続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

募金活動の奉仕。

2012-05-06 06:56:20 | 日常
 募金をいただきに個別訪問するのは辛い。町内で一括してくれればいいのにと思いながら、ふと気付けば今年で17年・・・。
 何とか気合を入れて家々のチャイムを押している。

 近年では顔なじみになり、嫌な思いもしないけれど、その代わり話が長くなり、一軒の家で一時間の立ち話も、まま。(しびれてしまう)

 それに余裕のある家は問題ないけれど、生活保護の申請をしているなどと小耳に挟んだりしている家の場合、これも辛い。気を利かせて訪問しないのも・・・失礼のような・・。
 伺うと、やはりその旨を話されたので「ごめんなさい・・」と恐縮。けれど、「これから先どうなるのか分かりませんが」と言いながらも協力してくれた。
 去年母親を亡くし一人暮らし、40才そこそこの男性・・・「事故で頚椎をやられて仕事が出来ない状態なので」と釈明。

 何か気を取り直すようにと思い、
「でもあなたの家はあちこちビルが建つほどの係累でしょう」というと、「ええ、お金も借りているんです」とポツリ。
「それにお母さんは、逗子のいいお家の出でしょう」と尋ねると、
「はい、でも戦後の農地解放で田畑を失ってしまったそうです・・・。母のお祖父さんという人は明治の時代に運転免許を取って石川島の社長さんの運転手をしていたという話ですし、その親は中島三郎助をペリーの軍艦まで乗せていった舟の艪を扱いだそうです。証明するような文献も何も残っていないんですけど・・・」と、顔を上気させて話してくれた。

 という様な感じで・・・くたくたの一日。留守の家もあったのでまだ回らなければならないけど、とりあえず一安心。

『風の又三郎』311。

2012-05-06 06:44:42 | 宮沢賢治
耕助もさっきからあんまり困ったために怒っているのもだんだん忘れて来ました、そしてつい又三郎と一しょに笑ひ出してしまったのです、すすろと又三郎もすっかりきげんを直して、

☆恒星の魂は度(悟りの世界)を望む。
 鬼(亡霊)である幽(死者の世界)の太陽は溢れる照(光)であると推しはかる。幽(死者の世界)の太陽は自記である。(自記にすぎない)

『城』813。

2012-05-06 06:23:52 | カフカ覚書
おっしゃるとおり、あなたは、測量師として採用されなすった。ところが、お気の毒ながら、わたしたちは、測量師など必要としていないんです。

 ~でない/keinen→kain(カイン)
 お気の毒/leider・・・不愉快な(事柄、話)
 必要/brauchrn→brechen/折る、切り出す、打ち勝つ。

☆あなたは測量師(土地のないことに気付いた人)としての存在である。その伝説は不愉快な話、カイン(アベルを殺したという)わたしたちはカイン(殺人者)に打ち勝つ測量師(土地のないことに気付いた人)である。