よくお見かけするお婆さん・・・。あちらは知らないと思うけど、次男の同級生KO君の祖母。小学校一年生のときの授業参観には勤めているKO君の母親に代わって彼女が出席していたので、こちらは覚えがある。
その彼女、よく歩く。背が丸くなっているにもかかわらず、リュックを背負い、城址から大矢部の道をせっせと歩いている姿に遭遇する。
聞くところに因ると、毎日娘さんの家に通っているらしい。お孫さんも三十を過ぎている筈だから・・もう手もかからないし、最近は同居かも、と思ったりしていた。
そう思いながら言葉を交わすことなく、ただこちらは彼女の健脚振りと元気に良さに感心するばかり。看護師であり、婦長を勤めたという彼女、髪を丸く結い上げ、化粧を欠かさない。遠目で見ても、それは分かるほど・・・。
その彼女と昨夕は偶然バスの車内で隣り合わせに座ったので、初めて挨拶をし、
「わたしなんかは膝が痛いのなんのって大騒ぎですけど、奥さんはお元気ですね」というと、
「まぁ、わたしも職を辞して二十七年になりますから、年をとり、腰も痛いのです」と彼女。
「毎日、通われているのですか、それとも一緒に暮らして・・・」
「いえ、いえ、通っているんです。今日も大矢部へ行きますが、夜には家に帰ります」と、きっぱり。
昨日だけでも二往復しているという。(どちらにお住まいですか)までは聞かないうちに降車したのでその距離は不明だけれど、少なくともバスに乗る必要のある距離間である、(ざっと計算しても60+27=87)御年八十七歳のパワーには驚いてしまった。
あやかりたいと感じる人である。
その彼女、よく歩く。背が丸くなっているにもかかわらず、リュックを背負い、城址から大矢部の道をせっせと歩いている姿に遭遇する。
聞くところに因ると、毎日娘さんの家に通っているらしい。お孫さんも三十を過ぎている筈だから・・もう手もかからないし、最近は同居かも、と思ったりしていた。
そう思いながら言葉を交わすことなく、ただこちらは彼女の健脚振りと元気に良さに感心するばかり。看護師であり、婦長を勤めたという彼女、髪を丸く結い上げ、化粧を欠かさない。遠目で見ても、それは分かるほど・・・。
その彼女と昨夕は偶然バスの車内で隣り合わせに座ったので、初めて挨拶をし、
「わたしなんかは膝が痛いのなんのって大騒ぎですけど、奥さんはお元気ですね」というと、
「まぁ、わたしも職を辞して二十七年になりますから、年をとり、腰も痛いのです」と彼女。
「毎日、通われているのですか、それとも一緒に暮らして・・・」
「いえ、いえ、通っているんです。今日も大矢部へ行きますが、夜には家に帰ります」と、きっぱり。
昨日だけでも二往復しているという。(どちらにお住まいですか)までは聞かないうちに降車したのでその距離は不明だけれど、少なくともバスに乗る必要のある距離間である、(ざっと計算しても60+27=87)御年八十七歳のパワーには驚いてしまった。
あやかりたいと感じる人である。