続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

ごめんなさい。

2012-05-20 06:32:26 | 日常
 馬堀自然教育園で、植物の講座があった。席に着くと斜め前の人の横顔を見た途端、(毎朝、散歩でわが家の前を通る男の人だわ)と直感し、
「大矢部の方ですよね」と自信ありげに聞いてみた。すると笑いながら肯き、
「ええ、ぐるりでね、IGです。」と名乗った。(ああ、IGさんね、分かったし、知っているわ)

 でも・・・ぐるり? 

 近所の散歩の人という思い込みは打ち消しがたかった。では、近所の人であると同時に「ぐるりの会」でも一緒だったのかと思い直し、
「次回の集合は三浦海岸駅ですよね」というと、それとなく「ええ」と肯いたような気がしたとき講座が始まってので話は断ち切れてしまった。



 家に帰って電話帳で確認すると、な、なんとすでに退会した人であり、住所も近所どころかかなりの遠方・・・。
 どうしてこんなに早とちりで・・・ああ、つくづく沈黙は金。黙っていればよかったのにと後悔しきり。

 本当にお馬鹿なおばさんで、ごめんなさい。

『城』827。

2012-05-20 06:15:49 | カフカ覚書
この訓令は、もちろん、あなたのことではなかったはずです。なにしろ何年もむかしの話ですからね。わたしだって、いまこうして病気で寝ていて、こういうばかばかしい問題をベットのなかであれこれ考える暇がなかったとしたら、思いだしさえしなかったでしょう。

 訓令/Erlass→Erlosen/救済する。
 ベット/Bett→wett/或人とは貸し借りなしである、縁が切れている。
 考えるnachzudenken→nachen zudenken/小舟、(或人に或物を)与えようとする。

☆救済は正規ではなく、あなたを狼狽させた。長年にわたり、それによってわたしにあることを思い出させました。小舟を与えようなどという時代のばかばかしい問題とは縁が切れているのです。