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この前から 落ち着きの無さが一段と目立ってきたツーリングカブ70
調べてみるとフロントホイール周りに少しガタがあります。
これが落ち着きの無さの原因らしいということで
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フロント周りをオーバーホールして
サスペンションのピボット部分に使われている軸受け部品を交換します。
カブはボトムリンク式のサスペンションです
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シリンダーヘッドの下に車用のパンタグラフジャッキを入れフロントを持ち上げます。
フロントホイールを外すと
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ボトムリンク式サスペンションをまとめて取り外す準備は完了
上のM8ボルトと下側のM10ボルトナットを外します。
これで
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サスペンションAssyが抜けました。
サスペンションAssyを外したフロントフォークは

まるで抜け殻のようです。
ショックユニットを外してボルトが入っていたところの蓋を外すと
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Oリングでシールされたブッシュとカラーが現れます。
金属製のカラーは固く入ってますが何とか手で抜けます
でも、樹脂製のブッシュはサスペンションアームに圧入されているので
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ブッシュ外径より少し小さな外径のソケットレンチを使い
↓部分を軽くハンマーで叩いてブッシュを押し出していきます。
ブッシュとカラーを外したサスペンションアーム
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車体に固定されている部分とショックユニットが取り付けてある部分は
ブッシュとカラーの長さが違っています。
外した金属製のカラー
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グリースが切れて樹脂製のブッシュが表面に焼きついています。
樹脂製のブッシュは新品にするので大丈夫ですが
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金属製のカラーは再使用するので表面を#1200の耐水ペーパーを使い
CRC・5-56を塗りながら磨き 可能な限り表面を綺麗にしておきます。
樹脂製ブッシュは実物を見たら材質が判断出来たので
同じ材質で出来た 市販の機械用部品で代用できるものを探しましたが
ブッシュの内径と外径の組み合わせが市販のものと違っていたので
今回手に入れることは無理でした。
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ホンダ純正部品を使います。
新旧のブッシュ
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削れて使えなくなっている原因は内径側なのでこのアングルでは確認できません。
でも、どちらが新しいのかは一目瞭然です。
樹脂製のブッシュを圧入するのは外したときの逆
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ソケットレンチを使い丁寧に叩いて圧入していきます。
ブッシュがアームの中心にくるように入れて
グリースを塗ったカラーを差し込み、さらに外側にグリースを塗り
Oリングでグリースが流れ出ないようにシールする構造になっています。
金属同士の接触のときは「モリブデン・グリース」を使いますが
今回は樹脂製のブッシュと金属製のカラー間の潤滑なので
「モリブデン・グリース」を使う必要はありません。
さらに、ゴム部品には「シリコン・グリース」しか使えないと
間違った考えを信じている人がいますが、Oリングの材質は耐油性のゴムです。
一般的なOリングは「NBR」と言う材質で、鉱物油ベースのグリースなら大丈夫。
今回カブのサスペンションブッシュ用には鉱物油ベースのもの、
市販の「リチウム・グリース」を使いました。
オイルもグリースも、知識が不足している人は
値段が高い方が安いものより絶対に良いと勘違いしていますが
シールしているゴムの材質によっては化学合成油が使えない場合もあります。
グリースも基になる油が化学合成のものは一般的なOリングの材質
「NBR」には使えません。
そんなこんなで 右側のサスペンションAssyのオーバーホールが完了
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同じように左側もオーバーホールします。
オーバーホールが完了したサスペンションAssyを

フロントフォークに戻します。
あとはフロントホイールを取り付けるだけです。
今回の整備が完了して
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軽く近所を試乗してフロントの落ち着きの無さが治っているかどうか確認
結果は・・・
もちろんOKでした。
ツーリングカブ70の走行距離
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こんな数値になりました。
何の意味も無いのですが
カブのメーターでこんな数字は滅多に見ること無いのでね。
調べてみるとフロントホイール周りに少しガタがあります。
これが落ち着きの無さの原因らしいということで
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フロント周りをオーバーホールして
サスペンションのピボット部分に使われている軸受け部品を交換します。
カブはボトムリンク式のサスペンションです

シリンダーヘッドの下に車用のパンタグラフジャッキを入れフロントを持ち上げます。
フロントホイールを外すと
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ボトムリンク式サスペンションをまとめて取り外す準備は完了
上のM8ボルトと下側のM10ボルトナットを外します。
これで
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サスペンションAssyが抜けました。
サスペンションAssyを外したフロントフォークは
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まるで抜け殻のようです。
ショックユニットを外してボルトが入っていたところの蓋を外すと
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Oリングでシールされたブッシュとカラーが現れます。
金属製のカラーは固く入ってますが何とか手で抜けます
でも、樹脂製のブッシュはサスペンションアームに圧入されているので
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ブッシュ外径より少し小さな外径のソケットレンチを使い
↓部分を軽くハンマーで叩いてブッシュを押し出していきます。
ブッシュとカラーを外したサスペンションアーム
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車体に固定されている部分とショックユニットが取り付けてある部分は
ブッシュとカラーの長さが違っています。
外した金属製のカラー
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グリースが切れて樹脂製のブッシュが表面に焼きついています。
樹脂製のブッシュは新品にするので大丈夫ですが
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金属製のカラーは再使用するので表面を#1200の耐水ペーパーを使い
CRC・5-56を塗りながら磨き 可能な限り表面を綺麗にしておきます。
樹脂製ブッシュは実物を見たら材質が判断出来たので
同じ材質で出来た 市販の機械用部品で代用できるものを探しましたが
ブッシュの内径と外径の組み合わせが市販のものと違っていたので
今回手に入れることは無理でした。
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ホンダ純正部品を使います。
新旧のブッシュ
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削れて使えなくなっている原因は内径側なのでこのアングルでは確認できません。
でも、どちらが新しいのかは一目瞭然です。
樹脂製のブッシュを圧入するのは外したときの逆
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ソケットレンチを使い丁寧に叩いて圧入していきます。
ブッシュがアームの中心にくるように入れて
グリースを塗ったカラーを差し込み、さらに外側にグリースを塗り
Oリングでグリースが流れ出ないようにシールする構造になっています。
金属同士の接触のときは「モリブデン・グリース」を使いますが
今回は樹脂製のブッシュと金属製のカラー間の潤滑なので
「モリブデン・グリース」を使う必要はありません。
さらに、ゴム部品には「シリコン・グリース」しか使えないと
間違った考えを信じている人がいますが、Oリングの材質は耐油性のゴムです。
一般的なOリングは「NBR」と言う材質で、鉱物油ベースのグリースなら大丈夫。
今回カブのサスペンションブッシュ用には鉱物油ベースのもの、
市販の「リチウム・グリース」を使いました。
オイルもグリースも、知識が不足している人は
値段が高い方が安いものより絶対に良いと勘違いしていますが
シールしているゴムの材質によっては化学合成油が使えない場合もあります。
グリースも基になる油が化学合成のものは一般的なOリングの材質
「NBR」には使えません。
そんなこんなで 右側のサスペンションAssyのオーバーホールが完了
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同じように左側もオーバーホールします。
オーバーホールが完了したサスペンションAssyを
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フロントフォークに戻します。
あとはフロントホイールを取り付けるだけです。
今回の整備が完了して
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軽く近所を試乗してフロントの落ち着きの無さが治っているかどうか確認
結果は・・・
もちろんOKでした。
ツーリングカブ70の走行距離
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こんな数値になりました。
何の意味も無いのですが
カブのメーターでこんな数字は滅多に見ること無いのでね。