる。
サウナで汗をかいていると、「俺の同僚でさ、酒の飲み過ぎで体から酒の臭いがする。
汗も酒臭いんだよ」と笑って話す人がいる。「焼酎の飲み過ぎで、昼間でもなんでも
鼻が赤いんだよ。顔の真ん中に赤い団子つけたみたいな。はっはっは!」と笑うので、
トナカイを思い出して俺も笑う。俺が笑ったのであっちも笑い、さらに話にはずみが
ついてみんなで笑う。平和だねえ。。。


ここは津軽海峡冬景色。対岸に見えるのは内地の青森だ。

冬も峠を越してきたか、昼間には少し気温が上がって雪が融ける。しかし日が沈むと
氷点下になるので、そうなると融けた雪がまた凍る。そうなると地面はつるっつる!
デコボコしているのにスケートリンクの氷みたいに光を反射してつるっつる!
滑るよ!転んでの骨折も多いらしい。

屋根からの落雪がすごいんだ。たっぷり積もったやつが、日中の日差しで融けてくる。
かき氷を食べていて、終盤になったときのようになる。それが融け落ちればいいんだが、
夜になるとそれが固まる。ザクザクに融けたやつが固まると、レンガみたいに固くなる。
分厚い氷の板みたいになって、それが翌日の日に当たると大変だ。

10cmどころか20cmもあるような分厚いレンガみたいな固さの雪の板が、屋根からすべり
落ちてくる。私は道を歩いていたら1mもないところに、3階の屋根からその雪の
塊が落ちてきて玄関の屋根に当たり、はねて目の前に落下したことがありました。

レンガが10個20個地面に直撃ですぜ。たくさんの石が落ちてきたみたいにすごい音。
絶句して立ち止まったら、中から人が出てきてお詫びを言われました。しかたないよね。

東京に住んでいる私は、「雪」というと「フワフワ」、すぐに「シャーベット」という
概念しかありませんでしたが、こんな「落石爆弾」なんてのもあるんだな!


ジャズ喫茶 想苑

2025年02月18日 | 北海道シリーズ


ここは十字街の交差点。谷地頭方面とどっく方面への路面電車の分岐点なので、
ポイントを変えるための操車塔が立っています。もちろん今は使われていません。
日本最古の設備だそうです。


路面電車の送電網が、まるでクモの巣のよう。日本中あちこちにあるときは
目障りと思ったりしそうですが、路面電車が珍しくなると逆にレトロ感があって
いいねえ^^;


街路樹からピーチクパーチク鳥の声が聞こえてくる。雀のお宿だ。そういえば今私の
住む世田谷区では、ゴミを荒らすカラス、フン害のひどい鳩などが激減し、さらに
雀もほとんど見なくなりました。1年間を通して蚊や蝿なども全然いないよ。
ゴキブリさえもまず見ない。いいような、ちょっと薄気味悪いような。。。


スズメちゃんたちは密集していました。


かわいいもんです(^益^)w


この日は函館公園裏にあるジャズ喫茶「想苑」で、月に1回のJazzを中心とした
Jam Sessionがあるので行ってみました。


座るなり名前と楽器を書き入れる名簿を渡される。飛び入りで参加できるシステム
なのだ。もちろん私は演奏なんぞ出来ません。あとでわかりましたが、地元のプロの
人、アマチュアの人、ボーカルも含めてみんなで会を盛り上げているのでした。

「次はサケバラ!」と司会者の人が言う。「酒と薔薇の日々」なんですな。演奏者の
間で「セカンドでソロ、半分で」「Cで」「最後は普通に」だのなんだの言葉を交わし、
それでうまいことやっちゃう。

集合もバラバラで、「ピアノがいないからいま呼んでる!」とか、とってものんびり
ムードの運営。ちなみにドリンクを1杯飲むだけで、特に料金は取りません。


3時間に及ぶセッション、最後は残った人たちみんなで演奏。ちゃんと全員が
ソロパートを担当します。みなさん芸達者で、音楽が好きで長い長い訓練を積んで、
そしてとっても楽しんでいるんだなあ~と、とってもいい時間を過ごさせて頂きました。